桐蔭高校

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きめ細やかな指導

卒業生からのメッセージボードを掲出しました。(令和4年3月2日)

想いが引き継がれる瞬間。卒業式後に届いた先輩からのメッセージ。
●3月1日卒業式後の放課後、2棟1階進路指導室前に、卒業生から在校生に向けたメッセージボードが掲出されました。

●昨年12月に1,2年生からの激励メッセージとして3年生に送られた「合格祈願」にリプライする形で、去りゆく先輩からの貴重な言葉が届けられました。

●春に芽吹く新芽を思わせる緑色のカード
には、ハイシーズン乗り越えた受験生としてのホットなアドバイスや、後輩として先輩達から代々引き継いできた、そして先輩として後輩達に引き継いでいくべき普遍的な想いが刻まれ、「感謝」の二文字を縁取っています。

●デジタルネイティブ達のこのアナログだけれど温かなエールの交換、「桐蔭ならではの新たな伝統」となるかもしれません。
●後輩達へ引き継がれていく、ホットでハートウォーミングなメッセージ。
  

中3数学の授業でドローン活躍。(令和4年1月20日)

ドローン飛んだ、撮った。図形もすごかった。
●1月17日(火)4限、中学校3年生AB組の数学(嘉摩尻 寿先生)の授業で、古代エジプトで測地に使われた「エジプトひも」を模した教材(12等分にマークされたロープ)を用いて、グラウンドに巨大六角形や六芒星を描くという活動が行われました。
●前時までに、ひもを用いて、3:4:5の直角三角形を始めとする様々な図形作成シミュレーションが教室の机上で行われており、この日はその実用性を体感すべく、小雪もちらほら舞うグラウンドに飛び出して
の実習となりました。
●また、この授業には科学部所有の最新ドローンが颯爽と出動。顧問・藤木先生がパーフェクトな操縦で、生徒達がグラウンドに描いた図形を、動画や静止画でダイナミックに空撮し、授業を包括的にサポートしてくれました。
●ドローンという最新技術が古代ジプト人達の知恵を見事に浮かび上がらせる、知的でエキサイティングな授業となっていました。
●クールに発着するドローン。少々の横風にも安定した飛行やホバリングをみせていました。
 
ドローン動画(画像をクリック)

科学部所有のドローン(顧問藤木先生操
縦)による、中学3年生の数学(エジプ
トひもを用いた巨大図形作図)の様子、
及び桐蔭上空からの和歌山市中心部の空
撮映像です。





校内掲示物を紹介します①。(令和3年12月21日)

大一番の季節に挑む3年生を応援します。
●一棟一階中央廊下に掲出された、「合格祈願」メッセージパネル。1、2年生有志がホームルームの時間に桜の花びらにしたためた先輩達への激励メッセージを、進路指導部で「合格祈願」の4文字を縁取りデコレーションしたものです。
●共通テストまで一ヶ月を切った受験本番シーズンに、ささやかな、しかし力強い後輩達からの応援を受けて、3年生がそれぞれの自己実現に向けてベストを尽くしてくれることを期待します。
●「合格」の濃いピンクは1年生、「祈願」の淡いピンクは2年生からのメッセージ
 
●花びらに書かれたメッセージをズーム。それぞれの「想い」がこもっています。
 

エンパワメントプログラム説明会を実施しました。(令和3年12月3日)

「人生を変える英語漬けの3日間」

●12月3日(金)、2学期末考査終了後に、来春3月に本校で開催予定の「エンパワメントプログラム」説明会を、本校会議室にて実施しました。

●高校生向け、中学生向け、保護者向けの3回に分けて実施した説明会には合わせて30名弱のみなさんが参加、担当者の説明を熱心に傾聴していただきました。
●本校初導入となるこのエンパワメントプログラム。コロナ禍によりプログラム自体は、三日間のコンパクト版になりますが、英語を通して「生きる力」を発現させる確かな「学びの場」となることを期待したいと思います。

●またこの日の説明会に参加できなった方には、説明会の様子を収めた動画を配信します。視聴URLは6日(月)以降、生徒保護者向けメールにてお知らせします。


●プログラム正式申込みは12月17日(金)までとなっています。

 ➢エンパワメントプログラム配布チラシ

デートDV講演を行いました。(令和3年11月11日)

自分も相手も大切に、対等な関係を作ろう。
●11月11日(木)5限に、和歌山県男女共同参画センター「りぃぶる」主催によるデートDV講演を体育館で開催、3年生全員が受講しました。
●講師に、ウゥメンズネット和歌山の片岡 玉恵さん、女性と子どもネット堺の山中 優子さん、辻川 節子さんをお招きして、「対等な関係を作ろう~でーとDVを防止するために」と題した1時間の講演。
●代表生徒による「DV関係編」のスキット実演に始まり、身体的、精神的、経済的、SNS利用といった暴力の種類や、危険度チェック、DVが起きる仕組み、自分自身でできることといった項目で学びを深
め、最後には代表生徒が再度「気づき編」のスキットを実演、まとめとして、早稲田大学の学生が制作した啓発プロモーション映像を視聴しました。
●これから最も早く社会に出て行く存在として、参加した3年生は、丁寧かつ効果的に進められる講演を集中して傾聴し、たいへん有意義な学びの場とすることができていました。
●3名の講師の皆様、また講演をコーディネートしていただいた男女共同参画センター「りぃーぶる」の佐々木真次様、貴重なご講演ありがとうございました。
 ●たいへん丁寧で、頭と心に内容がすっと落ち込む講演でした。
 
●代表生徒6名によるスキット実演。熱演でした。 ●早稲田大学学生制作デートDV防止啓発PV。
 

「世界津波の日」に防災の取り組みを行いました。(令和3年11月5日)

先人からの学びを、来たるべき有事への備えに。


●11月5日(木)、国連が定める「世界津波の日」にあたり、日ごろからの防災意識を高めるための活動として、午前に全校生徒がシェイクアウト訓練、午後は「高校生防災スクール」の一環として、中1と高1合わせて320名が、この日県民文化開館で行われた、濱口梧陵偉業顕彰シンポジウム「現代(いま)に生きる梧陵の精神~Keeping the Spirit of Hamaguchi Goryo Alive~」の生配信を教室でオンライン視聴しました。
●2時間目の授業中、午前10時ちょうどに、震度5弱の地震の発生を告げる「緊急地震速報」が鳴動。各教室とも私語もなく、数秒の内に「命を守る三動作」である、
 1.姿勢を低くする
 2.  頭・体を守る
 3.揺れが収まるまでじっとしている
が粛々と実践できていました。
●6限、7限は、中1、高1が上記シンポジウムの内、  
 講演「濱口梧陵を世界の英雄にする!」
    講師 河田 惠昭 氏
 事例発表1「受け継がれる梧陵の精神」
    耐久高校生徒
 事例発表2 国連ユニタール研修生

の3パートのWEB上での生配信を教室で視聴。
●偉人であり英雄である濱口梧陵を熱く語る河田氏や、梧陵と学校、地域の関係を丁寧にまとめ上げた耐久高校生徒、広川で学んだというソロモン諸島出身のユニタール(国連訓練調査研究所)研修生のEverlyn Fiualakwaさんの英語による発表を、生徒達はしっかり傾聴し、集中した防災への取り組みができていました。
●先人の知恵に学びつつ、来たるべき有事への備えをより確かなものとする、貴重な「防災デー」となりました。
●1年生のシェイクアウト訓練の様子。私語も一切無く、淡々と粛々と行われました。
 
●シンポジウム視聴の様子。耐久生の事例発表にも興味深く聞き入っていました。
 

キャリア桐の葉「大学生活よもやま話」を実施しました。(令和3年6月30日)

教員が語る「四方山」、桐蔭流アカデミック感満載。
●6月30日(水)6限、3年生「キャリア桐の葉Ⅵ」の一環として、本校教員を講師とする「私の大学生活よもやま話」と題したキャリア教育講座を実施、3年生が20講座に分かれて熱心に聴講しました。
●三年生担当教員を中心に計20名の教員が講師を担当。テーマは以下のとおり。
●各講座では、自身の出身大学での専門分野の紹介や大学の魅力、大学生活の過ごし方のアドバイス等
を織り交ぜて、ホームメイドながら、熱くアカデミックな桐蔭スタイルの「よもやま話」が展開されていました。
●20分2コマという限られた時間でしたが、事前希望調査で参加した3年生も目を輝かせながら傾聴、それぞれの進路決定に向けての良い刺激となった事だと思います。
         
●各講座とも時間枠になかなか収まりきらないホットでアカデミックな内容でした。
        

選択音楽課題研究演奏発表会を行いました。(令和3年2月22日)

ベートーベンからYOASOBIまで、音楽選択の総まとめ。

 2月12日(金)から17日(水)にかけて、1年生選択音楽恒例の課題研究発表会が音楽の授業時間を用いて行われ、音楽選択生全107人が、個人またはグループでそれぞれの課題解決に向けた発表活動に取り組みました。

 3つの選択群で行われた発表会では、クラシックの定番から最新のPOPミュージックまで、発表曲の

選曲もバラエティ豊か。また楽器演奏練習はもとより、発表会のMC、記録、パンフレット作成といった準備運営等も生徒主体で行われました。

 どの会も、担任や学年の先生方も見守る終始和やかなムードの中にも、音楽の持つ力と表現課題への真摯な取り組み姿勢が伝わる充実した「学びの場」となっていました。

●1AB組"Music Stage"の様子
 
●1CD組"The Last Concert"の様子
 
●1FG組「課題研究発表会」の様子
 
●各クラスのプログラム表紙から
  

令和2年度防災スクールを実施しました。(R2年12月10日)

「備えあれば憂いなし。備えよ常に」-ロバート・ベーデン・パウエル(ボーイスカウト創始者)

 9日(水)午後、本年度の防災スクールを、自衛隊、和歌山県、和歌山市の各関係の皆様の協力を得て校内にて実施、中学生、高1生、高2生合わせて約830名が参加しました。

 今回は、8種類の防災に関わるアクティビティを校内10カ所に分かれて二分割で体験、その後、体験した活動についてホームルームにて班別で報告会を持

つというスタイルで実施しました。 
 各活動を通じて、様々な視点から防災についての学びを深め、「常に有事に備える」という意識を高めることのできる貴重な機会となりました。ご協力いただいた自衛隊(和歌山地方協力本部、信太山駐屯所)、県(危機管理局、防災企画課)、市(危機管理局総合防災課)各部署の皆様、ありがとうございました。
ロープワーク地震体験車「ごりょう君」救急救命法
協力:自衛隊
●「もやい結び」「一重つなぎ」「命綱結び」といった、救出活動時のまさしく命を「繋ぐ」結び方を学びました。
協力:和歌山県危機管理局
●ロープワークの合間に各班代表1名、定員2名での震度6体験。揺れの強烈な恐ろしさを実体験できました。
協力:自衛隊
●ダミーを用いた心肺蘇生法と、身の回りの物を用いた簡易担架の作り方・搬送の方法や留意点等を学びました。
被災地出隊講話災害時対応講話避難所運営・パーテーション設営
協力:自衛隊
●被災地での被害の状況や自衛隊の活動ぶりを通して「物心両面」での備えの大切さをひしひしと学びました。
協力:和歌山県防災企画課
●県の防災方針、ポータルアプリ「防災NAVI」や避難カードの効果的な活用方法についての講義を受けました。
協力:和歌山市危機管理局総合防災課
●避難所での居住空間作りとしてパーテーション設営、段ボールベッド設営などを実際に体験しました。
アルファ化米炊き出しマイトイレ・非常用スリッパ製作報告会
●早朝からの仕込みを踏まえて本番での配食・配膳。生徒人気風味は「チキンライス」と「ドライカレー」でした。
●先生の演示を受けて、新聞紙とペット用シーツを用いる簡易トイレと、非常用スリッパを製作。避難時の必需品です。
●体験後、各教室に戻って参加した活動について簡潔にクラス全体に報告。防災、減災の要点を全員で共有しました。


PTA早朝指導週間を実施しました。(R2年11月27日)

特殊な交通事情の中、より安全な登校のために。

 11月16(月)~20日(金)の5日間に渡り、本年度のPTA早朝指導週間を実施、PTA指導部を中心とする保護者の皆様の参加協力を得て、登校時の生徒達の挨拶や交通マナーなどのご指導をいただきました。

 例年は5月と11月の2回実施している指導週間ですが、今年はコロナ禍により今回が初回。中高合わせて合計のべ69名の皆様に、毎朝8:00~8:30の間、学校近郊4カ所にて立ち番をお願いし、本校近郊の特殊な交通事情の中、登校する生徒達の様子や表情、交通マナーなどを観察、指導していただきました。

  生徒たちの様子やマナー改善・ルール遵守の課題について事後アンケートでいただいたご意見、コメントを以下にいくつか掲載しました。今後の安全指導、生徒指導の参考とさせていただきます。

 保護者の皆様には、朝のたいへんお忙しい時間帯にも関わりませず、また最終日には、登校時に合わせたかのような激しい雨に見舞われるなど、万全なコンディションではありませんでしたが、たいへん熱心にご活動いただきました。本当にありがとうございました


●堀止変電所前:

