みなさま、明けましておめでとうございます。
本年も桐蔭高校硬式野球部へのご声援、よろしくお願いいたします。
唐突ですがクイズです。
次の写真、どのチームの帽子かおわかりでしょうか?
60歳代の方はご存じかもしれません。

正解は、桐蔭高校野球部の帽子です。
桐蔭のチームカラーは臙脂でしょ、と皆さんお思いではないでしょうか。
しかし、1970年代の数年間、大胆なユニフォーム変更が行われた時期がありました。
シャツやズボンを目にしたことはありませんが、紺色を基調としたものになったそうです。
そのときの帽子が上の写真のものです。
「へえー、そういう時代もあったのか」という単純な驚きが第一印象でしたが、帽子を眺めるうちに意外とこのことは重要なのではないかという気がしてきました。
とかく「伝統」と名が付いたものは、その「形式的伝承」にばかり気が向きがちです。
しかし、おそらくより重要なのはその「精神内容の伝承」であろうと思います。
「臙脂のユニフォーム」よりも大切な精神性を大胆に継承しようとした思いが、この帽子には込められているのではないでしょうか。
収まりつつあるとはいえコロナ禍であり、野球の競技人口も減少し、部活動のあり方も問い直される時代です。
「かくあらねばならぬ」の「かく」の中身が変わりつつあるようにも感じます。
選手たちには、単なる習慣の持続ではなく、そのつど考えて最良の練習、最良のチーム作りをしてほしいですね。
その姿勢や思考があらたな伝統になり、そこに宿る精神性が後輩たちに受け継がれていくことが、本来的な伝統のありようなのだろうと思います。
※上記帽子について
昨年7月に、第22期OBの中村治郎さんから学校に寄贈していただきました。
同窓会館会議室に保管してあります。
中村さんは昭和45年のご卒業ですから、この帽子が使われていたのはいまから50年以上前のことです。
にもかかわらず、いますぐでも使えるようなきれいな帽子で、いかに大切にされていたかがよく分かります。
思い出の帽子をお預けくださり、ありがとうございます。
末筆ながらお礼申し上げます。
文責:副部長大松