8月の乾いた桐蔭を潤すハーモニー

1学期終業式終了後、玄関付近の校庭にて、音楽部の野外ミニコンサートが行われました。”Estate Concert”と銘打たれた発表会(”estate”はイタリア語で「夏」とのこと)。時間軸がゆるやかな夏休みモードにシフトした8月の夕暮れ時、部活動や自習の合間に駆けつけた生徒たち、教職員をはじめ保護者の皆様にもひととき鑑賞いただきました。
日本の初夏の原風景が瑞々しい水彩画のようにオーバーラップする愛唱歌「夏は来ぬ」のオープニングに始まり、開催されなかったNコン課題曲で来年度に持ち越されたという「彼方のノック」、ア・カペラによる「ありえない偶然」、ポジティブ感全開の星野源「アイデア」を披露。最後はこの日がラストパフォーマンスとなる三年生2人への部からのメッセージを込めた「秋のあじさい」で繊細かつ力強く締めくくられました。
コロナ禍で発表や練習の場が失われ続けたにもかかわらず、枯れることなく育まれた歌声は、乾いた大地を潤すやわらかい雨のように、オーディエンスの心にしっかり届き、静かに染みいったことだと思います。
音楽の皆さん、素敵な発表をありがとうございました。withコロナという困難な状況の中、様々な制約を引き続き受けつつにはなりますが、自分たちらしい部活動を今後も続けていってください。
密を避けるため校庭での開催となった発表会。
しかしその分、夕暮れ時に美しいハーモニーが校内に響き渡っていました。