・見通しが悪い交差点だったので、車との接触事故に十分注意し誘導させていただきました。野球部がしっかりと大きな声であいさつしてくれたので、とても気持ちよかったです。
・自転車のルールを守れていない生徒が多いのが気になりました。例えば曲がり角で一旦停止せず道に飛び出す、並列で自転車を走らせている、などです。危険だと感じることがあったので、自転車のルールを生徒に再度徹底する必要があるかと思います。
・交通量が多く、ルールがうやむやな場所で、常に危険を感じずにはいられませんでした。3人で立ちましたが普段通行している一般車の方と生徒の暗黙のルールに任せるほうが安全なように思える場面もありました。
・最後の機会なので、ほぼ全員にこちらから「おはよう」と声かけをしました。結果9割ほどが「おはようございます!」と挨拶を返してくれ、その内の1割は生徒の方から挨拶してくれました。その日一日がとても「さわやかな一日」になりました。さすが!桐蔭生です!!ありがとう!!
染髪、化粧の生徒も見られました(指導をお願いします)
●和茶縁さん前:
・スクールゾーンのない交差点で、車の交通量も多く感じました。その中を自転車の生徒が通っているので、正直、危ない!思ったこともありました。自転車通学の生徒は横断歩道を直進せず斜めに渡る生徒が多いな、と思いました。私たちが立っていたから横断歩道を直進した生徒もいると思います。
・日赤方面から自転車で桐蔭に右折する学生は、一旦停止などせずナナメに曲がるので少し危険だと思いました。
・狭く見通しの悪い交差点で、雨で傘をさしていたせいもあり、自分が交通の邪魔になっている気もしました。雨合羽が必要と感じました。交通量も多く往来のスピードも速いので
早朝一斉指導の重要性を感じます。
・開始前に担当場所の注意点、危険予知指導のポイントなどを確認、伝達しておく方が安全、スムーズに指導できるのではないか、と思いました。一緒に担当する方とは、お互いの役割を確認しておくのも良いのではないでしょうか。
・何人かは左側通行ができていない子もいたので、気をつけて守ってほしいです。挨拶はマスクのせいか、あまりできていなかったように思いました。

(※ちなみに西警察署さんによると、この交差点には信号機の設置は制約上できないとのことです。[教頭])
●正門前:
・9割の生徒が信号の渡り方などのルールを守れていた。しかし、元気のない生徒の数が多く見られた気がする。
・(通用門前)一番気になったことは、道に大きくふくらんでスピードを落とさず狭い門に突っ込んでくる生徒がいたことでした。反対方面の交差点側からの生徒さんも同時に入ってこられるとぶつからないかヒヤッと思うこともありました。
・正門のスクランブル交差点で、少数程度、自転車に乗ったまま校門に入っていった。正門前の車はけっこう速度が速い車が多く、自転車と接触しかけた。学校の前でも、通学用道路としても安心できないと思いました。
●西門(体育館)前:
挨拶できる生徒が少ないと思いました。もう少し元気があってもいいのかなと感じました。
・ちょうど登校時間ピーク時に雨風が強くなり、自転車通学の生徒、徒歩通学の生徒が合羽や傘などで視界が悪くなり大変そうでした。生徒達が大勢通る時間帯にもかかわらず、車のスピードが速くて(慣れていらっしゃるのかもしれませんが)少し気になりました。
・あいさつも、元気のいい子もいたので、よかったです。服装もきちんとした子が多く、特に気にはなりませんでした。川嶋先生の交通整理も、すばらしかったです。

●4校の生徒が五月雨状に押し寄せる堀止変電所前 ●あいにくの雨に見舞われた最終日の正門前 ●横断待機自転車が数珠繋ぎとなる西門前
  

令和2年度学校保健安全委員会を開催しました。(R2年11月13日)

with, after, postコロナの生徒支援とは。

 11日(水)午後、同窓会館会議室にて、本年度の学校保健安全委員会を、学校医の皆様、PTA代表の皆様、学校関係者等計25名の参加を得て開催しました。

 協議では、まず中高養護教諭から、コロナ禍に於ける学校保健面でのこれまでの状況や対応を報告。これを受けて3名の学校医の先生方(内科医・新谷 潤二先生、内科医・木村 芳樹先生、薬剤師・大桑 邦稔先生)にそれぞれの専門的お立場から評価とアドバイスをいただきました。

 後半では、高野山大学人間科学科准教授・上野 和久先生に「Covid-19への『こころのサポート中長期支援』」と題した講演をいただきました。

 コロナ禍により分断された「人や自分との繋がり」の重要性や、トラウマを持つ子供の「耐性領域」の伸縮、支援が必要な生徒の理解とその支援の在り方についてなど、臨床心理学的見地から理論的かつ実践的で大変貴重なお話をいただきました。
 限られた時間ではありましたが、協議や講演を通していただいた示唆をもとに、困難な状況を改めて正確に捉え、生徒一人一人にどのように関わっていくかという課題を明確にすることができました。この学びを糧に、安心安全をベースとする本校の学校安全教育を今後も着実に推し進めてまいります。

 学校医の皆様、講師の上野先生をはじめ、多忙な中参加いただいた皆様方、ありがとうごいました。

●学校医の皆様から保健衛生面の貴重なアドバイスをいただきました。●上野先生による講演の様子。多くの気づきがありました。
 

防災避難訓練を行いました。(R2年11月12日)

災害を生き延びる道を敷くための15分間。

 12日(木)、4限LHRの時間を用いて本年度の防災避難訓練を中高全生徒が参加して行いました。

 午前11:45に震度6弱の地震発生を告げる緊急地震速報が全校に鳴動、津波警報発令、生徒ホールからの出火という状況設定下、本部からの全校放送に従って、各教室からグラウンドへの緊急避難を開始。移動開始の放送からグラウンドでの点呼が完了するまでの所要時間は7分20秒、感染症予防の観点から集合後は即解散し、トータル15分で1080名の避難訓練の全行程は無事終了しました。

 今回も生徒達への事前告知なしの訓練となりま

したが、「おはしも」もしっかり徹底され、訓練は粛々と進行していました。

 避難訓練後のHRでは、防災ハンドブックも用いながら避難訓練の振り返りを行うとともに、来る12月9日に行う「防災スクール」の活動グループの立ち上げ等が行われました。

 先週の「世界津波の日」から続く「防災週間」となりましたが、ひたひたと迫りつつある南海トラフ地震を想定しつつ、「災害を生き延びる道」をより確かなものにすべく、日ごろから取り組んでおきましょう。

            ●中高全学年とも各教室から定められた避難経路で淡々と避難が行われていました。
 
●グラウンドに避難終了後は即解散で教室へ。●HRでは「防災スクール」に向けた事前学習。
 
●本校校内の避難経路
 

「世界津波の日」シェイクアウト訓練を行いました。(R2年11月5日)

「これは、ただ事でない」だから、どうする。

 11月5日(木)、「世界津波の日」に合わせ今年も校内でシェイクアウト訓練を実施しました。

 2時間目の授業中となる午前10時、和歌山市に一斉緊急地震速報が流れると、それを受けて、校内でも緊急地震試験放送を送信。授業をいったん中断し、全員が机の下に潜り落下物などに備えるという一連の訓練を行いました。

 ”Shake Out”とは「地震を振り払う」という意味

そうですが、強い揺れが起こるまでの短時間に、慌てずに身を守る地震対策をしっかりとる訓練はきわめて重要です。

 安政の時代から脈々と受け継がれてきた先人たちの知恵を活かし、南海トラフ地震を始めとする「ただ事でない」有事に備え、防災意識を常に高めておきましょう。

 ●校内放送直後の教室の様子とインフォメーションスクエアの画像から。

授業再開、分散登校中です。(R2年6月3日)

91日ぶりの学校再開。整理と再構築のためのソロリ&ジックリ2週間。

 6月1日(月)、県教育委員会からの通達を受け、学校としてはじつに91日ぶりに授業を再開、出席番号(奇数・偶数)による午前と午後の分散登校(12日までの2週間)がスタートしました。

 全教室及び予備室の教壇前にロール式の透明シールドを設置するなど、十分とはいえないものの感染症対策をできるだけ施した中、先月から20分、40分と段階的に実施してきた授業は45分×3時間にシフトしました。

 3日からは授業の合間に1,2年生は、LHRで、単位の履修と習得についての教務的確認や交通安全関係確認(交通安全テスト)と自転車点検及びステッカー貼り、3年生は年度当初に予定していた個人写真

の撮影を行うなど、一つ一つ学校としての営みを取り戻し始めました。

 今後は、まず15日(月)からの中間考査(分散型で実施予定)、そしてクラブ活動を含めた学校生活全般のフルスタート(もちろん感染症予防に引き続き十分留意した上での条件付きにはなりますが)に向けて、緩まず進んで下さい。

 失われた時間の中で失われてしまったものは計り知れませんが、しかし失われなかったものー耐える力や状況を修正する力、学びへの渇望といったものをきちんと整理、再構築して、令和2年度を全員で再スタートさせましょう。

 ●透明シールドごしの不自由ながらも新しい授業スタイル。●自転車のステッカー、2年生もようやく貼付完了。
 
●再開後の予定

分散登校による教科ガイダンス(全学年)がスタートしました。(R2年5月22日)

「コロナ禍の終わり」の始まり。

 22日(金)午後、すでにスタートしていた3年生に次いで、個人面談を終えた1,2年生の教科ガイダンスがスタート、3年生は二巡目に突入し、全学年がそろって1/3分散登校による教科ガイダンス週間に入りました。

 初の教科ガイダンスとなる一年生は、1限目にLHRを設定し、遅ればせながら学校施設や各職員室等を確認するための学校巡りを担任先導で実施。2,3年生も一コマ20分枠の限られた時間の中、矢継ぎ早に入れ替わる科目の指導や説明に懸命に食らいついていました。

 5月中は1/3登校をベースに教科ガイダンスを複数回実施、段階的に再会に向けた準備を整えていきます。

 ようやく収束に向かい始めたコロナ禍。6月1日の学校再開以降、どのようなアフターコロナをどのよ

うに生き抜くか。生徒のみなさんも教員の私たちも、未知なる課題解決に向けた闘いの次のステージが始まっています。
※再開に向けて現在本校がとっている感染症対策
・教室内での社会的距離を保つため、出席番号により
 3分割してグルーピング。
・登校時間を、家庭で昼食をとったあとの午後12:00
 に設定。
・必要に応じて教員がフェイスシールドを着用。
・選択授業で使用する予備室は、異なる生徒による机
 の重複利用を避けるため、カードや付箋を用いて着
 席状況を見える化。
・生徒下校後、次亜塩素酸水による使用教室、トイレ
 の消毒を毎日徹底(トイレ手洗い場の水道は5月か
 らプッシュ式に仕様変更)
          ●1年生・学校巡りの様子    ●2年生・物理の様子       ●3年生・国語の様子
  

「桐蔭動画チャンネル」を開設しました。(R2年4月13日)

ネットワークを通じて、桐蔭のメッセージは届くか。

 休校延長が続く中、学年やクラス、授業のスタートがきちんときれないまま時間がどんどん進行していきます。

 桐蔭では、ホームページ上に各教科や学年からの課題や連絡事項をPDFファイル形式で随時掲載し発信していますが、それに加えて、このたび教科担当の先生方が授業のポイントを簡潔にまとめた動画を作成し配信するという専用ページ「桐蔭高校動画チャンネル」を開設しました。

 すべての科目で動画の準備ができるわけではありませんし、通常の授業で行われる、指導者の発問に

対するやりとりや、ペア・グループ活動による高め合いなどはできません。また、教師と生徒が時に火花を散らしながらぶつかり合う中で深めていく「学び」とはもちろんほど遠いものがあります。がしかし、この緊急事態の中、自宅で踏みとどまって耐え続けている生徒の皆さんへの「桐蔭からのメッセージの一つ」として受け止めてもらえればと思います。

 今しばらくの間、一人一人全員がそれぞれの場所、立場でもち耐えつつ、「本当の春」を待ち続けましょう。

     ●桐蔭生専用WEBページ「桐蔭動画チャンネル」のスクロール画面。



選択音楽・課題研究演奏発表会を行いました。(令和2年2月14日)

選択音楽恒例の学年末発表会。表現することの楽しさひしひしと。


 14日(金)、1年生音楽選択クラスで、「課題研究演奏発表会」を音楽の授業時間に開催、それぞれが課題設定したテーマに則って一年の授業のまとめとなる演奏発表を行いました。

 "the Last Concert"と銘打たれた年度末恒例の発表会。3クラス(AB/C/FG)計106名の音楽選択生たちは、ソロ~5、6人のグループに分かれそれぞれが設定した楽曲と楽器演奏でパフォーマンスを披露、お互いに鑑賞し合いました。また発表会のMC、プログラム作成、記録撮影などすべて生徒達

自身による運営。3クラスとも、仕切り達者なMCたちがムードを盛り上げつつ、思わず引き込まれる完成度の高い発表から、ぎこちなさの残るものの精一杯取り組むものまで、たいへん温かくかつクリエイティブなムードの中で発表、鑑賞ができていました。

 発表してくれた選択生の皆さんご苦労様でした。こういった表現活動や課題解決学習への取り組みがこれからのより豊かな人生を生きるための「礎」となっていくことを大いに期待したいと思います。

●各クラスの発表会の様子

  

   ●(左)AB "no connection" バイオリン上野さん、ピアノ西山さん、ギター原さん、ハンドベル万谷さん 「アリエッティソング

    &ルージュの伝言」 アニメとポップの名曲が上品に再現されました。

   ●(中)AB「ハッピーメリークリスマス」ピアノ淡路さん、ドラム岡本さん、ハンドベル上野山さん・雜賀さん「ジングルベル」

     あえて季節外れのファンタジーワールド。ドラムがかっこいい!

