桐蔭高校

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本校のキャリア教育

ものづくり企業見学に参加しました!(令和5年10月20日)

●10月13日、地元企業の世界レベルのものづくりについて知るため、中高併せて40名が2つの企業を見学しました。

●太洋工業(株)では、電子基板、基板検査等、目まぐるしい進化を続けるエレクトロニクスの世界を桐蔭高校出身の従業員の方から説明を受けました。



●紀州技研工業(株)では、産業用インクジェットプリンターや印字検査装置、各種インク等印字という技術分野について桐蔭高校出身の従業員の方から説明を受けました。









今すべきことは?卒業生(現役東大生)からお話をいただきました。(令和5年9月28日)

●高校1年生を対象に、大学の学びとはどんなものか、大学進学のために高校時代の今やるべきことは何か、など卒業生(東京大学 和田ともかさん)からお話をいただきました。



1年生対象進路講演会を開催しました。(令和5年9月27日)

●高校1年生を対象に、外部から講師を招き、1年生半ばのこの時期における学習の心構えについて、講演をしていただきました。


Global Studies Program説明会を開催しました。(令和5年9月25日)

●このプラグラムは、生徒約5~6名のグループに対して、日本国内の大学に留学中の外国人大学生、大学院生が1名つき、英語でディスカッションやプロジェクトを行う内容です。

●本校会議室において説明会を行いました。









卒業生に聞く!(令和5年9月6日)

●本校の卒業生で現役の大学生から1・2年生を対象に高校時代の学習方法や現在在籍している大学での研究内容などについて講義をしていただきました。




桐蔭リーダー塾開催! (令和5年7月12日)


◆今年度も、和歌山経済同友会から講師を派遣していただき、桐蔭リーダー塾を開催しました。

 今年度は15人の講師の先生方から2年生の各班のプレゼンテーションに対して、アドバイスをいただき、その後、講義をしていただきました。



       

合格体験談を開催しました。(令和5年3月15日)

国公立大学前期試験に合格した卒業生(R4年度3年生)から体験を聞きました。
◆3月15日(水)、今年も高校1,2年生を対象に、今年の卒業生から「合格体験談」を聞かせてもらいました。

◆今年は、国公立大学の前期試験で合格を決めた先輩5名から、合格直後のこの時期に、喜びとともに生々しい実体験を聞け、在校生にとってはこの上ない良い刺激を受けたと思います。
◆3時間目に高校2年生が、4時間目に高校1年生が、それぞれ柔道場に集まって、先輩方の経験を自分に生かそうと熱心に聞き入っていました。

◆このような先輩から後輩への伝承が、本校の強みでもあり、先輩方の御協力に改めて感謝いたします。ありがとうございました。素晴らしい大学生活を送られますように。
 ○後輩への思いを込めた先輩のお話          ○熱心に聞き入る在校生
  

桐蔭総合大学を開催しました。(令和5年3月14日)

第22回桐蔭総合大学を開催しました。
◆3月14日(火)、全国の大学から先生方を講師として本校にお迎えし、対面形式での(一部オンラインを含む)16講座に高校1,2年生が参加しました。それぞれ高度で深い学びの一端を経験させていただくことができました。

◆また、このうち8講座は中学生にも配信し、大学の講義を受けるという貴重な経験をすることもできました。さらに、本校卒業生3名も2講座に分かれてOB参加され、卒業されてもなお、学ぶ意欲の高さに高校生も良い刺激を受けたと思います。
◆生徒達は、事前希望調査により分かれて、約90分の講座を熱心に受講しました。

◆先生方それぞれのご専門分野での学問探究の高さ、深さ、広さを体感することで、今後の学習や進路選択に向けての有効なヒントをたくさんいただき、モチベーションを高めることができる貴重な機会ともなりました。

◆今回も本会開催の趣旨に御理解いただき、生徒達のために、不十分な環境設定にもかかわらず熱い講義を展開してくださった先生方、本当に、ありがとうございました。
●講師の皆様(敬称略)と講座概要

 ○生徒による受付                  ○校長の講師先生への挨拶
  
 ○講義の様子                   ○熱心に学ぶ生徒たち
  
 ○オンラインの講座もありました         
  

「卒業生に聞く」を実施しました。(令和4年9月7日)


◆本校初の取組として、9月7日(水)5,6時間目に、『学部・学科研究』における「卒業生に聞く」を実施しました。

◆対象学年は1,2年生。「キャリア桐の葉Ⅳ・Ⅴ」の授業の一環として、25名の本校OB・OGの協力を得て、実施することができました。卒業生の中には、わざわざ帰省してくれた方や、オンラインで参加してくれた方などそれぞれでしたが、どの先輩からも後輩を思う強い気持ちが感じられました。

◆1,2年生は、この後「系の選択」に向かいます。大学進学を目指す上で、調べ学習ではわからない大学での学びや大学生活の実際を、現役大学生・大学院生や社会人として活躍する先輩の話を聞き、質問に答えてもらうことで、各自が志望する学問分野(学部・学科)に関してより広く深い情報を得ることができました。 

◆生徒は異なる系列の講座を2つ受講しました。2つの講座を比較・検討することで、自分が目指すべき志望校を明確にし、志望校突破へのエネルギーにしたり、将来働く自分自身の姿を具体的にイメージできたりすることが狙いです。

◆先輩のみなさんには、事前の入念な準備や当日の後輩への愛情あふれる説明、個々の質問に対しても実体験に基づいた分かりやすいアドバイスをいただきました。また、終了後の放課後まで残って、現役生からの個別の質問にも対応していただくなど、本当にお世話になりました。

 ◆先輩のみなさんの感想も好評で、来年も是非参加したいとの声もいただきました。この取組が、今後本校のキャリア教育の目玉となっていく気がしています。ご協力いただいた先輩方、本当にありがとうございました。

 ○田村 月さん(神戸大学法学部4年)        ○池谷 涼さん(神戸大学経済学部4年)
  
 ○遠藤 彰悟さん(慶應義塾大学商学部4年)     ○須佐 悠仁さん(広島大学大学院教育科学1年)
  
 ○西村 仁実さん(名古屋大学法学部4年)      ○瓦 隆太郎さん(岡山大学経済学部4年)
  
 ○北又 嘉人さん(京都大学大学院応用生物科学1年) ○重光 一輝さん(信州大学農学部4年)オンライン
  
 ○小池 佑真さん(京都大学大学院合成生物化学1年)オンライン ○西尾 拓大さん(東京大学工学部3年)オンライン
  
 ○大﨑 優花さん(京都工芸繊維大学工学部4年)    ○谷口 博紀さん(社会人:京都大学大学院修了)
  
 ○蔵道 樹生さん(大阪市立大学理学部4年)      ○馬倉 朋奈さん(山梨大学大学院総合教育部2年)
  
 ○西本 凜さん(大阪大学工学部4年)         ○政ヶ谷 真裕さん(東京医療保健大学和歌山看護学部4年)
  
 ○橋本 うららさん(東京医療保健大学和歌山看護学部4年)    ○阪口 萌生さん(大阪府立大学工学域4年)
  
 ○南 幸穂さん(社会人:日赤和歌山医療センター薬剤部勤務)  ○堀端 千智さん(広島大学教育学部4年)
  
 ○福井 凜さん(和歌山県立医科大学医学部3年)   ○森下 清登さん(和歌山県立医科大学医学部4年)
  
 ○由井 寛奈さん(金沢大学人間社会学域4年)    ○野田 朝香さん(社会人:大阪大学文学部卒)
  
 ○三木 萌花さん(社会人:日赤和歌山医療センター薬剤部勤務)  ○生徒は熱心に話を聴きました。
  

桐蔭リーダー塾を開催しました。(令和4年7月13日)


◆一般社団法人和歌山経済同友会様の全面的な御協力を得て、本年度も7月13日(水)に桐蔭リーダー塾を開催できました。

 

 

 

◆この行事は、「キャリア桐の葉Ⅴ」の授業の一環として高校2年生を対象に、平成26年から毎年地元和歌山を代表する各界のリーダーを講師にお招きして開催してきました。新型コロナウイルス感染症の影響により一時中断しましたが、昨年度は規模を縮小して2年ぶりに開催し、今年は引き続き感染症対策を取りながら、講座数を14会場に増やして実施できました。

 

 

 

◆「キャリア桐の葉Ⅴ」では、今年度ゴールデンウイーク明けから5回に分け、情報収集や立論作成を行ってきました。そして、それぞれの議題(テーマ)について、ディベートのように、敢えて異なる立場に分かれてプチ議会で討論しました。プチ議会終了後は、「より良い政策・やり方」を模索するための合意形成を図ることを目指しました。

  


 

◆桐蔭リーダー塾の前半では、これらの一連の経緯と、合意形成によりまとまった意見を発表し、講師の方からアドバイスをいただきました。後半は、講師の方々の社会貢献に対するお考えを聞かせていただくことができました。

 

 


  

 

◆社会に出ると、意見がぶつかり合うことは日常茶飯事です。自分の意見や政策が100%通ることは稀です。様々な意見や考え方を聞き、仲間や組織にとって「より良いもの」を生み出していくことは必要不可欠です。

 

 

 

◆このことを踏まえ、生徒は皆、真剣に取り組んでいました。今回このような手続きを経験することができ、さらに実社会で活躍されている講師の方からアドバイスもいただけたことを今後の成長の糧とし、自己の在り方・生き方に反映していってほしいものです。

 

 

 

