桐蔭高校

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1年間のキャリア教育

今年も13名がジョブシャドウイングを!

 昨年度から導入したジョブシャドウイングですが、今年も各事業所様のご協力を得て、13名の生徒が8月18日~20日のいずれかの日に参加しました。
 今回、参加した生徒たちは、自分の進路について今抱える疑問点をクリアにし、より強く自分が考える道を歩んで行こうと思えたことでしょう。

 お世話になった事業所様は次の通りです。(順不同)
 
  ホテル アバローム紀の国 様
  社会福祉法人 和歌山みちる会 みちる保育園 様
  (株)サイバーリンクス 様
  日本赤十字社和歌山医療センター 薬剤部 様
  日本赤十字社和歌山医療センター 臨床検査部 様
  マエオカ テツヤ 様
  和歌山トヨペット株式会社 様
  株式会社和歌山新報社 様
  (株)和歌山放送 様
  和歌山県立近代美術館 様
  NHK和歌山放送局 様
  (株)田渕建築設計事務所 様

 ジョブシャドウイングを体験して戻ってきた生徒たちの声をいくつか掲載します。

 大学進学後の進路について、「保証はなくても夢を追いかけ漫画家を目指すべきか、就職するべきか」を以前から悩んでいました。この悩みを自分なりに整理したいと思って、プロの漫画家であるマエオカテツヤさんのもとでジョブシャドウイングをしました。

 先生の仕事ぶりを見たり、話を聞いたりしているうちに、「やはり自分には向いていないか…」とあきらめの思いが湧いてきましたが、先生が「人間、死にものぐるいになって一生懸命やれば、そのことが自分に返ってくる」ということを自身の体験談を交えて話してくれました。家に帰って、「自分はまだ高校1年生、希望が全くないわけではない、自分がやりたいと思うことを諦めるのはまだ早い」など、家族とよく話し合うことができました。今回、先生のもとを訪れなければ、諦める形で終わっていたかもしれないと思うと、ジョブシャドウイングに参加して本当に良かったと思います。 (1年生男子)


 ショールームに立ち、お客様が来るたびに、笑顔で大きな声で「いらっしゃいませ」と挨拶をするのですが、これまでは挨拶をしてもらっていて当たり前のことだと思っていました。しかし、「お客様にとっては車は高い買い物なので、頼りになるディーラーで買いたいと思っている、だから、笑顔のない暗い挨拶だと頼りなさを与え、信頼されるディーラーとはなれない」という説明を受けました。あらためて挨拶や相手目線で行動することの大切さを知りました。 (1年生男子)


 建築業で生きていくためには、仕事を自分で獲得しなければならない。そのためには、入札をはじめとした地味な仕事も多くあり、大切となってくるのはコミュニケーションの力とクライエントに好かれること。その結果、紹介が広がり仕事の広がりができる。このような説明を受け、どの業種でも専門的なことはもちろん、たくさんの人から支えられて成り立っていることをあらためて知ることができました。 (2年生男子)

20名の講師を迎え、桐蔭リーダー塾

  「今の学びを将来の社会生活につなぐ」ための試みとして、昨年度入学生から「桐蔭リーダー塾」を企画しています。今年は2回目の実施となります。

 和歌山経済同友会のご協力を得て、和歌山の各界で活躍しておられるリーダー20名を講師にお招きし、生徒たちが考えをまとめたことに対して様々な助言をしていただきました。事前学習に5時間、事後学習に3時間を割り当て、生徒は「社会で活躍するために必要な力」について協議したものを講師の方々にぶつけました。






 この桐蔭リーダー塾は、和歌山経済同友会会報(2015 SUMMER ISSUE)にも掲載されました。















キャリア桐の葉Ⅴでビブリオバトル

 高校2年生が履修する「キャリア桐の葉Ⅴ」がスタートし、ビブリオバトルに挑戦しました。

 クラス替えがあり新しい仲間と出会ったこの機会に、昨年度から準備していた“この1冊”を紹介し、人とつながるきっかけになればと思います。

  ビブリオバトル公式ルール(ビブリオバトル普及委員会HPから作成)