   ●(右)C「ユイ ミズホ」 ピアノ柿本さん、ホルン竹内さん「ハナミズキ」 思わず聞き惚れた名演!「教頭賞」を贈ります!

  

   ●(左)C「やまなかいえ むつみゆ」ピアノ中家さん、ピアノ山中さん「未来」 きわめて完成度の高いデュエット。すばらしいの

    一言!MC大谷君もお気に入り。

   ●(中)C「Mr.ナシゴレン」ボーカル茂野君、ギター板橋君、ベース鎌田君、キーボード大木君、タンバリン新井君・大谷君、

    カホン東君「歩いて帰ろう」 音楽の楽しさが伝わる「一枚上手」なバンド演奏でした。

   ●(右)C「磯野教」ピアノ磯野さん・長谷川さん、ハンドベル戎さん・久世さん・坂野さん・マーラさん「ディズニーメドレー」

    留学生マーラさんも大活躍。ディズニーワールドの「きらきら感」伝わりました。

  

   ●(左)AB「あぜぜぜ」タンバリン畔川君、カホン宮本君、リコーダー澤田君、エレクトーン西川君「笑点のテーマ」  真摯にチャ

    レンジする4人の姿も美しく。

   ●(中)FG「まとまるくん」ギター石橋さん「三日月」 急遽のソロパフォーマンスも余裕でクリアできていました。

   ●(右)FG「officialレディdism」琴加山さん、ピアノ神田さん・熊井さん、ボーカル雪野さん"pretender" 琴の音も冴え渡り、オ

     リジナル感あふれる演奏でした。


●各クラスプログラム表紙

  

(青)FG嶋田晴夏さん/(黄)Cマーラヘイアンさん・磯野志帆さん・長谷川由依さん/(ピンク)AB西山叶望さん

文成中学校のみなさんが学校訪問してくれました。(令和2年1月29日)

桐蔭で二兎を追いかけようよ。

 29日(水)午前、有田市立文成中学校のみなさんが「総合的な学習の時間」の一環で本校を学校訪問してくれました。

 引率の先生とともに今回訪問してくれたのは2年生男子7名、女子4名の計11名。

 まず会議室で、スライドを見ながら高校教頭から学校概要や桐蔭での学び「勉強プラス1」についての説明。途中桐蔭高校生徒会で活躍中の文成中学校出身の先輩からの熱いメッセージ紹介もありました。Q&Aの時間には、積極的に学校生活に関する質問も飛び交わせてくれていました。

 図書館や体育館の施設見学後は、おまちかね、生徒ホールでの学食体験タイム。ホールスタッフさん

から名物「からあげ」のサプライズ差し入れもあり。けっこう豊富なメニューに驚きつつ、にこやかに舌鼓をうっていました。

 昼食タイムは少し時間が押しましたが、代表生徒による丁寧なお礼のあいさつのあと、11人は午後の班別学習として二手に分かれ和歌山市内散策に再出発していきました。

 訪問してくれたみなさん、ありがとうございました。この日の訪問が何らかのきっかけとなって、2年後の進路選択の際の選択肢の中の1つとして桐蔭高校を入れてもらえればうれしい限りです。桐蔭でともに「二兎を追っかけられる」ことを楽しみにしています。

 ●体育館前にて11人で訪問記念の集合写真を笑顔でパチリ。       ●生徒ホールで食券購入。お待ちかねの学食体験タイム。 


 


元旦センタープレテストを実施しています。(R2年1月2日)

元旦を制するものは、受験を制する

 新年が明けた1月1日(水)・2日(木)の両日にわたり、毎年の恒例となっている、3年生センター試験プレ模試をHR教室にて実施しました。

 1月18日、19日に本年度の大学入試センター本番が迫る中、今年も9割以上の3年生が元旦から登校。1日は理科2科目目から、2日は社会2科目目からそれぞれの受験パターンに合わせ、慣れ親しんだHR

教室で、(そしてセンター本番の「主戦場」ともなる)で最終調整を粛々と行っていました。

 一年のスタートの日こそ、今まで培ってきた基礎的な学力とマークセンスをしっかりと自分自身に落とし込み、自然体かつぶれないルーティンでまずは最初の波を乗り切る準備を整えていってもらいたいと思います。

●粛々とセンターテスト受験演習が続く元旦の3年生ホームルーム教室。成功へのファーストステップです。

 

保健委員会・健康セミナーを開催しました。(令和元年12月6日)

がんについて学び、備え、治す。

 6日(金)、2学期末テスト最終日の午後、2学期の保健委員会・健康セミナーを会議室にて開催しました。和歌山県立医科大学・がん薬物療法専門医の上田弘樹先生を講師にお招きし、前半は「"Learn about cancer!"~がんについて知ろう~」と題したご講演、後半は聴講した1、2年各クラス保健委員を中心する36名の生徒がグループワークでの協議を通して「がん」についての学びを深めました。

 ご講演では「死に至る病=がん」についての正しい知識や罹患の現状、予防と早期発見の大切さについて、生徒とのやりとりも交えつつ丁寧にお話をいただきました。

 後半は講義の内容を受けてのグループ協議。「が

んを予防するためにどのようなことに気をつけるか」「がん患者への支援の仕方」「自分がもしがんないなったらどう生きるか」といったテーマについて6グループで意見交換し、最後は各グループ代表者によってしっかりと協議内容の発表によるまとめが行えていました。

 今回は、県教育委員会・健康体育課・野田指導主事、本校OBで医師の田伏先生、また保護者の皆様にも参加いただくなど、和歌山県でこれから展開される「がん教育」推進のための取り組みに一環としても貴重な機会となりました。

 お忙しい中、ご講演いただいた和医大・上田先生、ありがとうございました。

 ● 上田先生のご講演の様子。右は総合司会の保健委員会副委員長・2D河内谷君。ナイスな英語によるタイトルコールでした。

 

  ●後半は6グループに分かれての協議、最後は代表者によるまとめの発表をおこないました。

    

感染症予防講演を行いました。(令和元年11月28日)

感染症を「正しく」怖がろう。

 26日4限、体育館にて1年生を対象に「感染症予防講演」を開催、健康についての学びを深めました。

 本校の学校薬剤師でいらっしゃる、大桑 邦稔先生を講師にお招きし、「学校におけるノロウィルス感染対策について~ここがポイント!ノロウィルスの対応・注意点~」と題し、主にこれから流行期を迎える「ノロウィルス感染症」について講義していただきました。

 前半では「ノンエンベロープウィルス」という手強いウィルスであるノロについての知識をしっかり

と学ぶことで「正しく怖がる」ことの大切さを、後半では次亜塩素酸ナトリウム水溶液を用いた嘔吐物の的確な処理の仕方等について、たいへん丁寧にご教示いただきました。

 この日は高校1年生280名に加え中学1年生80名も同時に聴講。ノロを中心に感染症やその対策に対する知識理解をしっかり深め、それぞれがこの冬場を健全に乗り切っていくための健康管理意識をしっかりと高めることができていました。

 お忙しい中、貴重なお話をいただいた大桑先生、ありがとうございました。

 ● 大桑先生には感染症を「正しく怖がる」ことの大切さを教えていただきました。 ●中1、高1合わせて320人が聴講しました。
    

澤先生特別講演・コンサートを開催しました。(R元年11月21日)

芸術の秋に、リベラルアーツの深まりを。

 6日(水)午後、体育館に、本校OB、東京藝術大学長でヴァイオリニストの澤 和樹先生をお招きし、和中・桐蔭創立140周年記念・澤和樹先生特別講演・コンサートを開催しました。

 先月12日に県民文化会館で挙行した「和中・桐蔭創立140周年記念式典第2部の記念コンサート」に、台風による荒天のため残念ながら参加できなかった現役生のために、澤先生の格別なご厚意により実現したものです。

 澤先生を全校生徒による校歌斉唱でお迎えしたあとの講演パートでは、桐蔭時代のお話に始まり、時折知的なユーモアも交えつつ、音楽の持つ力やすばらしさ、可能性について大変示唆に富んだお話をいただきました。

 続く演奏パートでは、マスネ「タイスの瞑想曲」、エルガー「愛の挨拶」、ドヴォルザーク「ユーモレスク」といったおなじみのクラッシックスが名器ガルネリで奏でられ、最後には東京藝大時代に澤先生に師事したという葉加瀬太郎氏の「情熱大陸」も特別に披露していただきました。

 もちろん専門的な音響設備のない体育館での無伴奏での演奏となりましたが、一曲目の一音目から生徒達が水を打ったように静まりかえり演奏の中に引き込まれていく様子が大変印象的でした。前半の講演とあわせ、芸術の秋にふさわしい、リベラルアーツの深まりを全校生徒が体感できる至福の時間となりました。

 この日は、音楽監督を務められているメディアアートホールでのコンサートが19時に迫るというきわめてタイトなスケジュールにも関わらず、本校

生徒達のために、ご来校のうえ貴重なお話と演奏をいただきました。澤先生、本当にありがとうございました。




 澤先生ご講演後、森下正紀・和中・桐蔭創立140周年記念事業実行委員会委員長、小川敬文・同窓会会長代行、保井伸介・PTA会長同席の上、やはり先月の式典で実施できなかった生徒表彰を行っていただき、改めて、以下の3名の生徒が森下委員長から表彰を受けました。 

 ●記念標語 最優秀賞  3F平住直也君 

         優秀賞     中2A藤本 恵さん 

 ●ポスター原画 感謝状 3D久保田結香さん 

 また加えて、実行委員会からの特別クラブ表彰として、全国中学校総合体育大会陸上競技女子4×100mリレーで日本中学生記録を更新して優勝するというめざましい活躍ぶりを示した中学校陸上競技部(代表中2B福井有香さん)と、創立140周年記念招待試合として夏に大阪府立市岡高校と交流戦を開催、記念事業活性化に大きく貢献してくれた硬式野球部(代表向井 周主将)が表彰されました。 

 最後に、全55クラブ(高校体育系16、高校文化系16、高校生徒会外局4、中学体育系5、中学文化系14)にクラブ激励金贈呈があり、各代表5名が小川会長代行から激励金を拝受しました。またお礼として、新生徒会長・2F菅谷陸生君が生徒を代表して「お礼の言葉」をしっかりと述べました。 

 森下実行委員長様、小川同窓会会長代行様、保井PTA会長様、お忙しい中、ありがとうございました。さらなるクラブ活動の充実に向け大切に使わせていただきます。

●桐蔭25期・澤先輩を校歌の中高全校合唱でお迎えしました。 ●随所にユーモアが挿入され、なおつアカデミックなご講演でした。

 

●体育館に染みいるように名曲が高尚に演奏されました。●体育館に届かなかった花束は池田さんが校長室でしっかり贈りました。

 

●校内インフォメーションスクエアの配信画面から

●ようやく表彰実現。標語とポスターの3人。●森下委員長から特別表彰を受ける野球部・向井君 ●お礼の言葉を述べる菅谷君。新会長の初仕事

  

第2回秋のPTA早朝指導週間を実施しました。(R元年11月15日)

より安全な登下校と健全な学校生活維持のために。

 11月11日(月)~15日(金)の5日間にわたり、本年度二回目のPTA早朝指導週間を実施、今回も、PTA指導部の皆様を中心に、のべ60名を越える保護者の皆様に朝8:00-8:30の間、学校近隣5カ所にて登校指導にあたっていただきました。

 保護者の皆様には連日、始業8:30までの本校近郊の慌ただしい交通事情や、生徒の登校の様子(思わぬルール違反やあいさつの反応の現状等)を観察していただくとともに、あいさつや声かけの指導を行っていただきました。

 また指導後お残りいただける皆様には、応接室で事後ミーティングを持ち、アンケートに記入をお願いしつつ、その日の朝一番の生徒の様子や、交通安全のための課題点などを丁寧にご協議いただきました。

 学校周辺の交通事情については様々に特殊事情を抱える現状ではありますが、いただいたご意見を参考にしつつ、今後とも生徒の安全な登下校、ひいてはより健全な学校生活の維持をめざし取り組んでまいります。

 朝の多忙な時間帯に関わりませず、ご協力をいただいた保護者の皆様方、5日間、ほんとうにありがとうございました。

●事後ミーティングで出していただいた主な事項

 ・和茶縁さん前交差点:

   道幅が変則的な上、全方向からの自動車、

  自転車が行き交う。桐蔭生は一旦停止や二段

  階右折ができていない場合が多い。自転車右

  側通行もあった。

 ・正門前スクランブル:

   おおむね問題はないが、一般の方や他校生

  がスクランブルの渡り方を理解していない。

 ・西門(体育館前):

   先生方の指導が行き届いており、通行する自

  動車も一旦停止に協力的。

 ・堀止変電所前:

   新堀橋方面からの他校生を含む自転車の交

  通量がきわめて多い上、桐蔭方面への右折と

  堀止方面への直進が混交し、かり危険。毎

  日指導に立ってはどうか。

 ・鷹匠町7丁目:

   新堀橋方面から信号のタイミンと自転車

  の集団が登り坂を上がってくるが、らみがど

  うしても大きくなる。きのくに雲の南門方面

  (指定通学路でない)へ右折る桐蔭生がたま

  に見れる。

  ●指導が行き届いていると評価を受けた西門前。   ●トラブル発生が依然として懸念される堀止変電所前交差点。

 