講師の皆様には一つ一つの発表に対し、温かく、かつ実効的なアドバイスをいただきました。また後半では、ご自身や会社の理念に基づく実践的な社会貢献講話等をいただくなど、本当に貴重な学びのを場を提供していただきました。

 

 

 
◆お忙しい中本校キャリア教育充実のためにご協力いただいた14名の講師の皆様方、ありがとうございました。また今回も実施にあたり丁寧にコーディネートいただたいた、和歌山経済同友会・山本茂雄 事務局長様に厚く御礼申し上げます。


◆当日は、本校学校運営協議会の委員の皆様方にも桐蔭リーダー塾をご見学いただきました。ご多忙の中長時間にわたりご参加いただきありがとうございました。厚く御礼申し上げます。



       

桐蔭総合大学を開催しました。(令和4年3月16日)

桐蔭総合大2年ぶりの開催。対面もWEBも、学びは高く深く広かった。
●3月15日(火)午前、本校を会場に第21回桐蔭総合大学を開催、全国の大学から講師として先生方をお招きし、対面、オンライン交えて計16講座に1,2年生が参加、それぞれの高度で深い学びの一端を経験させていただくことができました。

●2年ぶりの開催となった本会ですが、コロナ禍を踏まえて、実施スタイルは対面式9講座、オンライン式7講座のハイブリッド方式。前日には深刻なオンライン上のトラブルも発生する等、山有り谷有りの準備でしたが、大切な学びの場としてなんとか実施にこぎつけました。

●今回参加いただいた先生方と講座テーマ
は以下のとおり。生徒達は、事前希望調査により30数名ずつに分かれて、約90分の講座を熱心に受講しました。

●先生方それぞれのご専門分野での学問探究の高さ、深さ、広さを体感することで、今後の学習や進路選択に向けての有効なヒントをたくさんいただき、モチベーションを高めることができる貴重な機会ともなりました。

●今回も本会開催の趣旨に御理解いただき、生徒達のために、不十分な環境設定にもかかわらず熱い講義を展開してくださった先生方、本当に、ありがとうございました。
●講師の皆様(敬称略)と講座概要

●対面式の講座の様子

◎東北大・土浦先生      ◎和医大・井辺先生     ◎立命館大・田原先生
  
◎甲南大・須佐先生      ◎和歌山大・豊田先生     ◎京都大・堀先生
  
◎大阪大・糸崎先生     ◎大阪府立大・中桐先生      ◎和医大・水田先生
  

令和3年度「桐蔭リーダー塾」を開催しました。(令和3年7月14日)

2年ぶりの開催。SDGsを通して学びを深めました。
●7月14日(水)午後、2年生「キャリア桐の葉Ⅴ」の一環として2年ぶりとなる「桐蔭リーダー塾」を本校に開催、2年生277人が10人の講師の皆様による講座を受講しました。

●和歌山経済同友会様の全面協力を得て、平成26年から毎年、地元和歌山を代表する各界のリーダー20名をお招きして開催している本会ですが、今年は引き続く感染症対策を考慮して講座を10会場に限る縮小実施とさせていただきました。

●講座前半は、生徒達がクラスをクロスオーバーして結成した4~5人のグループごとに、SDGsをベースにオリジナルに考案し
た「○○プロジェクト」の班別発表。

●講師の皆様には一つ一つの発表に対し、温かくかつ実効的なアドバイスをいただき、また後半では、ご自身や会社の理念に基づく実践的な社会貢献講話等をいただくなど、本当に貴重な学びのを場を提供していただきました、

●お忙しい中本校キャリア教育充実のためにご協力いただいた10名の講師の皆様方、ありがとうございました。また今回も実施にあたり丁寧にコーディネートいただたいた、和歌山経済同友会・山本茂雄 事務局長様に厚く御礼申し上げます。
●全体会での和歌山経済同友会・山下郁夫代表幹事による挨拶。●各講座2名の生徒が講師の皆様をお出迎え&誘導。
 
●前半の生徒発表パート。SDGsをテーマに10会場で45班が発表。
 
●講師の皆様には熱心に傾聴いただき、貴重なアドバイス、コメントをいただきました。
 

●後半、10名の講師の皆様による講話パート

◎平田 圭一 様             ◎津田 兼司 様            ◎山畑 年広 様
(株)JTB 和歌山支店長     (株)サンライズ 専務取締役      (株)南北 開発室 室長

◎上田 泰孝 様         ◎大谷 惣一 様
SMBC日興證券(株)和香山支店長   大谷法律事務所 弁護士  

◎関  直樹 様      ◎大桑 壮勝 様     ◎冷水 康浩 様
損害保険ジャパン(株) 和歌山支店長  (株)オークワ 取締役執行委員     (株)信濃路 取締役副社長   

◎森本 亜希 様      ◎岡田 亜紀 様
(株)紀陽銀行 経営企画部     菱岡工業(株) 代表取締役

キャリア桐の葉「大学生活よもやま話」を実施しました。(令和3年6月30日)

教員が語る「四方山」、桐蔭流アカデミック感満載。
●6月30日(水)6限、3年生「キャリア桐の葉Ⅵ」の一環として、本校教員を講師とする「私の大学生活よもやま話」と題したキャリア教育講座を実施、3年生が20講座に分かれて熱心に聴講しました。
●三年生担当教員を中心に計20名の教員が講師を担当。テーマは以下のとおり。
●各講座では、自身の出身大学での専門分野の紹介や大学の魅力、大学生活の過ごし方のアドバイス等
を織り交ぜて、ホームメイドながら、熱くアカデミックな桐蔭スタイルの「よもやま話」が展開されていました。
●20分2コマという限られた時間でしたが、事前希望調査で参加した3年生も目を輝かせながら傾聴、それぞれの進路決定に向けての良い刺激となった事だと思います。
         
●各講座とも時間枠になかなか収まりきらないホットでアカデミックな内容でした。
        

創立140周年記念、文化祭大討論会。(R元年7月11日)

桐蔭71回目の文化祭、どうする?こうする!

 11日(木)3、4限に本年度の「文化祭大討論会」を開催しました。

 「文化祭大討論会」は「キャリア桐の葉」の一環として、昨年度から実施している全学年による縦割り討論会。身近な社会貢献の場としての「文化祭」を題材に「リーダーシップ」や「組織マネジメント」について考察を深めていく活動です。この日は全学年ミックスの10人グループ編成で4グループずつ21教室に別れての一斉展開。KJ法でまず学年ごとに「文化祭を成功させるための工夫」についてポップアップし、キーワードでラベリングしてまと

めあげ、各代表者が発表するというすっかりおなじみとなっている手法。

 学年、クラスとも異なるメンバー10人が初顔合わせとなりましたが、最上級生の3年生がうまくリードしつつ、1,2年生は先週の「桐蔭リーダー塾」での各講座での学びも踏まえて、積極的な協議が進められていました。
 昭和23年の「桐蔭」創立以来続く、今年71回目を迎える「文化祭」に向け、令和時代の桐蔭らしい「キャリア教育の観点」からの取り組みが続いて行きます。

●異学年・異クラスの10人が「文化祭」をテーマに大討論

 

●ラベリングの手法もこなれてきました。●発表を楽しんでいる感じがいいですね。

 

桐蔭リーダー塾を開催しました。(R元年7月5日)

桐蔭ならではの貴重な「学び場」。

 7月5日(金)5、6限に、地元和歌山で活躍されている社会人の方々を講師としてお招きし、本年度の「桐蔭リーダー塾」を本校にて開催しました。

 「桐蔭リーダー塾」は、本校キャリア教育の一環として毎年この時期に実施している行事で、今回も和歌山経済同友会様の全面的なサポートのもと、県下各業種のトップリーダーとも言える20名の方々が講師として来校され20講座を開講、1,2年生全員が30名弱ずつに分かれ受講しました。

 各講座は、

 ①講師の方々の「私の社会貢献」、「プロジェク

  ト成功に必要なこと」をテーマにした講話

 ②7人グループで、「身近な社会貢献の場である

   文化祭への取り組み方」、「リーダーシップの

   あり方」について事前学習で協議してきた内容

   を、講話をもとに再構築

 ③まとめ発表、講師の方々からのご講評やアド

    バイス

というフォーマット。

 講師の方々の豊かな経験とゆるぎない理念に基づく熱い語りや問いかけに触れつつ、自分たちの学びを深めようとしている生徒の姿が各講座で見られました。また講師の皆様からも事後に生徒たちの真剣な学びの姿勢について評価をいただきました。

 講師の皆様には、生徒たちの活動を温かく見守っていただき、また講話や対話を通して貴重なアドバイス、ご教示をたくさんいただきました。事後学習も含め、講座での学びを今後さらに深めてまいります。お忙しい中にもかかわりませず、本校生徒のためにご尽力いただだき、ほんとうにありがとうございました。

●全体会にて経済同友会事務局長・山本様のあいさつ。  ●一講座は7人×4グループで受講。最初の講話パートです。

 

●グループで協議でも貴重なアドバイスをいただきました。  ●お話をもとにまとめあげ、4班の代表者が最終発表。     

 

●講師の皆様方(50音順)


「桐蔭リーダー塾」に向けて。(R元年6月29日)

KJ法での事前学習。文化祭を題材にどこまで学びを深められるか。

 来週7月5日(金)に行われる本年度の「桐蔭リーダー塾」に向けて、1、2年生混合の班別事前学習がスタートしました。

 身近な「社会貢献」の場と言える2学期の文化祭を題材に、ランダムに集められた1年生と2年生の7人グループ(計80グループ)が模造紙と付箋を用いてKJ法による協議を一斉に展開。問題解決の手法を学びながら、行事を成功させるためのリーダーシップや組織運営のあり方について精力的に意見交換を行っていました。