   1 各自が読んで面白いと思った本を持って集まる。

   2 順番に一人5分間で本を紹介する。

   3 それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを

   2~3分行う。

   4 全ての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」を基準と

   した投票を参加者全員で行う。

   5 最多票を集めたものを『チャンプ本』とする。


                                         

                        


桐蔭の学びインタビュー

新入生たちは入学式後「桐蔭の学び入門」で、桐蔭で何を学ぶか、桐蔭での学びを何につなげるかについて、各担当から話しを聞きました。
 その学びをさらに深めるために今年から企画された「桐蔭の学びインタビュー」。その様子を掲載します。

【目的】
 ① 各教科・科目を学ぶ意義や目的、その魅力などについての理解を深める。
 ② 初対面の大人との関係を築くために必要なことを考える。

【概要】


 新入生を原則3名のグループに分け、高校の全教員を対象に初対面となるように割り振りました。新入生にとっては、緊張するインタビューだったでしょうが、教員それぞれの個性に触れるいい機会となったことでしょう。

          

        













平成27年度桐蔭の学び入門

 本校の教員が作成した「桐蔭の学び」冊子を用いて、昨年度から始まった「桐蔭の学び入門」。

 4月8日の入学式の午後から翌日の正午まで、新入生280名が入学の緊張も冷めやらぬまま
、桐蔭では何を学ぶのか、その学びが何につながるのかについて話しを聞きました。
       《日程》
4月8日(水)
13:10 ~ 14:10 机・椅子移動
14:20 ~ 14:30 日程説明(歌)
14:30 ~ 14:45 学年主任講話(大町)
14:45 ~ 15:00 教務AS(中本)
15:00 ~ 15:20 和中・桐蔭の歴史講話(北原)
4月9日(木)

8:30  SHR 体育館へ移動
 8:45 ~  9:00 「桐蔭の学び」とは(歌)
 9:00 ~  9:15 キャリア桐の葉(木本)   
 9:15 ~  9:45  国語(大町)、数学(中本)
 9:45 ~  9:55 休憩
 9:55 ~ 10:55 理科( 硯 )、英語(栗山)、
          芸術(嶋本)、生活指導AS(野上)
10:55 ~ 11:05 休憩  
11:05 ~ 11:35 社会(森田)、保体(外川)
11:35 ~ 12:00 校歌指導(嶋本)



15年後の「私」 ポスターセッション

キャリア桐の葉Ⅳの後半期では、15年後の自分の姿を考えることにより、高校生の今、自らがなすべきことに気付くきっかけとなる活動としています。       


以下のような流れで取り組んでいます。 

 


 15年後の「私」の姿を考える

      

        ↓


 そこに至る過程をポスターに描く      

    (挫折経験も組み込む)

        

        ↓


 他の生徒の前でポスターセッションを行う


        ↓  

             

 相互評価をもとに振り返りを行う


        ↓


 30歳の「私」の詳細な履歴書を作成する

 






 

15年後の「私」 ポスターセッション
                       平成26年11月7日

 本校のキャリア教育の実践においては、「自己との対話(省察的気づき)」の場の設定と「自らの考えの言語化」を2つの大きな柱としてい ます。その具体的な取組の1つに、高等学校1年生の後期に計画された、15年後の「私」をイメージし、ポスターに描き、ポスターセッションの形式で発表する。そして、その30歳の「私」に詳細な履歴書を書かせるというものがあります。

 15年後の「私」を考えていくにあたっての作業をイメージ化すると、下図のようになりますが、「自己との対話(省察的気づき)」を行ってもらうために、 ポスターの中には必ず2つの挫折を盛り込むこととしています。もう一つ、描いたポスターをもとに発表することと、発表者に質問を投げかけていくことで、 「自らの考えの言語化」を図るようにしています。

     