●指導週間中校内で配信しているインフォメーションスクエアの画像。

●本校周辺の特殊事情と早朝指導週間の指導ポイント


教育講演会を開催しました。(R元年11月6日)

節目の年に、和中のレジェンド・熊楠を学ぶ。

 6日(水)5限、体育館にて、本年度の教育講演会を開催、全校生徒が、「知の巨人」「博物学の巨星」と言われる和歌山中学校卒業のレジェンド・南方熊楠について改めて学びを深めました。

 講師としてお招きしたのは、公益財団法人南方熊楠記念館・谷脇幹雄館長様。ご自身も桐蔭高校のご出身であり、後輩である生徒達に、偉大なる先輩・熊楠の生き様について熱く語っていただきました。途中熊楠の生涯をコンパクトにまとめたDVD映像も

挿入され、あっというまの充実した50分間となりました。最後には、熊楠を知る上での3つのポイント、「国際性」「学際性」「在野性」についてたいへん示唆に富んだまとめをいただきました。

 短い講演時間ではありましたが、生徒達にとって、和中・桐蔭創立140周年の記念の年にふさわしい学びの機会となりました。

 お忙しい中、貴重なご講演いただいた谷脇館長様、本当にありがとうございました。

      ●南方熊楠記念館リーフレット      ●大先輩熊楠について生徒達に熱く語っていただきました。
  


「世界津波の日」シェイクアウト訓練を行いました。(R元年11月5日)

来たるべき有事に常に備えを。

 11月5日(火)、「世界津波の日」の和歌山市一斉安全行動訓練の一環として、全校一斉に校内でのシェイクアウト訓練を行いました。

 2限目途中、午前10時の防災行政無線による訓練用緊急地震速報を受けて、校内の防災訓練用緊急地震放送を発動、各教室等で避難経路を確保し、落下物などを想定しつつ、一斉に身をかがめて机の下に隠れるという行動訓練を行いました。

 「世界津波の日」に向け、10月には和歌山県のリーフレットを用いた事前学習を実施、「世界津波の日」当日は、予告無しで訓練を行いましたが、どの教室でも生徒達はたいへん落ち着いて対応できていたようです。

 南海トラフ地震をはじめとする憂慮すべき事態に備え、様々な機会を捉え、常に防災意識を高めておきたいものです。

●教室での訓練の様子。落ち着いて対応できていました。      ●校内インフォメーションディスプレイ画像から。

 

人権教育についての教職員校内研修を実施しました(R元年10月16日)

全教職員が「人権教育の基礎・基本」を改めて研修しました。

 16日(水)午後、「人権教育の基礎基本」と題し、「人権教育」についての校内研修会を本校会議室にて実施、事務の方々や校務員さんも含め本校全教職員が参加しました。

 和歌山県教育委員会 生涯学習局 生涯学習課 人権教育推進室から東尾真衣子専門員を講師としてお招きして講義形式で行われた研修会。改めて根本的な人権教育の観点の確認や、障害者差別解消法、ヘイトスピーチ解消法、部落差別解消推進法の3つの法律についての解説、最後には今後私たちが取り組ん

でゆくことになる「性的指向」に係る課題について、約1時間にわたり、たいへんご丁寧な講義をいただきました。限られた時間ではありましたが、職員一同改めて「人権」についての学びを深めることができました。

 今後も「意識」と「制度」をしっかりと高めつつ、常に襟を正して教育活動を通して人権教育の推進に取り組んでまいりたいと思います。東浦先生にはお忙しい中にもかかわりませず、貴重なご講義をいただきました。本当にありがとうございました。

●全教職員が参加しての校内研修。改めて学びを深めました。●県教育委員会 東浦専門員から要点を押さえたわかりやすい講義をいただきました。

 

西警察署主催「第2回学生意見討論会」に参加しました。(R元年9月24日)

交通安全意識向上に向けた高校生の意見発信第2弾。

 21日(土)午後、和歌山西警察署3階大会議室にて、7月の第1回に次ぐ第2回学生意見討論会が行われ、本校から前回に引き続き参加した垣内 春美さん(2C)、池上拓公也君(1F)の2名が西署管内4校の生徒たちと交通安全についてさらに活発に踏み込んだ意見交換を行いました。

 この日の参加は星林4名、信愛3名、和歌山商業2名、桐蔭2名の計11名。今回和歌山工業からの参加がなかったのは少し寂しかったですが、「交通事故はなぜ起こるのだろう」「交通事故をなくすためにはどうすればいいだろう」という2つのテーマに

ついて、参加者全員がたいへん能動的に意見交換できていました。 

 具体的には、交通安全ポスターコンクール実施や、地域の方々と密着した啓発イベント開催といった交通安全意識を高める啓発のための主体的な取組案が様々に出されていました。この討論会で交わされた意見をもとに、「高校生が発信する交通安全ムーブメント」に拡大していくことを期待したいと思います。

 なお、次回第3回討論会は12月上旬に開催予定とのことです。

●4校11人の参加となった第2回討論会。次回はぜひ5校で! ●自己紹介する垣内さん。両名とも整然と意見表出できていました。

 



令和元年度第3回高校生のための和歌山未来塾に参加しました。(R元年9月17日)

「人機一体」の最先端研究に、刺激を受けない「理系マインド」はなし。

 16日(月・祝)午後、和歌山県福祉交流会館プラザホープにて開催された「第3回高校生のための和歌山未来塾」に、本校から1年生と2年生の理系計25名の生徒が参加しました。

 この日の講師は東京大学先端科学技術センター教授・稲見 昌彦氏。稲見先生には1学期に本校科学部3年生が、先端研の「東大駒場リサーチキャンパス公開」で大変お世話になっていたこともあり、今回科学部の1,2年生9名も率先して受講させていただきました。

 「『超人』の作り方」と題した講演は、人間拡張工学をご専門とされる先生の、「人類は道具で進化できる」という研究ポリシーに基づくきわめて興味深い最先端研究の数々(「光学迷彩」いわゆる「透明マント」)、任天堂スイッチにも導入されているHD振動(触覚拡張装置)、第3、第4の腕の増殖

等々)が最新の動画や画像とともにわかりやく紹介されていました。

 最後には、「ドラえもん」をこよなく愛し、その4次元ポケットから飛び出す夢のガジェットを現実のものにすることに没頭してきたという稲見先生から、参加者全員に対し、「失敗や苦手なことを乗り越えられるほどの『好き、面白い』を大切に」というメッセージをいただきました。

 講演後の質疑応答コーナーでは本校の生徒(科学部の西口君や藤永君)を含む多数の生徒から、時間内でさばききれないほどの数の質問が飛び交い、また閉会後にも個別質問者が数珠つなぎ状態になるなど、生徒たちは大いに理系マインドを刺激されたようで、大変貴重な学びの機会となりました。稲見先生には、たいへん刺激的で貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

   ●刺激に満ちあふれた稲見先生のご講演。●先生の研究ポリシーも紹介されました。 ●本校生徒の質問にも丁寧にお答えいただきました。

  

芸術鑑賞会を開催しました。(R元年7月4日)

梅雨の貴重な合間を「やるまいぞやるまいぞ」

 3日に1学期末考査が終了。翌4日(木)、危ぶまれた天候も落ち着き、午後から県民文化会館へ徒歩移動し、大ホールにて本年度の芸術鑑賞会を実施しました。

 「古典鑑賞」の巡りとなった本年度の「芸鑑」は、京都から茂山狂言会の皆様にお越しいただいての狂言鑑賞会。生徒参加のワークショップを挟んで「附子」と「濯ぎ川」の2作品を上演していただきました。

 「附子」(ぶす)は、「毒と砂糖」を巡る太郎冠者・次郎冠者と主人のやりとりが秀逸な「オチ」に向かって加速する定番の名作。「濯ぎ川」(すすぎがわ)は婿養子の夫と嫁・姑の攻防を軽妙かつややブラックに描く「昭和の新作」。両作品ともたいへ

んわかりやすく熱演していただき、生徒たちも笑いのポイントをしっかりと踏まえた鑑賞ができていました。

 登壇競争率3倍弱となったワークショップ狂言体験コーナーでは、選ばれし高校生7人、中学生3人が登場、笑い方や泣き方、すり足などの所作を教示していただき、実演を通して狂言を身近に感じることができていたようです。

 短い時間ではありましたが、ほとんどの生徒が初めての狂言体験を通して、「古典芸能のすばらしさ」や「日本最古の笑い」の妙をしっかりと堪能することができる貴重な時間となりました。

 (※また40名以上の保護者の皆様にも鑑賞いただきました。ありがとうございました。)

      ●鑑賞会に先立ち総体の伝達表彰を行いました。            ●ワークショップで中高併せて10人が狂言体験。                              

 

        ●茂山狂言会さん熱演の「濯ぎ川」の一場面から                     

                                        


県立博物館・竹中学芸課長特別講演を開催しました。(R元年5月31日)

「けんぱく」等で本物体験できる利点を最大に活用しよう。

  31日(月)午後、和歌山県立博物館、竹中康彦学芸課長を講師としてお招きし、「県立博物館(けんぱく)で学ぼうーきのくにの歴史ー」と題し特別講演会を体育館にて開催しました。

 講演は「なぜ『きのくに』と呼ばれるか?、『和歌山』という地名はいつから?『吹上』という地名の由来は?」といった身近な話題から文化遺産豊かな和歌山の魅力に迫り、後半は和歌山県の人々が残してきた貴重な財産を「あつめ」「まもり」「しらべ」「見せ」「おしえひろめる」という県立博物館の仕事や使命について大変理知的にわかりやすくお

話をいただきました。

 この日は県高校総体スタート日で、不在の生徒も少なからずありましたが、中学生も含め、私たちの住む和歌山県の文化的価値や魅力について、また近隣の県立博物館を始めとする、近大美術館、県立図書館といった様々な文教施設の価値や、「本物」に触れることの大切さを改めて感じることのできる貴重な機会となりました。

 講師の竹中様には急遽のご講演依頼にもかかわりませず、お忙しい中、生徒たちに貴重なお話をいただきました。本当にありがとうございました。

 

●和歌山県の文化遺産的魅力や「けんぱく」の価値についてわかりやすくお話いただきました。
 

森田教育委員が学校訪問されました。(R元年5月27日)

新しい桐蔭の「変わらない様子」を見ていただきました。

  27日(月)午前、和歌山県教育委員会の学校訪問があり、教育委員会・森田知世子委員と県立学校教育課・藤下 法紹指導主事が来校されました。3限には足早にではありましたが全クラスの授業の様子を参観していただき、4限には校長室にて校長、中高教頭、教務、FDキャリア教育の分掌長も交え、懇談会を持ちました。 森田委員からは授業参観を受けて、活動的に行われていた男女共習の家庭科や、キャリア教育の視点を踏まえ展開されていた保健の授業について、また生徒達全般の前向きな授業態度につい

て評価をいただくとともに、質疑応答等を通して、本年度スタートした新しい普通科の定着に向けた取り組みや、やや窮屈な施設面の現状等も含め、本校の課題についても協議させていただきました。

 県教育委員会のお二方には、お忙しい中ご来校いただき、貴重なご意見、コメント、ご指導をいただきました。今後とも本校の役割をしっかりと踏まえ、生徒達が生きる力を豊かにはぐくめるよう教育活動を精力的に展開してまいります。ありがとうございました。

 

●1年生情報の授業を参観される森田委員と藤下主事。参観後、校長室で協議の様子。


防災避難訓練を実施しました。(R元年5月8日)

ルーティンではなくアクティブな防災意識の向上を。

 連休明け、中間テスト発表中の5月8日(水)6限に、本年度の防災避難訓練を実施しました。

 6限授業中の14:15に震度6弱の地震が発生、津波警報が発令される中、生徒ホールから火災が発生するという設定で、放送による指示を受け、全校生徒がそれぞれの避難経路からグラウンドに一斉避難しました。今年の避難所用時間は8分10秒と、昨年を1分程度上回りましたが、木皮校長からの講評では、今年3月の震度4の地震を引き合いに、訓練のための訓練ではなく、常に実際の有事を想定してお

くこと、「お・は・し・も」の実践の大切さ、「自助」はもとより、「共助」という視点までしっかりと持っておくこと、といった防災意識向上のための言葉をいただきました。

 訓練後、今年は1、2年生はホームルームで「避難の課題」についてのグループセッションを行い、この日の訓練を改めて自分たちのものとして総括する活動を行いました。

 来るべき有事に備え、能動的、計画的に平時から防災への取り組み意識を高めておきましょう。

  

 ●地震発生。全員が一斉に机の下へ!      ●それぞれの経路からグラウンドへ      ●木皮校長の講評を聞く全校生徒

第19回桐蔭総合大学を開催しました。(H31年3月15日)

桐蔭ならではの贅沢で貴重な学びの場。

  14日(木)、第19回「桐蔭総合大学」を本校にて開催、全国16大学から17人の大学教授の皆様を講師にお招きし、1,2年生全員対象の特別講座を実施しました。

 今年も理系、文系多岐にわたり知的好奇心を駆り立てられる講座テーマがラインアップ。講座は90分間で、事前の受講希望調査に基づき、30人~40人が各講座で熱心に聴講しました。