 来週5日のリーダー塾では、和歌山のトップリーダーとして活躍されている20名の社会人講師の皆様がご来校。講師として「社会貢献とは」「組織マネジメントのありかたとは」等について基調となるお話をいただき、生徒たちは事前学習での班別まとめも発表しながら、「社会で必要な力とは何か」について対話形式で学びを深めていきます。

 桐蔭ならではのこの貴重な学びの場を通して、生きる力の基礎をしっかりと身につけていってほしいと思います。

●クラス、学年を横断し、1年生3~4人+年生3~4人の1グループ7人編成での作業。

 

 ●7月5日(金)桐蔭リーダー塾でお越しいただく20名の社会人講師のみなさま(50音順)


キャリア「桐の葉」がスタートしています。(H31年4月24日)

キャリア「桐の葉」で、「君はどう考えるか」

 「総合的な学習の時間」(1年生は「総合的な探究の時間」として行う本校のキャリア教育の柱、「キャリア桐の葉」。各学年第2回となった今週は、各ホームルーム教室にて担任指導の下、

 1年生(桐の葉Ⅳ)は、「文化祭を成功させるためのプロジェクト」をテーマに、集団の一員として必要な力と具体的な行動について、ブレーンストーミングとKJ法を用いて言語化。

 2年生(桐の葉Ⅴ)は、「ビブリオバトル」に向けての事前学習で、5人グループでの「相手の良さ

を引き出すための質問のあり方」についての協議。

 3年生(桐の葉Ⅵ)は、「正解が用意されていない問いに立ち向かう」をテーマに、「走れメロス」を論理的に読み解き、「メロスは本当に走っていたか」をグループで検証していく活動。

 をそれぞれ行いました。

 「君はどう考えるか」をキーワードに、キャリア発達を踏まえた様々な学習プログラムを通して、「自ら人生を切り拓く」力を涵養すべく展開していくこの「桐の葉」。今年度は水曜5限に行います。

 

●1年生はKJ法によるテーマの言語化のアプローチ。付箋と格闘してます。

 

●2年生は次回のビブリオバトルに向けてのグループ協議&個人作業。

 

●3年生「走れメロスを論理的に読み解く」の様子。けっこうな盛り上がりを見せていました。


桐蔭リーダー塾を開催しました。(H30年7月13日)

トップリーダーに学ぶ「社会貢献」とは。

●和歌山を代表する20名のトップリーダーの方々。

●20講座とも大変充実した50分となりました。

 13日(金)午後、本校キャリア教育の活動の一つである「桐蔭リーダー塾」を本年度も本校にて開催、和歌山を代表する企業様、事業所様から20名の方々に講師としてお越しいただき、本年度のテーマ「社会貢献」をもとに、3年生全員が受講しました。(※以下に講師一覧を掲載しています)

 生徒たちは各14名ずつ計20講座に分かれ、今週はじめに、身近な「社会貢献の場」としての「文化祭」を題材に、学年縦割りで行った討論会の内容をもとに、社会や集団における個、チームや全体のリーダーの役割とは何か等について、講師の方との協議を通して学びを深めさせていただきました。

 各講師の皆様には、企業理念やご自身の経営ポリシー等をもとに「社会貢献」についてのご講話をいただきつつ、後半では生徒たちのつたない発表にも熱心に耳を傾けてていただき、貴重なご意見、アドバイスをたくさんいただきました。

 大変お忙しい中、また猛暑の中お越しいただき、本校生徒たちのために貴重な時間を提供していただきました。本日の経験を生徒たちのこれからの生き方、在り方のヒントとして役立てられるよう、引き続きキャリア教育活動を進めて参ります。本当にありがとうございました。

●桐蔭リーダー塾講師一覧


金曜6限「キャリア桐の葉」スタートしています。(H30年4月27日)

「自ら人生を切り拓く力」を養うために。

 毎週金曜6限、全学年とも、キャリア教育の時間、「キャリア桐の葉」の授業が本格的にスタートしています。この日の各学年の様子です。

 1年生桐の葉Ⅳは、「社会貢献」と「私の生き方」との関わりをテーマにした今後の討論のためのグルーピング。アイスブレイキグも兼ねて和気藹々と活動が進められていました。

 2年生桐の葉Ⅴは「ビブリオバトル」に向けての準備。それぞれクラスごとに特別教室に移動して、DVDを鑑賞しながらビブリオバトルのルールやフォーマットについて学習しました。今後クラスの

チャンプ本を決めるべく、活動を進めていきます。 

 3年生桐の葉Ⅵは、柔道場での学年アセンブリー形態。恒例となった「メロスは本当に走っていたか?」をテーマに論理的・批判的思考力を鍛える活動です。4人ずつ70チームに分かれ、柔道場狭しとそれぞれ活発に意見交換しながら、「走れメロス」の原文の検証が行われていました。

 種々の学習課題にPDCAのサイクルを通して主体的に取り組んでいくこの時間。桐蔭ならではの「生きる力」の基礎をしっかりと養っていってほしいと思います。

   

 ●1年生:グループ活動・発表の様子    ●2年生:DVD鑑賞で活動の概要を理解。   ●3年生:班ごとの演習形式で原文にチャレンジ。


「キャリア桐の葉」レポート。(H29年9月29日)

テスト発表中も「キャリア桐の葉」は進行中です。

●1年生は「私の目指す社会貢献」グループ発表。

●2年生は新聞記事からディベートの論題を設定。

●3年生はグループ協議のあと粛々と論文清書作業。

 来週月曜からの前期末考査を目前に控えた29日(金)6限。この日も、本校キャリア教育の主軸である「キャリア桐の葉」が全学年において展開されました

 キャリア桐の葉Ⅳ(高1)は、9月からスタートした単元「私の目指す社会貢献」の4時間目。新聞記事からピックアップした記事をベースに、15年後の自分のキャリアプランを重ねてまとめあげてきたレポートのグループ内での発表が行われました。

 桐の葉Ⅴ(高2)はディベート学習。夏休み明け以降、ルールやフォーマットなどの基礎を一通り学習したあと、実践編のための「論題設定」の時間。クラス題設定のために、新聞記事から個人で選んだテーマをまずグループで持ち寄り協議で一つに絞り込んでいくという活動が行われました。

 桐の葉Ⅵ(高3)は、小論文実践練習も兼ねた「答えのない問い」実践演習編の「余命の自己申告」。「自分の寿命を自分で決定しなければならない世界でどう生きるか」という難題をまず個人で考えまとめ、さらにグループ協議で得たアドバイスをもとに、この日は再び個人での最終リライト作業が行われました。

 各学年とも、「社会」「将来」「生き方」に関わる学習の中から自分自身の在り方をしっかりと追求していく授業がゆるぎなく展開されています。 

 ちなみに6限終了後生徒たちは、再び自分の足下を見つめ直す「テスト勉強モード」にシフトチェンジ。月曜からの考査に向けて、下校時間いっぱいまで教科の先生に続々と質問をぶつける生徒、生徒ホールでしげしげと自学に励む生徒、自宅学習のために早々と帰路につく生徒、とそれぞれに集中力を改めて高めつつ考査直前の週末に入って行きました。




キャリア教育特別講演会を開催しました。(H29年9月15日)

キャリア教育の一環としての県警本部長講演が実現しました。

●冒頭、文武両道の大切さが述べられました。

●警察の組織と機能についての理知的な講演でした

●生徒会長児玉さんが生徒代表謝辞を述べました。

 15日(金)1限、和歌山県警察本部長・宮沢忠孝様を講師にお招きし、本校体育館にてキャリア教育特別講演会を開催、中高全生徒が聴講しました。

 講演冒頭の自己紹介の中では、東京大学在籍時代にボート部の一員として全国一を目指し「文武両道」を実践されたご経験から、忍耐力や謙虚さ、チームワーク、組織の成り立ちなどを学ぶことのできる部活動の大切さについてお話いただきました。

 また「警察の現状と課題」として、豊富なスライド資料や、動画、音声資料等をご提示いただきつつ、警察組織の成り立ち、犯罪捜査のしくみや現状、事件・事故の未然防止対策、和歌山県や全国の取組事例等を具体的に紹介していただきました。

 まとめに、警察全体の理念として「よりよい社会を築いていく」ための課題認識と解決の大切さをメッセージとして最後にいただきました。

 講演後は、生徒代表として生徒会長・児玉若葉さんが自身の生活を振り返りつつまとめ、講演に対するお礼の言葉を丁寧に述べました。

 多忙な中ご来校いただき、たいへん貴重なご講演をいただいた宮沢本部長様、また今回の講演会開催にあたり様々にお世話いただいた県警の関係の皆様方、本当にありがとうございました。





ポスト研究開発 桐蔭キャリア教育の深化(H29年9月1日)


ポスト研究開発 桐蔭キャリア教育の深化        29.8.24

 

