
台風一過の秋空に重く停滞した秋雨前線。大会予備日となった23日の開催も当初は危ぶまれましたが、大会進行とともに天候も穏やかに回復、スケジュール通り全17のプログラムを無事に実施することができました。
午前の部では、短・中距離走の個人種目に続いて、最初の団体戦・高1、高2女子による「棒引き」が行われました。4mの竹棒5本を両サイドから奪い合いいち早く陣地に引っ張り込むというこのスリリングな競技、「粘り」と「あきらめ」を切り替えつつ、楽しくも激しい女子の戦いぶりが印象的でした。
午前の部のラストは、今や桐蔭体育大会のスタンダード、3年生にとっては年間最重要イベントの一つとなった「フォークダンス」。この日の晴れ舞台のために思い思いのセンスとアイデアを丁寧に凝縮させてきたカラフルでコミカルなコスチュームに身を包み、新旧3曲を煌びやかにそして思い出を全身に刻み込むかのように踊りきりました。
午後の部は、これもまた恒例の「ブロック応援合戦」でスタート。応援リーダー率いる「黄」「緑」「赤」3つのブロック各360人が4分間のオリジナル応援パフォーマンスを披露し競い合いました。どのブロックも団結力、デリバリーとも甲乙付けがたいパフォーマンスでしたが、桐蔭タオル旋回を効果的に取り入れ、力強く「声」を響かせた赤ブロックが僅差で応援の部1位に輝きました。
「攻守」がドラスティックに激突し合う、「騎馬戦」、「棒倒し」では、男子のワイルドな一面がフィールド全面に展開。思わず息をのむエキサイティングな瞬間もありましたが、大きなトラブルもなく、スペクタクルな中にも桐蔭的なバランス感覚が随所にあふれる団体戦となっていました。
まるで種目のコツとストラテジーを体得しているかのようにかなりのチームが滑るように「走って」いた「女子ファイブレッグレース」。緑ブロックが学年3レース中2レースを制しました。
全学年がブロックの枠を越えフルエントリーでぶつかりあった「クラス対抗リレー決勝」では、クラブ現役生の俊足ランナーをそろえた2年生が力強く1位、2位を独占、「さすが」の結果となりました。
最終種目は大会ハイライトの「ブロック対抗リレー」。各ブロックより選ばれし24名の韋駄天達がブロック代表の名にかけてフルスロットルでトラック9周を激走。結果、赤ブロックが大一番のデッドヒートを制しました。(なお、このレースには若手教員チームもエントリー。16人が超変則的にバトンをつなぐと、アンカー岸田校長先生が万雷の拍手に迎えられながらダントツの最下位でゴール。体育大会に「画竜点睛」とも言える花を添えました)
競技の部は、午前中の勢いもそのままに赤ブロックが最後まで独走し2位の緑ブロックを突き放し優勝、応援の部と合わせ見事にW優勝を勝ち取りました。 本年度の桐蔭祭の締めくくりとしての体育大会。個人の力とチームの団結力、そして何より声援と拍手と笑顔が作る「感動の瞬間」がぎっしり詰まった素敵な秋の一日となりました。

予想以上に激しかった女子の戦い、高女棒引き。

それぞれの思いが詰まった3年フォークダンス。

恒例応援合戦。4分間のパフォーマンスに挑戦。

タフ&ワイルドなせめぎ合い、高1男子騎馬戦。

スピード感あふれる女子ファイブレッグレース。

閉会式で表彰を受ける赤ブロック団長2年加藤君。