 生徒たちは、年に一度のこの贅沢で貴重な「学び場」で、高度でアカデミックな講座内容に集中しつつ、今後の学習や進路に対するモチベーションを大いに高められたようでした。

 全国各地よりわざわざお越しいただき、本校生徒たちのために大変興味深い講義を展開していただいた講師の皆様方、本当にありがとうございました。

*講義をいただいた先生方と講座テーマ(講座番号順) 

                   



選択音楽・課題研究発表会を行いました。(H31年2月19日)

選択音楽Ⅰ のまとめ。技能と感性を込めてパフォーマンスを披露しました。

 2月19日(火)、1年生選択音楽Ⅰの授業で、1年間の学習のまとめとして「課題研究発表会」が行われました。

 毎年選択音楽の最終授業で"The Last Concert”と銘打ち行う発表会。今年は3クラス全24組が、個人またはグループで課題設定した自由曲演奏に様々に工夫をこらしながらチャレンジしました。校長先生をはじめ、担任、学年の先生方も鑑賞される中、完

成度の高い高尚なパフォーマンスから、表現者の思いが技能を越えてひしひしと伝わる熱いものまで、どの発表も桐蔭クォリティとも言える創造性に溢れるものでした。また、どのクラスも、司会進行やオーディエンスの生徒たちが温かな雰囲気の中、発表をサポートしていたのも印象的でした。

 課題発表に取り組んでくれた音楽選択生の皆さん、ご苦労様でした。

 ●1年BDF組のプログラム表紙と発表の様子から (オムライス『星に願いを』/Drop Out『真赤』)

      

 ●1年AG組のプログラム表紙と発表の様子から (きなこもち『ナイト・オブ・ナイツ』/en route『今夜このまま』)

       

 ●1年CE組のプログラム表紙と発表の様子から(ぼーん3世『ルパン三世のテーマ』/校長先生からの講評)

      


平成30年度第5回高校生のための和歌山未来塾に参加しました。(H31年2月12日)

ゲノム解読が解き明かす「これまで」と「これから」

●講師の西川伸一先生。ご専門は再生医療。

●240人の生徒が参加した第5回。盛会でした。

●講演後、質問する本校1年藤森君。

 11日(月・祝)午後、和歌山県福祉交流会館プラザホープにて開催された「第5回高校生のための和歌山未来塾」に、本校から36名の生徒が参加しました。

 本年度最終となった和歌山未来塾、講師は京都大学名誉教授・西川伸一先生。この日は仁坂和歌山県知事もご聴講される中、「人間の科学が進歩する21世紀~みんなが科学に参加する時代が来た~」と題した講演をいただきました。

 自分とは何者なのかを探る手立てとしてのゲノム解読のお話に始まり、古代人のゲノム解読から歴史の新しい読解ができるようになっていること、また個性を活かした社会設定、いじめや犯罪の抑止、健康・福祉面への応用といったこれからの可能性について、アカデミックかつたいへんわかりやすくお話くださいました。またネアンデルタール人と現在の私たちの遺伝子的共通点といった興味深い内容も随所に盛り込まれるなど、知的好奇心を強くかき立てられる60分間となっていました。

 西川先生には、講演後の質疑応答のコーナーでも、本校を含む各校生徒から次々と挙げられる質問にたいへん丁寧に対応していただきました。講演の最後には改めて、「20世紀に解決できなかった課題を、データを活かして解き明かしていけるこれからの時代にワクワクシながら関わっていってほしい」というメッセージを参加者全員にいただきました。貴重なご講演をありがとうございました。


箕島中学校のみなさんが学校訪問に来てくれました。(H31年2月9日)

2年後、ぜひ桐蔭高校で共に学びましょう。

●高3生が自習中の図書館の見学。

●体育館前での集合写真です。

●生徒ホールで桐蔭メニューを楽しみました。

 9日(金)午前、有田市立箕島中学校の1年生の皆さんが総合的な学習の時間の一環として本校を訪問してくれました。

 訪問してくれたのは箕島中学校1年生の男子17人、女子2人の計19名。この日は、午前中の和歌山市内5校(和歌山工業、和歌山商業、向陽、開智、桐蔭)訪問と午後の和歌山県庁訪問がセットになった班別学習日だそうで、桐蔭を選んでくれた19名は、まず会議室で教頭からスライドで桐蔭の授業、クラブや行事について説明を受けました。質疑応答では、「一番人数の多いクラブは?」「一番遠いところから通っている生徒はどこから通っていますか」」といった1年生らしい質問も飛び交っていました。続く図書館見学では図書館の蔵書はもとより、自習中の高3生たちの真剣な様子も感じてもらいました。体育館では本校体育科教員から「文武両道」実践の熱い激励も受けていました。最後はお楽しみの生徒ホールでの昼食。今回もホールから桐蔭名物「からあげ」のサービスあり。元気いっぱいにメニューに舌鼓をうってくれていました。

 訪問してくれた皆さんとは2年後この桐蔭でまた会えることを楽しみにしています。今後も勉強、クラブ、その他様々なことにしっかりと取り組んでいってください。生徒のみなさん、引率いただいた先生、ありがとうございました。


中央委員会総会を開催しました。(H31年1月30日)

より豊かな学校生活の実現のために。

●今回も有意義な意見交換の場となりました。

●進行の2F玉置君(左)と2C吉原君(右)

 30日(水)放課後、会議室にて開催された本年度の中央委員会総会(1、2年生)。運営は生徒会執行部、各クラスから中央委員さんを含む最大3名ずつの計36名の生徒、学校側からは生活指導部、総務部、特別活動部の代表教員、事務部、教頭が参加しました。

 事前に各クラスで発案された案件は協議事項(3)、確認事項(14)、報告事項(8)、その他の事項(3)に分類され、それぞれ一件ずつ丁寧な確認、質疑、協議がなされていました。特に協議事項では「授業中の上着着用」「アセンブリー移動時の体育館シューズの着用」「放送アセンブリーの実施」「来年度のシステム改編への取組」について生徒と教職員が積極的に意見を交わし合いながら、合意形成のための協議がなされていました。全体で1時間半ほどの長丁場となりましたが、より豊かな学校生活を実現させていくための貴重な意見交換の場となっていたようです。

 参加してくれた各クラス代表のみなさん、また会を的確に運営してくれた生徒会執行部のみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました。


文成中学校のみなさんが学校訪問に来てくれました。(H31年1月29日)

桐蔭高校で共に学べることを期待しています。

●体育館前で記念写真。また桐蔭で会いましょう。

●最後はホールでの昼食。みんな食欲旺盛でした。

 29日(火)午前、有田市立文成中学校の2年生の皆さんが校外学習の一環として桐蔭高校を訪問してくれました。

 訪問してくれたのは文成中学校2年生の男子7人、女子5人の計12名。この日文成中2年生は5班に分かれ、午前中の和歌山市内の5校(和歌山工業、星林、向陽、和歌山商業、桐蔭)訪問と午後の班別和歌山市内散策がセットになった校外学習日。リーダー中尾君を中心とする桐蔭班、まず会議室で教頭からスライドで桐蔭の授業、クラブや行事について説明を受けました。質疑応答では「携帯電話のルールは?」「防災教育はどのように行われているか」といった鋭い質問も飛び交っていました。続いて図書館や体育館の施設を見学した後、生徒ホールで昼食。桐蔭名物の「からあげ」のサービスもあり、全員が先取り学食体験を楽しんでくれていました。

 訪問してくれた皆さんが少しでも本校に興味を持ち、自分の今後の進路についてなんらかのヒントにしてくれれば幸いです。訪問してくれた生徒の皆さん、引率いただいた先生、ありがとうございました。


3年生元旦センタープレテスト実施しています。(H31年1月1日)

一年(受験)の計は元旦にあり。センターに向け「整え」中。

●文系クラスの様子。しっかり集中してます。

●理系クラスの様子。粛々と受験中です。

 1日(火)9:00から毎年の恒例となっている3年生の元旦センタープレ模試を実施しています。

 早くも今月19日(土)・20日(日)に迫った大学入試センター試験本番に備え、今年もほぼ全員の3年生が参加。1時間目の社会の問題から、文系生徒がまずスタート。続く社会2科目目からは理系の生徒も加わり、いつものようにそれぞれが集中力を高めながら、精力的に取り組んでいました。受験に向かう「チーム桐蔭」という舟が新しい年にしっかりと出航しています。

 各日、模試実施直後の自己採点も含め直前模試は二日間続きます。センター試験への体勢を引き続き粛々と整えつつ、本番でベストパフォーマンスを発揮するための最終調整をしっかりと行ってください。


平成30年度第3回高校生のための和歌山未来塾に参加しました。(H30年12月15日)

和歌山県の宝「南葵音楽文庫」がつなぐ、私たちと世界。

●南葵音楽文庫の世界的価値を享受できました。

●川口君・土橋さんによる「双頭の鷲の旗の下で」

●垣本君・土橋さんによる「マドリカル」

 15日(土)午後、県立図書館メディアアートホールにて開催された第3回高校生のための和歌山未来塾に、本校から1年生23名2年生15名、計38名が参加しました。

 この日は、慶應義塾大学名誉教授・美山良夫先生による「西洋音楽を日本に~徳川頼貞 音楽のためにささげた半生~」と題してのご講演。紀州徳川家第16代当主・徳川頼貞が大正時代に私財を投じて蒐集した貴重な西洋音楽の資料の数々が南葵音楽文庫として和歌山に「里帰り」(2017年から県立図書館でその一部が公開されています)。この南葵音楽文庫の貴重な資料のデジタル化を中心的に推進されてきた美山先生から、数奇とも言える頼貞の半生や貴重なコレクションの紹介をはじめ、貴重な資料を世界に伝えていくことの貢献価値についても、わかりやすくお話をいただきました。

 また、講演の途中、南葵音楽文庫所蔵の楽譜をもとに、本校の川口 拓音君1A(バイオリン)と土橋小乃花さん1A(ピアノ)がワーグナー作曲「双頭の鷲の旗の下で」を、また垣本 和佑君1A(バイオリン)と同じく土橋さん(ピアノ)がシモネッティ作曲「マドリカル」をそれぞれ生演奏で披露。当時の貴重な資料が現在にもしっかりと受け継がれていることを表現力豊かに体現してくれました。

  最後に、美山先生ご自身のライフスタイルを頼貞のそれと重ね合わせつつ、「和歌山の宝」とも言えるこの貴重な資料は過去や世界への「窓」であり、それに触れることで未来に対する学びを深めていってほいいというメッセージを参加者全員にいただきました。


11月の校内研修を行いました。(H30年11月29日)

KJ法で本質的な課題解決に迫りました。

●この日は教員全員がアクティブラーナーに。

●ボトムアップで課題点が絞り込まれます。

●言語化によるまとめが最後の重要なステップ。

 2学期末考査中日の28日(水)午後、現職教育(中高全教員による校内研修)を実施、来年の普通科改編に向け準備が進む各ワーキンググループ(WG)からの報告及び、「部活動や自学自習のありかた」についてKJ法を用いて協議を行いました。

  前半、「31年度新1年生受入」「50分週34コマ授業への移行」「中高一貫の諸課題」「部活動指導」等について各担当WGからの報告を受け、改編に向けての共通理解を図ったあと、KJ法を用いてのグループ協議を行いました。KJ法とは、ブレーンストーミングでランダムに量産した各個人のアイデアをグルーピングして、整理・俯瞰・統合しながら新たなアイデアや発想に収束させていく問題解決の手法。総合的な学習の時間「キャリア桐の葉」でも生徒たちが取り組むこの活動を教員自らも実践しながら、今回のテーマ、「桐蔭の文武両道とは」および「真の自学自習とは」についてアプローチしました。

  協議後は全体会にて、模造紙を提示しながらの各班発表により言語化することで課題を共有。限られた時間ではありましたが、全教員が課題解決に向け改めてアクティブに研修を深めることができました。

デートDV講演を行いました。(H30年11月6日)

交際相手と対等な関係を築くために。

●柔道場にて3年生全員が受講しました。

●講師の谷沢様。強く優しくお話いただきました。

●人権啓発教材「デートDVって何?」

 5日(月)1限、和歌山人権擁護委員協議会から、人権擁護委員の谷澤佐規子様、河野 啓様にお越しいただき、3年生を対象とした「デートDV」講演を柔道場にて行いました。

 事前に12項目からなるデートDVチェックリストを個別で実施したあとの講演会、まず河野様から人権擁護に係る総括的なお話をいただいた後、人権教育啓発推進センター制作の人権啓発DVD「デートDVって何?~対等な関係を築くために~」を全体鑑賞。「人権とは」「デートDVとは」といった言葉の理解に始まり、男女交際で起こる4種類の暴力(身体的、精神的、性的、経済的暴力)、デートDVが起こる原因やその影響、断ち切ることの難しい負のスパイラルなどについて映像を通して学習、視聴後はまとめとして谷澤様から、具体的な事例紹介や、デートDVに対する心がまえとして、毅然とした優しさを持って相手との関係を築いていくことの大切さ等をお話しいただきました。

  半年後には、早くも実社会へ出て人との関わりが広く深くなってゆく3年生にとって、改めて対人関係についての意識を振り返り、デートDVについての理解を深められる貴重な機会となりました。

 講師としてお越しいただいた、谷沢様、河野様、本当にありがとうございました。 

ロボット教室修了しました。(H30年11月4日)