  本校は「進学を主とする普通科系高等学校におけるキャリア教育」をテーマとして、平成25年度から研究開発学校の指定を受け、全校あげて取り組んできた。その主な成果として、進学校におけるキャリア教育のあり方や可能性を示すことができたとともに、バックワードデザインによる教科指導など、キャリア教育を軸としたカリキュラムマネジメントの考え方が芽吹き、様々な教育活動を構造化・体系化する準備が整ったことがあげられる。また、学校設定教科「キャリア桐の葉」の学びを通じて、生徒は肯定的な自己変容を感じるとともに、本校教育活動全般に対する保護者の理解や賛同も進んでいる。
  学びへの適応能力が高い本校生徒の大人度を高め、しっかりした将来展望を抱かせて次のステップへ送り出すためには、キャリア教育を主柱とする桐蔭の教育全体をより高いレベルへ引き上げることが求められる。このことは、研究開発学校としての指定が終了するこれからが正念場で、桐蔭キャリア教育によって生徒の「学ぶ力」が獲得され、高い志や目標を持つ生徒を育てるに至った結果として、進学実績の向上へと波及し、進学校におけるキャリア教育の普遍的な価値につながると考えるからである。

  一方で、研究開発が一段落した今、これまで推進役を担ってきた教員と他の教員の間に、キャリア教育への意識や実践面で乖離が少なからずみられる。このことは、キャリア教育の中核をなす「キャリア桐の葉」の指導だけではなく、キャリア教育の重要な場とされる、全ての教科の授業、特別活動、部活動、生徒指導、進路指導においてもあてはまる。この状況は、キャリア教育をより充実・発展させる機会を見過ごしたり、これまでに培った経験や手法等を十分にいかしきれないことにつながる。
 桐蔭キャリア教育をさらに深め、教育的成果をあげていくために、いくつかのの課題と改善点を以下に記す。そのキーワードは「見える評価」、「取組の進行管理」、「教員の本気度」である。

 生徒の大人度を高める指標として「付けたい力30」をピックアップし、桐蔭キャリアプログラムの実効性を測る指標と定めている。この力は、中核となる「キャリア桐の葉」だけではなく、学校での様々な指導・支援の機会や、生徒と関わる様々な場面で育まれるものとされている。重要なことは、生徒自らが評価し、何が課題でどう改善すべきかを気づかせることである。そのために毎年度末にルーブリック評価等を行わせ、それをもとに教員と面談することも有効な手法である。生徒が次年度で改善・成長しようと思う事については、いつまでにどの程度という目標を立てさせ、生徒自らが進行管理することも極めて重要である。
 一方、教員も、この「付けたい力30」をどのような場面で指導するのか、結果としての生徒の変容や成長をどう評価するかを、日々、意識し、実践することが重要である。このことが、桐蔭の様々な教育活動をキャリア教育を柱として、有機的に繋げ、まとめることになる。
 教員が「付けたい力30」の一つ一つについて評価することは、現実的ではないかもしれない。この30の力を集約・分類して、例えば「独り立ちできる能力」、「人や社会とつながれる能力」、「課題を認識し、解決できる能力」の3つのカテゴリで評価する方法もあるだろう。
 個々の指導において、桐蔭生は正解を求める傾向があることから、葛藤させる経験も大事で、葛藤を通じて、自己をコントロールする術や、より高い目標へ挑戦する強固な意思や意欲が育ち、高いレベルの価値観や規範意識につながることが期待できる。また、適切な負荷を与えたり、環境の変化を経験させることも、順応性や適応能力を高める上で不可欠であるとともに、良い習慣を心と体に覚えさせることは、自信を持たせる上で重要である。
 全ての教員が、自らの持ち場における指導や関わりで、生徒が変容し、大人度を高めていくか、前向きな展望と弛まない取組や工夫改善をすることが重要である。

 各教科が取り組んでいる桐蔭ST(スタンダードテスト)は、より良いテスト結果となるために指導の内容や方法を考え、授業を設計するという、バックワードデザイン本来の目的には十分、達していない。STを作成した時点では、教科内で目標設定等について活発な議論が行われ、その趣旨や目的についての認識が深まったと思う。しかし、数年が経過し、年度末に1回実施している現状においては、その活用や効果は過年度生との成績比較資料にとどまっている。授業をよりアグレッシブに変えていくためには、短いタームでのバックワードデザインが必要で、教科書の単元や章ごとにゴールを設定し、効果的な評価システムを開発、実施すべきである。定期考査、宿題考査、模擬試験(外部検定も含めて)等にも、STの一役を担わすことは可能であり、結果分析と指導方法の改良を速やかにつなげることこそが重要である。

 入学直後の新入生アセンブリーで用いられる「桐蔭の学び」は、各教科の学びが将来にどう生かされるかを理解させれば、日々の学習意欲を向上させることができるという視点で作られた秀作で、桐蔭生の学びのバイブルともいえる。
 教員にとって、「桐蔭の学び」を作ることが、何を指導するかを議論し、確認することになり、極めて重要なプロセスであった。このことについては、常に教科内で議論は続けなければならないものである。生徒の学習意欲の向上という点では、毎授業や単元の最初に、授業者が自らのスト-リーを作って、生徒に何を学ぶのかを意識させ、終わりに学びの振り返り、生徒自らが学んだことを再構築するという展開も重要である。

 キャリアプランに関しては、入学後の早い段階で「桐蔭3年間のキャリアプランニング」に取り組ませることが重要と考える。桐蔭での他の生徒との関わりや、3年という時間経過(成長プロセス)で、如何に自分の高校生活(人生の重要な一区間)を充実・発展させるか、集団の中で自らが個性や存在感をどう発揮しようとするのかを意識させながら、3年間を見通させる。作成したプランは学年末など一定期間後にふり返らせ、修正させていく。「桐蔭3年間のキャリアプランニング」には、部活動と勉強との両立、文理選択、志望校の設定など、現実的な関門があり、挫折や失敗からのリカバリーも含まれ、その延長線上に、15年後、20年後の自分をイメージさせることが重要と思う。
 人生や生活に幸福や満足を感じる上で、キャリアプランを“やりたいこと”、“やれること”、“やるべきこと”の3つの点から、分析的にとらえることが重要である。経験の少ないなかでは、“やりたいこと”が突出したり、“やれること”が非現実的であったり、自信が持てないことから、目標設定から目をそらす場合もある。特に、“やるべきこと”については、担うという義務的な側面だけではなく、人々や社会にどう貢献できるか、いわゆる利他の心を意識させることが重要で、このことについては桐蔭リーダー塾等、社会人講師から学ぶ意義は大きい。

 本校のキャリア教育の更なる深化には、教員一人一人の教科指導力とファシリテーション能力の向上が必要不可欠である。今回の研究開発において、「学力」がキャリア形成上大きなウエイトを占めると考え、桐蔭FD(ファカルティ・ディベロプメント)と名付けた質の高い授業の提供を組織的に取り組んできた。このFDをさらに充実させ、「生徒が知的感動を覚える授業」、「生徒が自ら学ぶ習慣・力の確立へとつながる授業」、「基礎的学力を確実に習得させる授業」の3つ目標を全教員が同時平行的に追求していくべきである。特に、自ら学ぶ習慣・力に関して、隅々まで全て教え込むことではなく、教科書等を読み解く力を育てることを重視すべきである。さらに、生徒に授業や単元の最初に何を学ぶのかを意識させ、終わりに学びの振り返り、生徒自らが学んだことを再構築する展開も大事である。授業中、生徒が“頭”をよりアクティブにするには、教員の発問の質、生徒との問答が重要であることは、言うまでもない。
  教員のファシリテーション能力を高めることは、単に授業の在り方や手法を変えるだけではなく、生徒の能力を信じ、主体性を引き出すことにつながり、教員と生徒の関係性をドラスティックに変える可能性があり、そのことはキャリア教育の究極の目的とも合致する。
 
 最も重大なことは、桐蔭教員集団の意識変革である。本校教員は帰属意識が高く、指示されたことには誠実かつ真摯に対応する。一旦、形が出来上がってしまうと、こなすことに終始し、自らの蛸壺に引きこもってしまうような面もある。常にアグレッシブな刺激を与え続けないと、形骸化し、もとの状態に戻ってしまう恐れ、これが、本校教員の組織文化で、最も大きな課題である。
  作り上げたキャリア教育カリキュラムを完成したものと捉えず、今後も、修正・開発を継続的に行うことが重要である。なぜなら、その営みを通じて、主体的に考え、研鑽し、学校全体をリードする教員を絶えず生み出していくことになり、桐蔭教育の改革発展につながるからである。生徒は、その教員の姿から多くを学ぶ。

平成29年度「桐蔭リーダー塾」を開催しました。(H29年7月10日)

桐蔭ならではのプレシャスなキャリア体験・20講座。

●今年もトップリーダーの方々をお迎えしました。

●一年生の講座でのまとめ発表の様子です。

●講師の方への質問も積極的に飛び交いました。

●3年は身近な進路を見据えた協議となりました。

 10日(月)午後、「和歌山県を代表するリーダー」とも言える20名の方々を講師としてお招きし、本校キャリア教育の一環として恒例行事となっている「桐蔭リーダー塾」を、1年と3年生を対象に開催しました。

 本年度も和歌山経済同友会様の全面的ご協力を得て、各界で活躍されているトップリーダー20名の方々に一講座ずつ担当していたき、20講座を同時展開しました。(以下に講師の方々の一覧表を掲載しています。)

 5限目は高校1年生が、「2030年の社会で活躍するために必要な力とは何か。またそのような力をつけるために高校時代にすべきことは何か」をテーマに、クラスを超えた7人グループで協議してきた内容をそれぞれプレゼン形式で発表し、講師の方々からご意見、アドバイスをいただきました。 