 さる11月7日(金)に、文部科学省から初等中等教育局教育課程課教科調査官 長田徹 氏と初等中等教育局教育課程課教育課程企画室企画係係長 度會友 哉 氏が、研究開発学校実地調査のために来校されました。そこでは、桐蔭中学校1年生の「キャリア桐の葉Ⅰ」と高等学校1年生の「キャリア桐の葉Ⅳ」の授 業を参観してもらいました。中学校1年生は、和歌山の自然について調べたことをポスターセッションで発表するための準備を行いました。高等学校1年生は、 上で紹介した15年後の「私」について、クラス単位でのポスターセッションを行いました。その様子を画像で紹介します。 


《中学校1年生》


     
作品を覗き込む長田調査官             準備に精出す中学生たち


《高等学校1年生》


  
各クラスでのポスターセッションの様子


    
学年280人、280種類のポスターがありました。

                                 

ジョブシャドウイング

 7月4日(金)に行われた「桐蔭リーダー塾」で学んだことを、今度は体験を通して自分に問い直すために、ジョブシャドウイングの機会を設定したところ、趣旨・日程の説明を経て、14名が参加を希望しました。


《ジョブシャドウイングとは》
  ジョブシャドウイングとは、社会で働く人に影(shadow)のようについてまわり仕事の様子を観察する体験活動のことです。中学校のときに体験した職場 体験学習や、インターンシップのように、仕事を体験するのではなく、社会人の働く様子を半日か1日の間、直接観察することで、社会を知り、働くとはどうい うことかを知る体験学習です。ジョブシャドウイングからは、社会で活躍するためにはどんな力が必要で、高校生活のどの場面で、何を、どのように学んでおく べきかを実地に学ぶことができます。


《今年度の日程と訪問先》
 日 程 : 8月18日(月)~21日(木)の期間で半日から1日
 訪問先 : NHK和歌山放送局  ㈱JTB西日本   ㈱岡本設計  和歌山県農業試験場 
 ユタカ交通㈱    ㈱サイバーリンクス

                

《生徒の声》

○現場の状況で何回も変更があったが、臨機応変にすぐ対応できるのがすごいと思った。数分のために数時間かけて準備し、何度もリハを重ねていることもわかった。


○今回学んだことで特に大切だと思ったのは、誰かがリーダーになって全体を仕切らなければならないということ、そして個々が自分の仕事をきっちりこなすということです。


○社員の方々の仕事ぶりを見て、自分もいずれ働き始めた時、人のためになる仕事をして、たくさんの人を笑顔にしたいと思いました。


○実際にツアーを企画してみてその大変さを知ることができました。例えば、私たちが修学旅行に出発するまでに、どんなことが検討され、準備されているのかもわかりました。


○全く知らないことだらけで戸惑いもありましたが、詳しく説明してくださり、とても楽しく過ごせました。「好きこそものの上手なれ」、設計の世界ではこれが大切だそうです。


○現実を見過ぎず、自分がやりたいことをやる、そのためにもやりたいことを早く決めて、早く始めることが必要であるという助言をもらいました。


○ あるシステムをどうするかについての会議では、様々な意見が交わされ、設定された時間内には収まりきらない程の白熱ぶりでした。

桐蔭リーダー塾

   
桐蔭リーダー塾
                       平成26年7月4日
和歌山の各界のリーダーが桐蔭生に語る! 

 今年度4月より実施されている教育課程における「キャリア桐の葉Ⅳ(高等学校1年生用)」の中に「未来を体験する」というテーマで6回にわたるプログラムが組まれています。

  「桐蔭リーダー塾」はそのプログラムの中の1つで、「社会で活躍するために必要な力」をテーマに、和歌山の各界で活躍しておられるリーダー19名を講師に 招き、生徒たちが考えをまとめたことに対して様々な助言をしていただきました。特に、この「桐蔭リーダー塾」では、生徒自らが考える時間を大切にし、下の ように、事前学習を3回、事後学習を2回行いました。学校での学びと社会人・職業人として必要とされる力が関連していることを学ぶことにより、社会におい て、高い志をもち、常に学び続け、チャレンジするリーダーの育成につなげていきたいと考えています。



 





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