いざ、大会本番へ。サイエンスマインドとともにがんばれキッズたち。

●二人一組でのサッカー対戦。

●タブレットPCで、プログラムを即時修正。

●練習試合で熱気ムンムンの会議室。

●大胆な改造マシンも登場。上部がTJB3。

 桐蔭中高科学部主催で4月から本校で行われてきたロボット教室が3日(土)の第7回をもって無事修了。熱心にプログラミングの基礎を学んできてくれた小中学生が、その成果を試す場として、来週18日(日)のロボカップジュニア和歌山ノード大会(サッカー対戦)にチャレンジします。

 本教室には、3月の一般募集で応募してくれた小学4年~中学1年の計26人が参加。マイコンを搭載した自律型ロボット"TJB3"を用いて、プログラミングの基礎の学習からサッカーゲームの実戦にいたるまで、半年間にわたって論理だった課題解決学習を続けてきてくれました。いよいよ大詰めを迎えた前回からはタブレットパソコンを導入して、実際の試合を想定しての練習試合。いかに思い通りにロボットを動かしてゴールするか、防御するか、試行錯誤を繰り返しながらも目をキラキラ輝かせて取り組む子ども達の熱気で、会議室はあふれかえっていました。

 このあと子ども達は二人一組で、18日(日)にイオンモール和歌山で行われる「ロボカップジュニア和歌山ノード大会」にエントリー。この教室での学びの成果がしっかりと発揮されることを期待しています。また今芽吹き始めている「サイエンスマインド」をぜひ、桐蔭中学校や桐蔭高校で大きく育ててもらえたらと思います。

  

※本教室は桐蔭中学校科学部の面々が、顧問の藤木教諭とともに、準備やレクチャー、レフリーにいたるまで子ども達を完全バックアップ。彼ら彼女ら自身も17,18日にエントリーする中、部で培ってきた確かな知識や技能に裏打ちされた、懇切丁寧できめの細かい指導ぶりが際だっていました。

「きしゅう君の自転車鍵かけコンテスト」で優秀賞を受賞しました。(H30年10月11日)

学校対抗の施錠コンテストで高める防犯意識。

●優秀賞の表彰を受ける生徒会長・垣内さん。

●県警の防犯啓発キャラクター「きしゅう君」と。

 平成30年度「きしゅう君の自転車鍵かけコンテスト」で本校が優秀賞を受賞、11日に県民文化会館で行われた表彰式で、生徒会長・垣内春美さんが学校を代表して表彰を受けました。

 「きしゅう君の自転車鍵かけコンテスト」とは、自転車の鍵かけの意識向上と習慣づけを図ることで未施錠による盗難を防ごうと、和歌山県警が平成28年度にスタートさせたコンテスト形式の全県下的取組。

 3年目となる今年は県下公立私立高校合わせて24校がエントリー。年間数回の校内での「鍵かけチェック」による施錠率をベースにした総合的な評価の結果、最優秀校の紀央館高校に次ぐ優秀校として、耐久高校とともに本校が選ばれました。

 11日に行われた「安全・安心まちづくり県民大会」での表彰式に学校を代表して出席し、表彰を受けた生徒会長・垣内 春美さん(1A)は、「次回はもう一つ上の最優秀賞をいただけるよう、みんなで『鍵かけの意識』を高めていきたいです」と入賞の感想を述べてくれていました。

 今後とも防犯意識を高めるべく全校をあげ地道な取組を続けてまいります。関係の皆様方、ありがとうございました。

8月の校内研修を行いました。(H30年8月8日)

「新しい桐蔭」に向けた、真夏のバズセッション。

●視聴覚室でのセッション。真摯で熱心な討議でした。

●会議室でのセッション。日頃の思いも溢れてます。

 3年生理科・社会補習を午前中に終えた8日(水)午後、中高全教員による現職教育(教員の校内研修)を行いました。今回のテーマは「『新たな普通科』の教育システムの実効性を高めるためには~卒業生データを参考に桐蔭高校、桐蔭中学校の課題と展望をバズる~」。

 

 FDキャリア教育推進部からの精緻な基調報告を受けたあと、全教員が5名~6名の8グループに分かれ、2会場でバズセッションを実施。中学・高校や教科の垣根を越え、テーマに迫る活発な討議、意見交換がなされました。全体会では各グループの代表者から協議内容のまとめの報告がコンパクトに行われました。

 

 短い時間ではありましたが、夏季長期休業中のたいへん有意義な研修会となっていました。現状の課題解決に真っ向から取り組みつつ、来年度からの「新しい桐蔭」に向けた地固めが着々と行われています。

プロジェクター等寄贈式を行いました。(H30年7月27日)

授業で大切に有効活用いたします。ありがとうございました。

●校長室での寄贈式

●寄贈いただいたプロジェクターとスクリーン

 このほど、貴志川工業株式会社様から「紀陽CRS私募債」発行に伴う物品寄贈を受けることとなり、7月26日(木)午前、その寄贈式が、本校校長室にて行われました。

 貴志川工業株式会社社長 吉田 篤史様、紀陽銀行東和歌山市店長 溝渕 栄様がお越しになり、寄贈品として、単焦点プロジェクターとマグネットスクリーン一式を賜りました。本校清水校長がその寄贈目録とともに頂戴いたしました。


 「紀陽CSR私募債」とは、紀陽銀行が、私募債を発行する顧客から受け取る手数料の一部(私募債発行額の0.2%相当額)を拠出し、地域の学校や医療・福祉施設、環境保全や文化財保護を行う団体などへ寄贈を行うものです。


 いただいた寄贈品は今後、授業等を通して、大切に有効活用いたします。 貴志川工業吉田様、紀陽銀行溝渕様、またご同席を賜った関係の皆様方、本当にありがとうございました。

仁坂県知事特別講演会を開催しました。(H30年6月15日)

貴重なご講演、ありがとうございました。

 6月15日(金)、本校体育館にて、仁坂吉伸和歌山県知事の特別講演会を開催、中高全生徒、教職員等合わせて1150人が聴講しました。

 この日の演題は「がんばれ桐蔭中学高校生 -ちょっと前に桐蔭高校生だった者のお話-」。知事ご自身が本校21期卒業生でいらっしゃるということもあり、現役生だったころのサッカークラスマッチへのユニークな取組や、ご自身の当時の勉強のスタイルなどを引き合いにされつつ「敵を知り、己を知らば」「深く迷い、高くとべ」をキーワードに高校生活の大切さを語られました。

 後半は高校を出てから大切なこととして、正義感や使命感を持った「いい人」であること、自分自身で考え抜く力、知識をしっかり蓄え柔軟に学ぶ姿勢を持つことや、一度きりの人生を思い切り挑戦する

気概の大切さをお話しいただきました。

 講演後の質疑のコーナーでは、生徒から、「いい人」であるための道徳教育の大切さや、「無限の可能性へのチャレンジ」という視点からご自身のキャリア形成についての質問があり、それぞれに対し大変丁寧なご返答をいただきました。

 最後はお礼の言葉として生徒会長1年垣内春美さんが生徒を代表してあいさつ。ご講演の内容をしっかりと踏まえた生徒会長としての力強いまとめの挨拶に、お褒めの言葉もいただきました。

 公務ご多忙な中、母校に起こしいただき、桐蔭の先輩として、人生の先輩として、また県知事として大変示唆に富んだ貴重なご講演をいただきました。本当にありがとうございました。

  

●「桐蔭賛歌」で仁坂知事をお迎え      ●桐蔭生時代を振り返りつつ講演スタート  ●生徒の質問にもご丁寧にお答えいただきました。


人権学習スタートしています。(H30年5月21日)

「人権」に対する正しい知識と、問題解決に向けた実践力を。

●2年生は学年全体で「外国人の人権」について学習。

●1年生はクラスごとに「身近な人権問題」を学習。

 21日(月)1限に1、2年生で人権LHRを行いました。1年生は桐蔭高校での人権学習の授業開き。「人権とは何か」に始まり、この日は視聴覚教材「えっ!これも人権?」(財団法人和歌山県人権啓発センター)をクラスごとに特別教室に移動し視聴。「こども」「暮らし」「会社」といった視点から身近に存在する人権問題について学習しました。1年生ではこの後、3月の沖縄修学旅行に向け、「命の大切さ」「平和の尊さ」について学習を深めていきます。

 2年生は体育館に学年で集合し、やはり視聴覚教材の「外国人と人権(違いを認め、共に生きる)」(法務省人権擁護局、公益財団法人人権教育啓発推進センター企画)を全体で視聴。家庭・地域、職場で見られる外国人に対する偏見や差別、ヘイトスピーチ等についてDVDを通して学習しました。2年生では「外国人の視点に立って多様性を認め合う社会の在り方を学ぶこと」をメインに展開していきます。

 特設HRだけでなく、今後もあらゆる機会を通じて自他の人権を理解し、大切にしていくという意識を高めていってもらいたいと思います。

 



土曜図書館開放をスタートしました。(H30年5月8日)

●校内インフォメーションディスプレイの画像より

 5日(土)より、本年度の土曜図書館開放がスタートしまいます。PTAとの協賛事業で、ボランティアの保護者の方々に1回につき4人交替で、開館中の管理をしていただき、年間を通して24回の土曜日、3棟2階図書館を生徒自習用に開放します。(図書の貸し出しやコンピュータの利用はできません。入

退出は自由ですが、制服を着用してください。中高とも利用できます)

 一週間の授業の総復習、次週の先取りの予習、また自分自身が主体的に計画を立て深めていく自学自習の時間として、静かで落ち着いたこのスペースをぜひ有効活用してみてはどうでしょうか。

  


教員研修会を行いました。(H30年3月28日)

「永続的な理解」のための「本質的な問い」とは。

●教育改革の若き推進リーダー・前田教頭先生。

●刺激と示唆に富む貴重な90分となりました。

 27日(火)午後、「キャリア教育の深化のために」というテーマのもと、現職教育(全教職員の校内研修会)を会議室にて行いました。学校法人大阪医科歯科大学 高槻中学校・高等学校の前田 秀樹教頭を講師としてお招きし、先進的に改革を進めてこられた同校の教育実践例を中心に貴重なご講義をいただきました。

 ご講義の3本柱は「対話的・主体的で深い学び」の基軸となる「本質的な問い」、クリティカルシンキングの養成、メタ認知を高めるための取り組みとその「評価」。中でもこの日のメインとなったのは、「永続的な理解」に繋げるための「本質的な問い」について。単一の決まった答えを求める問いではなく、思考力を刺激し、高次の思考を要求したり、転移可能な概念につながるような問いをいかに設定するか。おのおの教科書を持参して参加した各教員は、任意に単元を選定して「本質的な問い」を設定し、グループでシェアするというワークショップを通して課題に精力的にアプローチしていました。

 高槻中・高の確かな理論と豊かな実践に全員が圧倒されながらの90分。今後本校での生徒の学びをどう深めていくかについて大いに刺激と示唆を与えていただきました。

 年度末の多忙な折、貴重なご講義をいただいた前田教頭先生に改めて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。





第18回桐蔭総合大学を開催しました。(H30年3月16日)

3月恒例、19講座で深める「知の時間」

  16日(金)、第18回「桐蔭総合大学」を本校各教室にて開催しました。今年度も全国15の国公立、私立大学から19名の先生をお招きし、高1、2年生を対象とした90分の特別講義を開講していただきました。

 生物、化学、物理、環境、精神衛生、社会科学、英米文学、看護、数学、栄養学、医療、スポーツ科学といった多岐分野・領域にわたるテーマが設定され、あらかじめ興味関心に基づいて希望を募って決定した各講座で約30名ずつが聴講しました。

 限られた時間ではありましたが、各大学で行われている高度でアカデミックな授業の一端を経験することができ、今年も一人ひとりがしっかりと「知」を深められていたようです。事後の感想文からは、今後の進路に向けた学習のモチベーションアップにつながった生徒もかなり見受けられました。

 今年も遠いところ、わざわざ本校にお越しいただき、生徒たちのために貴重なご講義をいただいた先生方、本当にありがとうございました。

*講義をいただいた先生方(講座番号順) 

    ●京都大学・堀先生       ●東工大・西山先生         ●大阪大・糸崎先生       ●東北大・土浦先生

   

    ●甲南大・須佐先生       ●和医大・井辺先生       ●九州大・湯川先生        ●分子科学研究所・古池先生

   

    ●和歌山大・豊田先生      ●立命館大・田原先生        ●神戸大・山本先生         ●和歌山大・藤本先生

    

     ●和歌山大・友渕先生      ●和医大・水田先生          ●大阪府大・中桐先生       ●奈良女子大・柳沢先生

     

                 ●大阪大・村田先生      ●大阪市立大・羽生先生     ●筑波大・中野先生 

           

                   



選択音楽でバイオリン演奏実習学習を行いました。(H30年2月14日)

バイオリンの豊かな響きを直接体験学習。

●小倉氏と共に演奏発表。貴重な時間でした。

 2年生選択音楽の授業で2週間にわたりバイオリン体験学習を実施しました。14日(水)には、ゲストティーチャーとしてバイオリニストでインストラクターの小倉浩晃氏を授業にお迎えし、模範演奏や演奏指導、合同演奏等で様々なアドバイスや指導を仰ぎました。授業の最後には4名の生徒一人ひとりが課題曲「キラキラ星」を演奏し成果発表を行いました。

 バイオリンの優雅で豊かな音色が音楽室に穏やかに満ちる中、選択生たちは大変貴重で有意義な音楽体験ができたようです。ゲストティーチャーとしてお世話いただいた小倉様、本当に貴重な時間をありがとうございました。