 6限は昨年度から導入した3年生でのリーダー塾錬成編身近に迫る大学進学を見据え、「『大学が求める人物像と社会が求める人物像を対比させ、大学時代におけるキャリア形成に必要なこと』は何だろうか。そのために『大学時代に経験しておいた方がいいこと』はどのようなことだろうか」をテーマに、やはりクラスを超えた7人グループでまとめた内容を講師の方々に投げかけご意見、ご教示をいただきました。

 生徒の発表内容にはなかなか深まりがなかったり、「省察」がしっかりとできていなかったりするものも少なからずありましたが、各講師の方々には、社会を生き抜き駆け上がってこられた豊かな経験と包容力で、生徒の発表や質問に真摯に対応していただきつつ、貴重なお言葉、ご助言、ご指導を数多く賜りました。生徒達は、日頃の教室や教科書の中だけでは決して学べない重みのある生きた言葉に触れることで、これかからの自身の「学び」や「生き方」に大いに示唆をいただくことができたようです。

 お忙しい中、貴重な時間を割き、本校生徒のために長時間にわたりご講義をいただいた講師の皆様方、和歌山経済同友会の関係の皆様方、本当にありがとうございました。


  ●平成29年度「桐蔭リーダー塾」講師の方々です。


弁護士派遣事業で「労働法」を学びました。(H29年6月23日)


 23日(金)6限、2年生キャリア桐の葉の授業で、7名の弁護士の皆様を講師としてお招きし、「労働法問題」についてワークショップ形式で講座を実施していただきました。

 この日は和歌山弁護士会より「弁護士の学校派遣パイロット事業」としてA~Gの7クラスに一人ずつ計7名の弁護士の皆様にお越しいただきました。

 弁護士の皆様には、6月当初より本校のキャリア桐の葉Ⅴで実施している「労働問題」をめぐる単元学習を補完、深化させていただく形で授業を展開していただきました。「労働」とは何か、「労働法」とは何か、といった大局的な面から、労働上のトラブル対応といった具体的な面まで、プロフェッショナルで専門的な見地から解説やQ&Aでのやりとりをしていただき、生徒達もめったに経験できない貴重

な講座に興味津々に取り組めていました。

 また、弁護士バッジも実物を手にとって見させていただくなど、たいへん刺激と示唆に富む1時間となったようです。



●講座を展開中の講師の先生方 

    

   ●A組 米澤弁護士        ●B組 野上弁護士        ●C組 奥野弁護士       ●D組 九鬼弁護士

           

            ●E組 石川弁護士        ●F組 中内弁護士        ●G組 和田弁護士

「桐蔭の学び入門」を行いました。(H29年4月11日)

 10日(月)入学式後より体育館に各自が机と椅子を運び入れ、11日(火)午前まで二日にわたり計315分間、本校新入生の恒例行事となったオリエンテーション、「桐蔭の学び入門」を行いました。

 初日はFD/キャリア委員長、学年主任、教務部から、桐蔭の歴史等もふくめ桐蔭での生活をより充実させるための全体的な講話。二日目は桐蔭生必携の冊子「桐蔭の学び」をもとに、各教科の代表の先生方から、「なぜ学ぶのか」「将来につながる学びとは何か」といった視点から各教科の熱いオリエンテーションがありました。

 最後の締めくくりは校歌指導。短い時間ではありましたが校歌に込められた崇高な理念をひもときつつ、AB組のリードも得て全員がしっかりと歌唱できるようになりました。

 二日間にわたり桐蔭での学びの本質を体感した新入生のみなさんは、そのあと続いて体育館で行われたクラブ紹介でも、興味津々に目を輝かせながら各部の説明に聞き入っていました。

 なんとも濃密で充実した桐蔭ライフのスタートを通して、屈強でポジティブな学びのスタイルを確立してほしいと思います。

    

 ●「桐蔭の学び入門」後の各クラブ紹介より

    

           

キャリア桐の葉Ⅴ・クラス対抗ディベートマッチ終了しました。(H29年2月17日)



●質疑応答でジャブの激しい応酬。

●「知のせめぎ合い」最終戦にふさわしい熱戦。

 高2キャリア桐の葉Ⅴの授業で実施されてきたクラス対抗ディベートマッチの最終戦(3回戦)がこの日武道場にて行われました。予選ラウンドでの各論題勝率上位4チームが顔を合わせ、以下のような組合せにて柔道場と剣道場同時展開で開催しました。

 難関の第二反駁に苦戦しつつもどの対戦も最終戦にふさわしい白熱したものとなりました。

 この活動を通してトータルに培った

   「情報処理能力」(情報を収集し整理する力)、

   「考える力」(論理的、批判的、広視野な思考力)、

   「表現力」(デリバリーとコミュニケーション力)

といった力を種々の活動を通して今後もさらに確かなものにしていってもらいたいと思います。

 またこの日はゲストアドバイザーとして、お忙しい中、県教育委員会から大町晋司先生にお越しいただき、対戦後に生徒達の取り組みぶりに対し、たいへん丁寧で包括的なご助言をいただきました。ありがとうございました。

●ディベートマッチ最終戦対戦組合せ(赤字が勝者、論題②-1は引き分け)


「付けたい力30」保護者アンケートにご協力お願いします。(H29年2月2日)

本校キャリア教育の成果と課題に迫ります。


●調査の案内(高1、2年用)

●「付けたい力30~高校生~」調査項目

 本校キャリア教育指導指標の柱である「付けたい力30」の保護者アンケートを全学年で実施します。2月2日付けで、生徒を通じ、調査の案内、30項目(案内の裏面)、マークカード、返却用封筒を配付しています。本校のキャリア教育の成果と課題を、生徒の自己評価、保護者、教員のそれぞれの立場から検証していくための取組の一環です。お忙しい中ではありますが、マークカードにご記入の上、封筒に入れ、2月14日(火)までに担任にご提出ください。高3は2月7日の第1回登校日または14日の第2回登校日に提出をお願いいたします。ご協力方なにとぞよろしくお願いいたします。

 ちなみに30項目を、

  1.①~⑤…人間関係形成・社会形成能力

  2.⑥~⑩…自己理解・自己管理能力

  3.⑪~⑰…課題対応能力

  4.⑱~㉓…キャリアプランニング能力

  5.㉔~㉚…学ぶ力

の5項目に分類しています。1~4の4つは文部科学省が定めるキャリア教育における「基礎的・汎用的能力」、5は「桐蔭生として身に付けさせたい独自の力」です。

 

 *左画像上での左クリックでPDF版を表示します。


キャリア桐の葉Ⅴ・クラス対抗ディベートマッチスタート(H29年1月20日)

「知のせめぎ合い」、新たなステージへ。


●論理構成力に加え、表現力も問われます

●フローチャートの記入は聴衆の大事なスキル。

 高2キャリア桐の葉Ⅴの授業でクラス内ディベートマッチに続き、新たにクラス対抗戦予選ラウンドがスタートしました。論題は引き続き、

 ①「日本は義務投票制を導入すべきである。是か非か。」と

 ②「日本は外国人労働者の就労のための在留資格を新設すべ

      きである。是か非か。」

 この日登場したのは各クラス論題①担当の計14チーム。クラス内マッチ時よりもさらに精緻に再構築した立論をもとに、相手チームの論の小さな綻びにつけ入ろうとする熱くシビアな攻防が7つのHR教室を舞台に繰り広げられていました。フォーマットに則ったこの「クラス対抗・知のせめぎ合い」を通して、社会問題への理解の深まりはもちろん、さらに確かな論理的思考力をしっかりと養っていってほしいと思います。

 なおこのあと本活動は、肯定否定の立場を入れ替えて予選ラウンド2回戦を行い、各論題上位4チームずつによる決勝ラウンドを2月にかけ行う予定となっています。


「はばたく紀の国」にて本校のキャリア教育が紹介されます。(H29年1月13日)

桐蔭「キャリア教育本気モード」の一端をごらんください。


●H28年度「はばたく紀の国」放送一覧表より

 本年度3回に渡り取材、収録をしていただいた本校のキャリア教育について特集していただく、県教育広報テレビ番組「はばたく紀の国」~教育は今~が以下の日時にて放送されます。

 1月15日(日)朝10:30-10:50 テレビ和歌山(5ch)

 「普通科系高等学校(中高一貫校)におけるキャリア教育」と題し、4年に渡り文部科学省研究開発の指定を受け、積み重ねてきた研究・実践内容について、キャリア桐の葉の授業の様子、桐蔭リーダー塾、最終年次研究発表会、各インタビュー(代表生徒、運営指導委員会・筑波大藤田先生、校長先生)等を通して紹介していただくことになっています。ご視聴方なにとぞよろしくお願いいたします。


キャリア桐の葉Ⅴ・クラス内ディベートマッチを行いました。(H28年12月16日)

All in Oneの活動でつける「論理的チカラ」。


●高2クラス内ディベートマッチの様子

●高1「15年後の私」班別再考活動


  

●インタビューを受けた高校生代表の3名。

 高2キャリア桐の葉Ⅴの授業でクラス内ディベートマッチが、9日、16日の2週間に渡り行われました。「ディベートとは何か」から始まる基礎学習に始まり、クラス内での練習試合(「制服廃止」と「携帯持込禁止」)を経て、11月からは以下の2論題で5人ずつのチームに分かれ本格対戦に向け精力的に準備を進めてきました。

 「日本は義務投票制を導入すべきである。是か非か。」

 「日本は外国人労働者の就労のための在留資格を新設すべき

  である。是か非か。」

 立論提示から反駁の展開、結論の再提示に到るまでそれぞれのチームがフォーマットに則って知的に熱く攻防を繰り広げました。2つの社会問題に切り込みながら、準備期間での情報収集力、試合でのとっさの判断力や伝達力、表現力など論理的なチカラをそれぞれが集結、また、モデレーターによる進行やジャッジの基準となるフローチャートの正確な記入等も含め、ディベート学習の基礎的な成果がトータルに現れていたようです。このあとは学年末のクラス対抗マッチに向けさらに学習を深めていくことになります。