平成30年の自分にとっての一字。(H30年1月5日)

筆に託して刻んだ平成30年の「私」

 第1棟3階書道教室の廊下側壁面に、1年生書道選択生による毛筆作品「平成30年の自分にとっての一字」が掲示されました。

 昨年の授業で「書き納め」に取り組んだもので、来たるべき新年の「こうありたい自分自身」に向けて抱負と願いを漢字一字に凝縮し、メッセージを添えたものです。

 筆に託したそれぞれの思いを改めて確認し、新しい年を充実したチャレンジャブルなものにしてほしいと思います。

 始業は9日(火)。放送によるアセンブリーのあと1限から3限は60分、4,5限は通常65分授業でスタートします。3年生はセンター試験前最終週、1、2年生は後期中間考査Ⅱの発表日となります。

 

 


H29年度教育講演会を開催しました。(H29年12月1日)

「食の窓」から見る世界の景色とは。

●午前の講演。多くの示唆をいただきました。

●「和イタリアン」直接ご指導をいただきました。

●校長先生も交えて試食会。おいしく学びました。

 12月1日(金)、後期中間テスト終了後、本年度の教育講演会(PTA共催事業)として、講師に本校OBで料理研究家・フードジャーナリストの貝谷郁子氏をお招きし、「『食の窓』から世界へ」と題してご講演をいただきました。

 まず全校生徒による挨拶代わりの校歌斉唱で先輩をお迎え。講演は、編集者時代に、偶然「食の窓」を通して眺めたイタリアに魅了され、「食」のプロへとキャリアアップされていったいきさつでスタート。「食」という窓を通してその国の地理、産業、歴史、文化といった側面に触れることの大切さや、イタリア人気質を引き合いに、自国の食に誇りとプライドを持つことのすばらしさ等が述べられました。また「食」を追求するためにイタリア語を独学で学ばれたご経験から、「相互理解」を目指す上で「言葉の窓」を持つことの大切さも、桐蔭生へのメッセージを込めて語っていただきました。

 午後からは生徒・保護者の希望者を募って調理室で料理講習会を開催しました。テーマは和歌山の食材を用いた「和イタリアン」。受講生は8グループに分かれて、和歌山が誇る三大食材「みかん」「しらす」「うめぼし」を用いた、「しらすマリネ」、「みかんドレッシング」「梅干しとうふクリームディップ」作りに挑戦しました。秘伝レシピの紹介等も挿入されつつ、調理のこつ、食材のもつ良さや取り合わせのアイデアなど丁寧に実演、解説いただきました。

 最後にパン、クラッカーにトッピングしての試食会を教職員も混じって全員で行い、限られた時間ながら、たいへんクリエイティブでクロスカルチュラルな食体験を堪能することができました。

 貝谷様には、お忙しい中、本校生徒のために貴重なご講演と講習をいただきました。本当にありがとうございました。


全日本教育工学研究協議会全国大会和歌山大会公開授業を行いました。(H29年11月24日)

ICTを活用した「主体的で対話的で深い」学びとは。

●数学では、答案を記録し、即座に投影という技も。

●化学では、タブレットで数値をリアルタイム入力。

●日本史では、絵画資料を読み解き時代を俯瞰。

●体育では、ディスプレイで動きを詳細にチェック。

 24日(金)、第43回全日本教育工学研究協議会和歌山大会が開催され、本校が公開授業校として、高校4科目(日本史、化学、数学、体育)、中学校2科目(英語、数学)の公開研究授業を行いました。参観者として全国各地から100名を越す中高大教育関係、教育委員会関係、ICT関連のお客様をお迎えしました。

 本協議会の本年度のテーマは「ICT活用で創造する『主体的・対話的で深い学び』」。7月より本校にも導入されていた電子黒板や、従来も活用していたタブレット型コンピュータ等を駆使した授業が展開されました。

 1C数学では、三角比と二次関数が融合された難問にチャレンジ。放物線と直線の交点が変数aの範囲により変化する様が特別な教材ソフトでわかりやすく視覚化されていました。

 2F化学では 各液体の時間ごとの凝固点降下を実験映像を見ながら班ごとにタブレットで記録し、グラフを同時作成。視聴覚教材をフル活用して凝固点降下の仕組みに迫りました。

 2A日本史は、鎌倉「一遍上人絵図」・室町「洛中洛外図屏風」・江戸「江戸図屏風」という3時代の絵画資料から経済の発達の変遷や特徴をまとめ上げ発表するグループ学習。タブレットでウェブ上の超高詳細画像にアクセスするなどICT使用が効果的なフックとなり生徒発表がより生き生きとしたものになっていました。

 3ABFG体育は先日の「学体研」公開授業に続く男女共習バスケットボール。タブレットで3対3の動きを動画撮影し、それを基に振り返りを生かして5対5の戦術へ活用していく展開。ディスプレイを用いた模範プレーの詳細解説や、3秒遅れのおっかけ再生画面のスクリーン常時投影など、随所に工夫がなされていました。

 どの授業も、決して全面的なICT展開とはいえないものの、機器を効果的に介在させつつ、より深い理解、学びにつなげていこうとする本校のこれまでの取り組みが反映された授業となっていました。

 またこの日は中間考査発表期間の最終日でしたが、生徒たちも授業への集中ぶりや活動ぶりにおいて桐蔭らしい非常に高いパフォーマンスを発揮できていました。

 ご来校ご参観いただいた皆様方、ありがとうございました。


全国学校体育研究大会和歌山大会公開授業を行いました。(H29年11月10日)

「ガクタイケン」開催。「主体的で対話的で深い」保健体育の学びとは。

●男女共習のバスケット。躍動的な授業でした。

●参観者に隠れてますが班で課題を協議中です。

●参観者に埋もれてますが理論も班で協議中です。

●ICTもフル活用で学びを深めました。

 10日(金)、本年度第56回全国学校体育研究大会和歌山大会が開催され、本校がその第11分科会会場として、体育と体育理論の公開研究授業を行いました。

 この日は「主体的・対話的で深い学びを通して 自ら考え工夫していく力を身に付ける体育・保健体育学習」という大会テーマに基づき、ホストである和歌山県下全12会場に分かれての公開授業日。本校には県内外から保健体育、スポーツ関係のお客様150名弱がお越し下さり、午前中は授業参観、午後は本校保健体育科の研究発表と公開授業に基づく協議会に参加していただきました。

 2限、体育館での3年ABFG体育は外川先生指導による「男女共習」の選択球技バスケットボール。タブレット型コンピュータで3対3の動きを記録し、その動画を元にグループで協議しながら課題を明確にして5対5のゲーム形式につなげていくという展開でした。男女ごとの特別ルールももうけられ、生徒全員が楽しみながら主体的に授業に取り組む躍動的な授業でした。

 3限、視聴覚教室での齊藤先生指導による1年A組体育理論は、本校にとって歴史的エピソードである「友情のメダル」を導入に、やはりタブレット型コンピュータを駆使して「フェアープレイ」精神を考察。さらにそれを2020年に迫った東京オリンピックでの「おもてなし」の在り方に発展させていくというグループ別学習でした。この授業でもたいへん生き生きとして桐蔭らしい生徒発表が行われていました。(ちなみにこの授業では、視聴覚室に入りきれない参観者の方々のために、ライブカメラで控え室である会議室に遠隔生中継するという「離れ技」も投入されました)

 両授業とも生徒たちにとっては、100人を越える参観者の皆様に回りを囲まれながらという「桐蔭ならでは」の特殊な状況での授業となりましたが、緊張の中にもしっかりと授業に食らいついて学ぶ姿が大変印象的でした。午後からの協議会でも生徒たちの授業への取り組みぶりについて多くの参観者の方から高い評価をいただいていました。

 ご来校、ご参観いただいた皆様方、ありがとうざいました。


2年生人権教育研究会を行いました。(H29年11月6日)

偏見と差別を越えて。

●今回も熱いお話をいただきました。

 6日午後、柔道場にて2年生人権教育講演会を行いました。講師は本年度もNPO法人KARALIN・李 福美(い・ぽんみ)さん。 「多文化共生社会をめざして 同じをこえて~多様性と差別~」と題し約90分に渡りご講演をいただきました。ご自身の半生を振り返る導入に始まり、クイズやゲーム形式もふんだんに取り入れていただきつつの熱いご講演で、偏見や差別を越えた多文化社会について理解を深めることができました。

 ますますエネルギッシュな李さんに、生徒たちも元気をいただきつつ人権学習に取り組め、たいへん充実した講演会となりました。李さんには、今回も遠いところをお越しいただき、貴重なお話をいただきました。ありがとうございました。


衆議院選挙に向けてLHRを行いました。(H29年10月6日)

衆議院選挙に向けての主権者教育の一環として。

●全学年一斉に選挙に向けて授業を行いました。

     

●一年時に全員に配布済みの資料を用いての学習。

 前期末考査最終日となった6日(金)、テスト日程終了後の3限に、来る10月22日の衆議院選挙に向けて、高1~高3全学年で主権者教育の一環としてのLHRを行いました。

 資料として、一年時に配布、活用済みの主権者教育用テキスト「私たちが拓く日本の未来」(総務省・文部科学省)から「参考編」を中心に抜粋。選挙権を持つ3年生だけでなく、全員が選挙運動や投票に関わって、特にSNSでの発信等についての注意事項や、18歳と17歳とでの違い等様々な具体的事例を中心に、選挙についてあらためて確認を行いました。

 このような機会を通し、選挙に関する知識・理解だけでなく、自分の在り方をしっかりと見つめた社会参画の意識もぜひ高めていってもらいたいと思います。

 なお、この日は報道関係も入り、クラスでのHRの様子の取材や、HR後数名の生徒への「選挙に向けて」のインタビュー等も行われました。テスト終了直後の時間でしたが、各クラスともしっかりと集中し、またインタビュー代表生徒も的確に受け答えができていたようです。 





中・高全教員による校内研修を行いました。(H29年10月3日)

「中高一貫」の課題について、全教員が再び「バズ」りました。

●中高全教員が9グループに分かれてのセッション。

●今年2回目の研修も活発な協議が展開されました。

  3日(火)、前期末考査二日目の午後、本校の現状や課題について共通認識を深めることを目的とする全教員による現職教育(校内研修)を行いました。

 本年度2回目となったこの日のテーマは「内進生と外進生の『化学変化』を、意図的に起こすために」。事前アンケートに基づく基調講話に続くバズセッションでは、「内進生・外進生を漢字一文字で表せば」というイントロダクションに始まり、「場と時間を共有するための仕掛け」「互いの考えや経験・長所を交流する仕掛け」「自己肯定感の高め方」などの小テーマについて計9グループに分かれて意見を交わしあい、最後に再度全体会で各グループからの報告を行い、それぞれの意見を共有しあいました。

 11年目を迎える中高一貫体制について改めて認識と理解を深め、中高全教員がリスペクトし合い、内進生外進生それぞれの「よさ」や課題を共有できるたいへん有意義な研修会となりました。

 桐蔭が桐蔭らしくあるべき姿を実現すべく、今後も教職員による研修を深めていく予定です。





プロジェクター付き電子黒板4台を導入します。(H29年8月28日)

ICT導入でよりきめ細かな授業を提供します。

●タッチペンでの電子黒板書き込による生徒発表。

●黒板も併用しつつ、効果的な授業を目指します。

 ICT(Information & Communication Technology)活用授業を本格的に展開すべく、このほど4台のプロジェクター付き電子黒板が4教室に設置されることになりました。すでに予備室2-2と予備室3-1Westに設置されており、今月末には続いて視聴覚教室、予備室3-1Eastにも設置される予定です。

 この日は予備室3-1Westにて、ICT活用実践研究授業が行われ、中高多くの先生が参観し研修を行いました。「貿易に関する統計資料を読み取る思考力を身につける」ことを目標に展開された3年生地理の授業で、授業者の教材提示の際の分割表示や、生徒の発表時には従来の黒板も利用しつつ、電子黒板に統計資料を投影しタッチペンでの書き込みを行う等、発表補助として効果的に用いられていました。

 今後各教科に渡り、より効果的できめ細かな授業を提供すべく、ICTを適切に活用した授業を推し進めていきます。

 ちなみに、11月下旬に開催される全国教育工学教育協議会全国大会和歌山大会では、本校でも中高併せて6本のICTを活用した公開授業が行われることになっています。




前期後半がスタートしました。(H29年8月25日)

あきらめず、自分を信じやり抜く覚悟を。

●担任・副担によるホームルームの様子。(1年生)

●担任の話に熱心に聞き入る2年生の様子。

 25日(金)、夏季休業開けの始業に伴い、全校アセンブリーを各ホームルーム教室で全校放送にて行いました。

 清水校長先生からは、「論語」の「雍也」から弟子の冉求とのやりとりの一説が引用され、自分自身を見限らず覚悟を決めてやり抜くことの大切さが語られました。また、先日の米国バージニア州での人種差別問題が発端となり引き起こされた悲劇について、オバマ前大統領がツイートで引用したネルソンマンデラ氏の「愛は憎しみをこえる」という言葉を引き合いに、自他の幸せを意識し人権意識を高めていくことの大切さも述べられました。 