  またこの日は、本校のキャリア教育をテーマとした教育広報番組「はばたく紀の国」(1月放送予定)の第3回収録日でもありました。6限目の高1、高2の授業の様子に加え、放課後に各学年の代表者による「将来の夢インタビュー」が収録されました。高校からは1G津村さん、2G岩田君、3E西山君が自作のフリップを持って登場。それぞれの夢をカメラに向かって力強く語っていました。くわしい内容については来年1月15日の放送に乞うご期待です。


国語科研究授業が行われました。(H28年12月15日)

英語は日本語を駆逐してしまうのか。日本語は英語を排斥すべきなのか。

●4つの評論の集約作業にグループで奮闘中。

●「翻訳」の本質にどこまで迫れたかを最終確認。

 本年度通算で34時間目のFD研究授業(質の高い授業を提供していくための校内研修)として、高1普通科で「現代文」の授業が行われました。

 この日は授業場所を図書館に移し、ジグソー法的手法を用いてのグループ別学習の二時間目。

 ●前時:外国語翻訳についての4本の評論を4つのエキスパー

     トグループに分かれて別々に読解、協議する。

 ●本時:前時にまとめた各要旨を、ホームグループに持ち帰り

         説明、さらに4作品に共通する要点を協議し簡潔にま

     とめ上げる。

という一連の活動を行いました。

 各評論から「翻訳」の本質に迫ろうと、グループでの報告と協議活動を通して、それぞれが苦心しながらもアクティブに課題解決に取り組んでいる姿が大変印象的でした。



キャリア教育講演会を行いました。(H28年11月19日)

激動する社会の中で「私」がすべきこと、やりたいこと、できること。

●社会と個について多くの示唆をいただきました

●理知的で熱いお話に思わず引き込まれました

 19日(土)、午後からのキャリア教育研究指定最終年次発表会を控えた1限、体育館にて、本校第32期OBで、国交省大臣官房審議官、伊藤明子様を講師にお招きしてキャリア教育後援会を行いました。講演テーマは「これからの時代を生き抜く後輩達へ」。あいさつ代わりに全校生徒で校歌斉唱のお出迎えをしたあと、講演会では、日本の「人と暮らし」の現状とこれからの展望、国交省の取組と国家公務員としての仕事、そしてご自身の仕事に対する理念やポリシーを約60分にわたり熱く語っていただきました。特に変動する社会であればあるほど確固とした「個」を持つといった生き方に関わる貴重な示唆をたくさんいただいたように思います。

 講演後の質疑応答のコーナーでも質問に一つ一つ丁寧に対応していただき、生徒達は高密度で収穫の多い時間を過ごすことができました。

 伊藤様においては、前日の深夜に和歌山入りし、講演後はとんぼ返りで帰京されるというタイトなスケジュールを縫って、後輩達のために貴重なお話をしていただきました。本当にお忙しい中ありがとうございました。


文科省研究指定開発学校最終年次発表会を行いました。(H28年11月19日)

桐蔭は、いかにして自ら人生を切り拓く人を育てるか。本校「キャリア教育」の総決算。


開会では今や定番となったショートムービー上映

高1ポスターセッション。クラス代表56名が発表。

高2ディベートマッチに向けての班別作戦会議。

高3はクラス全チームが社会問題とその解決策発表

パネルディスカッション時の会場の様子。

「締めくくり」としての藤田先生のご講演。


 19日(土)12:10より、本校体育館およびHR教室において、文部科学省指定研究開発学校最終年次発表会を開催しました。県内外の学校教育関係者、保護者等も含め143人の参加をいただき、この4年間の本校のキャリア教育の取組の成果を、全学年の授業を含め皆様方に公開させていただきました。

 研究会は岸田校長の挨拶で開会、まず、教頭より研究総論として、4年間で取り組んできたキャリア教育の内容を足早にではありましたが発表させていただきました。

 続く4限目の時間帯では、本校のキャリア教育の主軸である教科「キャリア桐の葉Ⅰ~Ⅵ」(中1~高3)の全学年の授業を各ホームルーム教室にて公開させていただきました。


公開授業の内容:

 ●中1キャリア桐の葉Ⅰ 「和歌山の自然」ポスターセッ

  ションに向けての準備

 ●中2・中3キャリア桐の葉Ⅱ・Ⅲ 「中3職場体験学習」

  個別発表

 ●高1キャリア桐の葉Ⅳ「15年後の私」ポスターセッション

 ●高2キャリア桐の葉Ⅴ「ディベート学習」クラス対抗マッ

  チに向けての班別準備

 ●高3キャリア桐の葉Ⅵ「正解のない問いに立ち向かう」

  社会問題チーム別発表

 

 公開授業についで14:10より、本校キャリア教育運営指導委員会の皆様をパネリストにお迎えし、本校からも校長、キャリア作業部会の代表2名が登壇、計8名によるパネルディスカッションを行いました。「桐蔭のキャリア教育を総括する」というテーマで、これまでの研究の道のりを振り返りつつ、また「付けたい力30」等に焦点を絞りながら成果と課題についてそれぞれのお立場から熱心なご協議をいただきました。

 パネリストの皆様:

   石川 陽様(キャリア教育コーディネーター)

   小滝正孝様(県学校教育局県立学校教育課長)

   佐藤史人様(和歌山大学教育学部教授)

   藤田晃之様(筑波大学人間系教授、

            前文部科学省教科調査官)


 最後は筑波大学人間系教授、前文部科学省教科調査官で本校運営指導委員でもいらっしゃる藤田晃之先生に「桐蔭の取組とこれからのキャリア教育」と題して記念講演をいただきました。本校の取組のポイントを軸に、学習指導要領の改訂等を踏まえたこれからのキャリア教育の展望について、総まとめとして今回もロジカルで熱いお話をいただき、本校キャリア教育の次の新しい一歩への勇気をいただくことができました。

 本校の研究指定は本年度をもっていったん終了しますが、これまでの取組の成果と課題を改めて整理し、さらに深化させながら生徒達に「自ら人生を切り拓く力」をつけさせるべく今後も取り組んでまいりたいと思います。

 当日は沖縄、佐賀、新潟といった遠方からも多数の皆様のご参加をいただきました。ホスト校として到らない点等多々あったかとは思いますが、ご参加いただいた皆様方に改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。



第2回運営指導委員会(キャリア教育)が行われました(H28年10月27日)

本校キャリア教育実践の拠り所として。

今回も密度の濃い協議が展開されました。

中3「職場体験決起集会に向けて」の活動を参観。

 本校キャリア教育研究推進のために指導、助言をいただく識者の方々からなる「運営指導委員会」。その本年度2回目の協議会をこの日の午後、校長室にて行いました。

 お忙しい中、今回も5名の委員の皆様、キャリア教育コーディネーター・石川  陽様、和歌山経済同友会・栗生 建次様、和歌山大学教育学部教授・佐藤史人様、筑波大学人間系教授・藤田晃之様、県学校教育局県立学校教育課副課長・川嶌秀則様にお集まりいただき、前回6月からこれまでの取組と、いよいよ来月に迫った研究指定開発学校最終年次発表会に向けてのご助言・ご意見をいただきました。

 5限には、中学校3年の「キャリア桐の葉Ⅲ」の授業を参観していただき、職場体験学習の事前学習に取り組む生徒達の活動ぶりやキャリアの授業でめざすべき力の付け方などについて具体的なアドバイス、ご意見、アイデアを頂戴しました。本校キャリア教育推進のサポート機関として、今回も的確で実践的なご指導をいただく貴重な機会となりました。各委員の皆様には11月19日の最終年次発表会でも指導助言をいただくことになっています。引き続きどうぞよろしくくお願いいたします。




保健体育科研究授業が行われました。(H28年10月24日)

チーム協議を制する者は、バスケット競技を制する。

●各チームの動きをタブレットPCで撮影


●動画を元にアウトナンバー時のオフェンスを協議

 24日(月)4限に、高3保健体育でFD研究授業が行われました。この日の題材は選択種目男子バスケットボールで、学習目標はアウトナンバーの状態から確実に得点できるようになること。

 6人ずつ5班に分かれた生徒達は、それぞれの班の3対2のゲーム形式での動きをタブレット型コンピュータで撮影し、その録画を元に、数的優位な状況からいかに確実に得点に結びつけるかを班で協議、最終的に5対5のゲーム形式に活かしていくという流れでした。

 生徒達は非常にきびきびとシステマティックに動きながら班の、あるいは個人の課題解決に向け意欲的に活動できていました。

 また放課後には、授業についての改善点や課題などについて保健体育科の先生方を中心に熱心な協議か行われていました。桐蔭FD(質の高い授業を提供するための研修)はもちろん、すべての教科において実践中です。



数学科研究授業が行われました。(H28年10月17日)

学ばなければ意味がない。鍛えなければ育たない。

生徒は「発展的課題」で数学力を着実に涵養。

先生方も「授業のあり方」の研修に勤しみます。

 秋も徐々に深まり、じっくり落ち着いて学習活動に勤しめる季節となった10月第3週のこの日、高1数学でFD研究授業が行われました。

 二元一次方程式を題材に、前時の確認テスト導入による復習の定着、予習を前提とした発展的内容の重点化、時間内の復習と課題の意識化といった「桐蔭スタイル」の構築を目指す授業です。

 生徒達は二元一次不定方程式ax+by=cの整数解を、まず4種類の個別パターンで帰納的に探り、次いで整数解を持つための必要十分条件を証明で普遍化し、最終的に演習問題につなげていくという流れの中で、グループやペアでの活動を通して集中力を高めながらしっかりと学習に取り組めていました。

 また今回も教科や中高の垣根を越え多数の先生方が熱心に参観し、いかに生徒達を鍛えることで学力を伸ばしてけるかについて研修を深めていました。生徒も先生も「学びの秋」の中で切磋琢磨しています。



「キャリア桐の葉」鋭意専心進行中。(H28年9月30日)

確かな学力+豊かな生きる力を。

「15年後の私」はどこで何をどのように。(高1)

ディベートのネック、フローチャート学習(高2)

死なない世界で君はどう生きる?(高3)

 金曜6限は本校キャリア教育の主軸・教科「キャリア桐の葉」の時間です。テスト発表週最終となったこの日も全学年でHR教室を中心に学年ごとの学習計画に基づいて展開されました。

 高1(桐の葉Ⅳ)では「15年後の私」をテーマとするポスターセッションに向けての準備、高2(桐の葉Ⅴ)ではディベート基礎学習としてフローチャートのまとめ方、そして本年度新たにスタートした高3(桐の葉Ⅵ)では、「答えのない問いに立ち向かう」をテーマにしたグループ学習が進められました。

 特に3年生は、「永遠に寿命を与えられる世界で自分の余命を自己申告し、そこまでの生き方を考える」という難題にチャレンジ中。この時間ではそれぞれが小論文的にまとめた答えをチームで輪読し、お互いにアドバイスを与えることで考えを深め合うというチームセッションが活動的に行われていました。

 各学年とも通常教科の学習で定期テストに向けての準備を整え確かな学力をしっかりと固めると同時に、キャリアの時間の種々の課題に挑むことで、一歩先を見据えた「生きる力」の基礎をもまた着実に培う取り組みがなされています。

       ●高1の教材より


理科研究授業が行われました②。(H28年9月29日)

決して目には見えないが、そこに確かにある「力」を論理的に解明せよ。

「物体の運動」という現象の自力解明に向けて。

 先日の1年G組での授業に続いてこの日4限、1年F組でも理科・物理のFD研究授業が行われました。担当教員は異なるものの、授業内容はやはり理科の本年度の研究テーマ「重なった二つの物体を引っ張った時の加速度を運動方程式を用いて自力で求めること」。「運動」という現象を理路整然と解明する、ある種ダイナミックとも言えるプロセスの中で、生徒達は、ある時は先生の説明に力強く頷き、ある時は疑問を率直に投げかけ、またある時は自然発生的にグループ協議を始めるなど、めいめいが学習活動を深めていました。物理という教科の、一筋縄ではいかないからこその醍醐味や魅力が垣間見える授業となっていました。

*FD(Faculty Development):常に質の高い授業を生徒達に提供していくための教員による校内研修

●平成28年度理科(物理)の教科研究テーマのベースとなる課題


研究指定開発校最終年次発表会最終案内を掲載しました。(H28年9月26日)

 平成25年度より文部科学省研究開発学校の指定を受け、「進学を主とする普通科系高等学校(中高一貫校)におけるキャリア教育」をテーマに研究を進めてまいりました。研究指定の最終年次を迎え、その取組のまとめとして、研究開発学校最終年次研究発表会を別紙のとおり開催いたします。多くの皆様にご参加いただき、ご指導ご助言を賜りますようご案内申し上げます。

■参加申込を10月25(火)までにFAXまたはメールにて送信してください。


研究開発指定校最終年次発表会最終案内(PDF)


参加申込書様式(エクセル)




キャリア桐の葉Ⅴ・ディベート学習始まりました。(H28年9月2日)

「知の格闘技」の手法を学び、論理力を養成。


オリエンテーションDVD視聴で学習スタート。

 2日より、高校2年生キャリア「桐の葉Ⅴ」の時間でディベート学習がスタートしました。ディベートは、ルールに則って言葉によって相手と論題の是非について渡り合うことから「知の格闘技」とも呼ばれますが、情報収集力、判断力、意志決定力といった論理的思考力の基礎を身につけるにはマストな活動です。

 この日はディベート入門実践編としてDVDの鑑賞を通して『ディベート』とはどのようなものか」というイメージを個々がしっかりと固めました。

 このあと後期にかけて、クラス内模擬ディベート、クラス対抗ディベート大会へと学習が進む中で、それぞれの「論理力」の高まりを大いに期待したいと思います。




中学校数学研究授業を行いました。(H28年9月1日)

高等学校につながる学習を中1でも。


系統だった高度な課題にチャレンジ中の中1クラス。

 本校FD(質の高い授業を提供していくための校内研修)の一環として、1日、中学1年生数学の研究授業が行われました。授業内容は、本年度の教科数学の中高共通テーマである「方程式」。生徒は、従来中学段階では未習となる「係数としての文字aを含む一次方程式」にチャレンジしましたが、高等学校での学習につながってゆく文字係数aの場合分けという基本概念の習得を目指して、ペアやグループで活動的に取組が行われていました。

 先生方も、教科や中高の垣根を越え、授業参観を通して授業のねらいや展開の仕方、教材の系統性等についての研修を深めています。




ジョブシャドウイング週間終了。(H28年8月23日)

貴重な体験学習で夏休みの締めくくり。

 19日(木)より実施した本年度のジョブシャドウイング週間が22日(月)をもって無事に終了しました。本年度は1、2年生の希望者22名が、予定通り14カ所の事業所・企業様にてお世話になりました。

 体験時間そのものは短いものでしたが、実社会での職業を間近で観察させていただくという貴重な経験を通して、生徒達は自分の将来に対する進路意識や、これからの自らの学びに対するモチベーションをしっかりと高めることができ、夏休みをたいへん充実した一日で締めくくることができました。現在はめいめいがお礼状をしたためつつ、事前学習から事後学習にいたる流れの中でジョブシャドウイング活動のまとめを行っているところです。

 多忙な中、また種々の制約の中、生徒達の受け入れに関してご高配いただいた各事業所・企業様、直接手厚く生徒のお世話をおただいた関係の皆様方に改めて厚く御礼申し上げます。 

   

●ベルナール様でウェディングドレス収納確認。●レオ動物病院様にて犬舎前での状態観察。 ●川端不動産研究所様にてデータの確認作業。




ジョブシャドウイング週間始まりました。(H28年8月19日)

実施3年目。職場体験の新しいカタチ。


テレビ和歌山様にて3時のニュースの進行を観察中。


サイバーリンクス様では本校OBの社員さんに密着。

 8月18日(木)より22日(月)にかけて、本校キャリア教育の一環として本年度の「ジョブシャドウイング」体験週間が実施されています。

 「ジョブシャドウイング」とは、社会で働く人に影(shadow)のようについてまわり、仕事の様子を観察させていただく体験活動。従来の職場体験やインターンシップのように、仕事を直接体験するのではなく、社会人の方々の働く様子をそばで観察することで、社会を知り、働くとはどういうことかを知る体験学習です。

 実施3年目となった今年は、1、2年生合わせて22名の「ジョブシャド」体験希望者が、それぞれ希望する職種領域に基づいて、事前にご協力をお願いした計14カ所の事業所・企業様にお世話になります。

 夏休み終盤の一日もしくは半日の体験ではありますが、将来に向けてのモチベーションをよりいっそう高めていくための貴重なチャンスとしてもらいたいと思います。 




教職員夏期研修実施中。(H28年8月4日)

夏休み、先生方も学びます。

補習と平行しての研修実施。生徒も先生も学びます。

 8月4日より、教職員の校内研修として、文部科学大臣補佐官の鈴木 寛氏による、さる6月24日の和歌山大学での講演の様子を記録した音声を聴講するという研修が始まりました。「桐蔭FD会議」(Faculty Development)と呼ばれる、常に「質の高い授業」を提供していくことをねらいとする教員研修の一環です。テーマは「高大接続システム改革について」。新しい時代への動向を踏まえた高校・大学教育のあり方と高大の入試接続について、本校のすべての先生が8月中旬にかけて4日間の悉皆(しっかい)で聴講することになっています。先生方も常に学び続けています。




研究指定開発校最終年次研究発表会一次案内を発送しました。(H28年7月28日)

研究指定開発校最終年次研究発表会一次案内(PDF)

「桐蔭リーダー塾」が和歌山新報さんに掲載されました。(H28年7月15日)

「『社会で活躍するには』桐蔭高で各界リーダー語る」(和歌山新報2016年7月15日付け)より

国語科研究授業が行われました。(H28年7月8日)

「多読」で古文を読み解く力をつけよう。

 7月8日、国語科による研究授業が高1・国語総合の授業で行われました。本校国語科が本年度の教科研究テーマとして掲げる「多読による古文読解力養成」に則り、この日の多読教材設定は名編「徒然草」。中でも中学校からなじみの深い「仁和寺にある法師」と、やや難易度の高い「神無月のころ」の2本が取り上げられました。4人のグループ学習形態を基本に、筆者である兼好法師の主張の内容とその普遍性を読み取るという目標達成に向けて、活気みなぎる活動が展開されていました。




桐蔭リーダー塾が行われました(H28年7月8日)