 この日は全クラスとも担任・副担両名が各HR教室で休み明けの一人ひとりの生徒の様子を確認。担任からは全校放送を受けて改めて始業の心構えや行事への取り組みについての指示、連絡等が行われました。またこの日から二日間、通常授業と平行しながら宿題考査が、国語、数学、英語、理科の各科目に渡りスタートしています。

 授業や考査をはじめ、桐蔭祭等の学校行事が目白押しとなる前期後半、自分の課題と周りとの関係をしっかりと意識し、改めて諸活動を通して桐蔭らしい確かな力をつけていってもらいたいと思います。




校長講話を全学年で実施しました。(H29年6月30日)

校長先生から「全学年」へ向けての力強いメッセージ。

  


 清水校長先生による講話が全学年の学年アセンブリーにおいて実施されました。

 この日30日(金)は、1、2年生が前期中間テストⅡ終了直後の3限に体育館に集合しての合同アセンブリー。要点が整理されたスライドも提示される中、学習や受験への取組み姿勢、将来を見据えた「今」の学びの意味、文武両道の実践法等が約30分にわたり力強く語られました。

 講話の中では、元SKE48の菅なな子さんが高2でアイドルを引退した後、きわめて高いモチベーションと地に足の付いた着実な努力で名古屋大学経済学部現役合格を勝ち取った事例等も、効果的に紹介されていました。

 自分の弱点を知り、強みに磨きをかけつつ最後まで「やりきる」ことの大切さが、中間テスト終了でいったんリセットされた生徒一人ひとりの心に改めてじっくりと染み込むたいへん有意義な講話となりました。




全教員による校内研修を行いました。(H29年6月28日)

桐蔭の課題解決に向けて、全教員が「バズ」りました。

●3教室に分かれてのグループ協議の様子。

●先生方も課題解決に向け取り組みます。

  28日(水)、前期中間テストⅡの午後の時間帯を利用して、本校の現状や課題について共通認識を深めることを目的に、全教員による校内研修を行いました。

 本年度1回目のこの日の大テーマは「桐蔭への期待を損ねないために」。「バズセッション」と呼ばれる手法を用いて、全教員が5〜6名の小グループに分かれ、3教室を利用して協議を行いました。

 生徒の学習、部活動、学校生活全般の現状はどうなっているか、授業、部活、生活面での指導は効果的に行われているかどうか、生徒が高い進路意識を持って力を伸ばしていくにはどのような取組を強化していけばよいか等様々な視点から、限られた時間の中ではありましたが、熱心に協議が行われていました。

 生徒一人ひとりがゆるぎない力を付けていくための「桐蔭のあり方」を模索すべく、今後も全教員が常に研修を続けてまいります。





高1保健体育・ダンス交流会が行われました。(H28年12月20日)

ダンスでポップに引き出すフィジカルバランス。

●交流会での発表。大いに盛り上がっていました。

 高1女子の保健体育科の授業で毎年の恒例となっている創作ダンスの発表交流会が体育館にて行われました。本活動は県制作の「紀州っ子かがやきエクササイズ&ダンス」の実践として体育の授業に組み込まれた取組で、6人~10人のチームが、基本動作となる数パターンを課題として織り交ぜ、さらに自分たちのテーマに沿ったアイデアで新たに振り付けやフォーメーションを加え創作を行ってきました。この日は1年A組・G組合同の成果発表交流会。今や飛ぶ鳥を落とす勢いの課題曲「恋」に合わせて計5チームがそれぞれのパフォーマンスをステージ上で披露、どのチームも発表を通して表現活動を大いに楽しみつつ、しっかりと体力作りのための活動も行えていたようです。



国語科研究授業が行われました。(H28年12月15日)

英語は日本語を駆逐してしまうのか。日本語は英語を排斥すべきなのか。

●4つの評論の集約作業にグループで奮闘中。

●「翻訳」の本質にどこまで迫れたかを最終確認。

 本年度通算で34時間目のFD研究授業(質の高い授業を提供していくための校内研修)として、高1普通科で「現代文」の授業が行われました。

 この日は授業場所を図書館に移し、ジグソー法的手法を用いてのグループ別学習の二時間目。

 ●前時:外国語翻訳についての4本の評論を4つのエキスパー

     トグループに分かれて別々に読解、協議する。

 ●本時:前時にまとめた各要旨を、ホームグループに持ち帰り

         説明、さらに4作品に共通する要点を協議し簡潔にま

     とめ上げる。

という一連の活動を行いました。

 各評論から「翻訳」の本質に迫ろうと、グループでの報告と協議活動を通して、それぞれが苦心しながらもアクティブに課題解決に取り組んでいる姿が大変印象的でした。



保健体育科研究授業が行われました。(H28年10月24日)

チーム協議を制する者は、バスケット競技を制する。

●各チームの動きをタブレットPCで撮影


●動画を元にアウトナンバー時のオフェンスを協議

 24日(月)4限に、高3保健体育でFD研究授業が行われました。この日の題材は選択種目男子バスケットボールで、学習目標はアウトナンバーの状態から確実に得点できるようになること。

 6人ずつ5班に分かれた生徒達は、それぞれの班の3対2のゲーム形式での動きをタブレット型コンピュータで撮影し、その録画を元に、数的優位な状況からいかに確実に得点に結びつけるかを班で協議、最終的に5対5のゲーム形式に活かしていくという流れでした。

 生徒達は非常にきびきびとシステマティックに動きながら班の、あるいは個人の課題解決に向け意欲的に活動できていました。

 また放課後には、授業についての改善点や課題などについて保健体育科の先生方を中心に熱心な協議か行われていました。桐蔭FD(質の高い授業を提供するための研修)はもちろん、すべての教科において実践中です。



和歌山県民歌、歌唱指導始まっています。(H28年10月18日)

いや更に伸びよ栄えよ ふるさとはつねに微笑む


1年CE組の練習風景。のびやかに歌い上げています

 昨年の国体関係行事、イベント等でも頻繁に歌われ、改めてその詩情と音楽性が認識され始めている和歌山県民歌。本校でも中学、高校ともに後期より音楽の授業の教材として取り上げ歌唱練習を重ねています。

 1948年(昭和23年)に一般公募により制定されたこの県民歌、作詞は当時小学校教諭で詩人でもあった西川好次郎氏、作曲は公募の選者であり、「赤とんぼ」等の名曲でも知られる山田耕筰氏。南国和歌山の風土、暮らし、文化が情緒豊かに格調高く謳いあげられています。

 昨年度から通信カラオケでも配信がスタートし、仁坂県知事も「日本一の県民歌」と太鼓判を押されているというこの名曲、和歌山に生きる私たちにとっての、平和と勤労と希望の賛歌としてしっかりと歌い継いでゆきたいものですね。 



数学科研究授業が行われました。(H28年10月17日)

学ばなければ意味がない。鍛えなければ育たない。

生徒は「発展的課題」で数学力を着実に涵養。

先生方も「授業のあり方」の研修に勤しみます。

 秋も徐々に深まり、じっくり落ち着いて学習活動に勤しめる季節となった10月第3週のこの日、高1数学でFD研究授業が行われました。

 二元一次方程式を題材に、前時の確認テスト導入による復習の定着、予習を前提とした発展的内容の重点化、時間内の復習と課題の意識化といった「桐蔭スタイル」の構築を目指す授業です。

 生徒達は二元一次不定方程式ax+by=cの整数解を、まず4種類の個別パターンで帰納的に探り、次いで整数解を持つための必要十分条件を証明で普遍化し、最終的に演習問題につなげていくという流れの中で、グループやペアでの活動を通して集中力を高めながらしっかりと学習に取り組めていました。

 また今回も教科や中高の垣根を越え多数の先生方が熱心に参観し、いかに生徒達を鍛えることで学力を伸ばしてけるかについて研修を深めていました。生徒も先生も「学びの秋」の中で切磋琢磨しています。



大スクリーン&高性能プロジェクター体育館に登場。(H28年10月6日)

桐蔭クォリティのオーディオビジュアル環境が実現。


●プレゼンや講演の質を高める巨大投影システム

 すでに先月の文化祭開会式にて、生徒会制作のオープニング動画上映でこけら落とし的に紹介されていた体育館の大スクリーンと据え付け型プロジェクター。この日は考査の午後の時間帯を利用して改めて先生方への使用方法伝達講習会が行われました。

 スクリーンは簡易なものながらも従来に比べ超大型化され16対9のワイド比率にも余裕の対応。プロジェクターは高輝度8000ルーメンを誇るレーザー光源の高性能型で、体育館後方のアリーナ2階から投影します。体育館のどこの場所から観賞しても非常に鮮明でメリハリのある画質を提供してくれます。デジタル、アナログ両対応で連動する音響システムも充実。

 「桐蔭シアター」とでも呼ぶべき視聴覚環境が整った体育館。種々の講演や発表、プレゼンテーション、映画鑑賞といった活動を桐蔭ならではのハイクォリティで実現します。


理科研究授業が行われました②。(H28年9月29日)

決して目には見えないが、そこに確かにある「力」を論理的に解明せよ。

「物体の運動」という現象の自力解明に向けて。

 先日の1年G組での授業に続いてこの日4限、1年F組でも理科・物理のFD研究授業が行われました。担当教員は異なるものの、授業内容はやはり理科の本年度の研究テーマ「重なった二つの物体を引っ張った時の加速度を運動方程式を用いて自力で求めること」。「運動」という現象を理路整然と解明する、ある種ダイナミックとも言えるプロセスの中で、生徒達は、ある時は先生の説明に力強く頷き、ある時は疑問を率直に投げかけ、またある時は自然発生的にグループ協議を始めるなど、めいめいが学習活動を深めていました。物理という教科の、一筋縄ではいかないからこその醍醐味や魅力が垣間見える授業となっていました。

*FD(Faculty Development):常に質の高い授業を生徒達に提供していくための教員による校内研修

●平成28年度理科(物理)の教科研究テーマのベースとなる課題


理科研究授業が行われました。(H28年9月13日)

運動方程式に自力で挑むために。

物体にかかる力をくまなくチェックし「見える化」。

 文化祭準備もたけなわの13日(火)、1限に高1数理科学科で物理の研究授業が行われました。学習内容は理科の本年度の教科テーマである「運動方程式」。ゴールは、床の上に重ねて置かれたA、B2種類の物体を一定の力で引っ張ったときの加速度を、運動方程式を用いて自力で求めること。

 授業は、手を乗せた教科書をスライドする際の力のかかり具合を体感する導入から、段ボール箱を用いての演示実験、さらには6人グループでの練習問題チャレンジへと展開されました。

「運動」という現象を自ら論理的に解明すべく、探求心旺盛に問題に取り組む数理科学科らしい生徒たちの姿が印象的でした。




第12回おもしろサイエンス開催しました。(H28年9月3日)

吹上・桐蔭おもしろコラボで、知的好奇心アップ。

 3日(土)午前、吹上小学校PTA主催、桐蔭高校とのコラボレーション企画「第12回おもしろサイエンス」が本校理科特別教室にて行われました。今年参加してくれた吹上小学校児童は3年生9名、4年生12名、5年生9名、6年生9名の計39名。

 全体会の岸田校長からのあいさつのあと、児童達は学年ごとに3班に分かれ、物理コース「熱気球を飛ばそう」、生物コース「DNAをとりだそう」、化学コース「ドライアイスのふしぎ」という3つの講座にそれぞれラウンド式に参加。各講座とも高校の理科の先生方が進める実験やお話に目をキラキラ輝かせながら楽しんで取り組んでいました。

 知的好奇心あふれる吹上キッズたち、今後「世界のさまざまな『?』」に立ち向かう探究者として、その成長ぶりに大いに期待しています。また桐蔭で学びましょう。

  

●ゴミ袋製ミニ熱気球、上昇中!      ●たまねぎのDNAがエタノールで出現!    ●ドライアイスの海にシャボン玉が浮くんです!




中学校数学研究授業を行いました。(H28年9月1日)

高等学校につながる学習を中1でも。


系統だった高度な課題にチャレンジ中の中1クラス。

 本校FD(質の高い授業を提供していくための校内研修)の一環として、1日、中学1年生数学の研究授業が行われました。授業内容は、本年度の教科数学の中高共通テーマである「方程式」。生徒は、従来中学段階では未習となる「係数としての文字aを含む一次方程式」にチャレンジしましたが、高等学校での学習につながってゆく文字係数aの場合分けという基本概念の習得を目指して、ペアやグループで活動的に取組が行われていました。

 先生方も、教科や中高の垣根を越え、授業参観を通して授業のねらいや展開の仕方、教材の系統性等についての研修を深めています。




書道科教員書作展開催中。(H28年8月6日)

書道科・高橋佳子先生の作品出展中です。


アバローム紀の国2階で開催中の書道科教員書作展。

 本校書道科・高橋佳子先生揮毫による書道作品が、8月3日よりアバローム紀の国2階「ギャラリー龍門」にて開催されている第47回和歌山県高等学校書道科教員書作展に出展されています。県下各高校の書道科の先生方の27作品の中、ひときわ鮮やかな赤紅の半紙に、万葉の歌聖・柿本人麻呂の名歌が格調高く刻まれています。

 繊細な筆致、渇筆、潤滑のうちに、師の感性が発するオーラと高尚な空気感をぜひギャラリーにて直接体感してみてください。書作展は8日(月)午後3時まで開催されています。

 なお、高橋先生にご指導を仰ぐ本校書道部は第21回全国高校・大学書道展、団体・高校の部で見事3位入賞。詳しくは後日報告します。





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