和歌山のトップリーダーに生きる力を学ぶ。

開始式にて同友会代表幹事・樫畑様よりご挨拶

リーダ塾・1年生の様子

リーダー熟錬成編・3年生の様子


 「桐蔭リーダー塾」は、和歌山経済同友会様の全面的サポートを得て、地元和歌山で活躍されている「本県を代表するリーダー」とも言える方々20名を講師にお招きし、生徒が社会を生きるために必要な力を学ぶ特別授業で、平成26年度より毎年開催しています。本年度も以下の20名の講師の方々にお忙しい中お越しいただき、充実した講座を展開していただきました。

 本年度より、実施形態を修正、従来高校1年のみで1時間枠で行っていた講座を高校3年を対象にした「桐蔭リーダー塾~錬成編~」として加えた2時間枠として実施する形としました。

 各講座は高1、高3とも設定したテーマに基づいて、まず生徒が自分たちのまとめを提示させていただき、それを足がかりに講師の先生からの助言・アドバイス等をいただくというフォーマット。高1は「社会で活躍するために必要とされる力とは」をテーマにクラスを越えた14人のチームで6時間の事前学習をこなしまとめあげたものを、また高3では事前学習2時間で7人のチームで挫折、失敗について分析、「成功のもとになる失敗とその生かし方」「成功のもとにならない失敗とその回避の仕方」について協議を通してまとめたものをそれぞれ講師の先生に投げかけました。

 司会等を含め生徒主体の講座運営のため、中にはなかなかおぼつかない展開となる場面もあったようですが、講師の皆様にはファシリテートの面でもお骨折りいただきました。なによりも、実社会を駆け上がってこられた講師の皆様方の重みのある一言一言に、そしてその熱い語りかけに、生徒達も真剣に受け止めつつ、それぞれのテーマについて学びを深められた様子でした。

 お忙しい中、本校の生徒達のために貴重なお話を賜った講師の皆様方、本当にありがとうございました。



第1回運営指導委員会(キャリア教育)が行われました(H28年6月24日)

本校キャリア教育「第1回運営指導委員会」が開催されました。


 「運営指導委員会」とは、本校キャリア教育研究推進のために指導、助言をいただく識者の方々からなる特別サポート組織。

 この日はお忙しい中、キャリア教育コーディネーター・石川  陽様、千葉商科大学教授・鹿嶋 研之助様、和歌山経済同友会・栗生 建次様、県学校教育局県立学校教育課長・小滝 正孝様各委員の皆様にお集まりいただき、同窓会館にてこれまでの本校キャリア教育の取組と今後の展開について、専門的な立場からの協議を通してご助言をいただきました。


 また6限には、高校1、2、3年の「キャリア桐の葉」(高1・3は「桐蔭リーダー塾」に向けてのそれぞれのグループワーク、高2は和歌山労働局の講師の方をお招きし、講義を通しての「労働法」についての学習)の授業を参観していただき、個々の授業の展開についても具体的なアドバイス、ご意見を頂戴しました。いただいた貴重なご助言を十二分に生かしつつ、文部科学省研究指定最終年次の充実を目指し、さらに研究と実践を深めてまいりたいと思います。




「桐蔭リーダー塾に向けて」(H28年6月17日)

7月8日の「桐蔭リーダー塾」に向けて高1と高3で着々と準備が進んでいます。


 地元和歌山で活躍されている20名の方々を講師にお招きして、「社会で生き抜く力とは何か」を生徒達自身が考察し投げかけながら貴重なお話をうかがわせていただく桐蔭キャリア教育ならではの行事「桐蔭リーダー塾」。今年は従来の1年生に加え、3年生でも「錬成編」として2度目のリーダー塾を実施させていただく運びとなっています。

 1、3年とも来月のリーダー塾に向け、クラスを越えた7人チームを編成、1年生は「社会で活躍するために必要な力」について、3年生は「成功のもとになる失敗、ならない失敗」というテーマについてチームで協議を通してまとめ、リーダー塾当日、それぞれの講師の方々に投げかけることで学習を深めていきます。

 この日は、1、3年ともそれぞれ10カ所ずつの教室に分かれての事前学習。1年生は講座ごとに2チームが合体した14人モードで、7人チームで考えた「社会で必要な力」を持ち寄り協議。3年生は初顔合わせの7人で役割分担や「失敗の原因の分類」についての協議を行い、それぞれ本格的な準備活動に入っていました。




英語科研究授業が行われました。(H28年6月16日)

All in Englishでサンデル教授に迫りました。

 6月17日、英語科による研究事業が高3で行われました。科目はコミュニケーション英語Ⅲで、単元内容はハーバード大学マイケル・サンデル教授の講義や著書の内容がまとめられたレッスン"What’s not for Sale?(お金で買えないものは?)"。「道徳観や教育はお金に換算できるのか」というテーマのもと、Q&Aや4人チームによる協議なども組み込まれつつ、授業は全編英語で展開されました。高度な内容でしたが、生徒たちは「英語を読む・聞く・話す・書く」活動にしっかり集中して取り組めていました。




数学科研究授業が行われました。(H28年6月2、3日)

高校数学科で高1の研究授業が行われました。

 6月2日と3日両日に渡り、数学科による校内研究授業が高1で行われました。単元は数学Ⅰの中でもキーポイントとなる「二次関数の最大と最小」。視覚的に定義域を捉え、変数aを場合分けしていく手法を第1限で学び、第2限では4人のチームに分かれ協同作業をしながら発展問題にチャレンジしました。「学びあい」の中から「なるほど!」「なんでこうなるん?」といった声が上がるなど、生き生きとした学習が展開されていました。



国語科研究授業が行われました。(H28年6月8日)

高校国語科で古典の研究授業が行われました。

 6月8日、国語科による古文の研究事業が高3文系クラスで行われました。学習単元は古典の名作中の名作「源氏物語」の中の「住吉参詣」。長編読み物からの部分的抜粋の読解にあたる際のポイントや諸注意を踏まえ、ペアによる原文読み合わせ活動に続いて、辞書、文法書を駆使して個別に現代語訳にチャレンジしました。学習のポイントである「主語の省略」や「付属語」等に苦戦しつつも、精力的に名作読解作業が進められていました。



校長先生直伝、「短歌の作り方」(H28年5月30日、6月3日)

岸田校長先生による「短歌を作ろう」の特別授業が行われました。

 岸田校長先生による「短歌作り」の授業が、1、2年生のそれぞれの学年全体を対象に、5月30日と6月3日の二日に渡り柔道場で行われました。本校のキャリア教育の一環として行われたこの特別授業では、完成度の高い短歌を例に、「日常」と「非日常」をどう織り込むか、また「予定調和」に終わらないストーリー性をどのように創出するかといったポイント等が語られました。また下の句を考える練習題では、頭を悩ませながらも真剣に取り組んでいる生徒たちの姿がたいへん印象的でした。



キャリア桐の葉Ⅴ「ビブリオバトル」を行いました(H28年5月27、30日)

高2「キャリア桐の葉Ⅴ」で「ビブリオバトル」の活動を行いました。


 自分のお気に入りの本を自分なりの言葉で紹介し、参加者との質疑応答を経て最終的に投票で「チャンプ本」を選ぶ「ビブリオバトル」。先週の全員参加によるグループ予選を勝ち上がったベスト8の8名が、5月27日と30日の両日に渡り、各クラスで再び熱いバトルを繰り広げました。「知的書評合戦」とも呼ばれるこの活動、発表者の効果的なプレゼンテーション力と、聞き手の質問力によって、各クラスともたいへんアカデミックな盛り上がりを見せていました。


キャリア桐の葉Ⅵ「常識を疑い、常識を知る」活動スタート(H28年5月)

高3「キャリア桐の葉Ⅵ」、新聞記事を題材に批判的思考力養成の演習が始まりました。

 「答えのない問いに立ち向かう」ための論理的思考力を鍛えることを全体テーマに、高3で本年度から始まった「キャリア桐の葉Ⅵ」。4月の全体オリエンテーションのあと、5月中旬からは、物事の根拠を求め、多面的、他面的に捉えるという視点から新聞記事に切り込んでいくという活動がスタートしています。

 この日は各自が持ち寄った新聞を精読し、批判的な視点から個別にアプローチして記事を選定、さらに4人チームで協議しチームの課題テーマとなる記事を決めるという課題設定作業が行われました。限られた時間の中、真剣に記事をリサーチする姿がすべての教室で見られました。


平成28年度 キャリア桐の葉Ⅳ「桐蔭の学びインタビュー」を行いました

4月最終週から5月第1週にかけて、1年「桐蔭の学びインタビュー」の活動を行いました。
職員室はインタビューの花盛り。聞き手の生徒も話し手の先生も熱く取り組んでいました。
 4月の入学式の直後に行った「桐蔭の学び入門」での各教科からの講義を受けて、1年生全員が3名ずつのチームに分かれ、校長、教頭を含む教職員のもとを訪問し、「桐蔭の学びインタビュー」を敢行しました。
 事前にはまずあいさつとインタビュー実施のアポ取り。本番では「教科の魅力」「勉強の仕方」「学ぶ意義」などについて、メモをとりつつ3人でしっかりと聴取し、担当の先生方から貴重なお話を聞き出せていました。
 事後には、インタビューした内容についてレポート形式で報告書を作成、クラスで読み合わせを行うなど、しっかりと学びを深める活動ができていました。

キャリア桐の葉Ⅳ始動しました

4月11日(月)、1年生「桐蔭の学び入門」を行いました。新入生全員が、机とイスを体育館に運んでの学びです。281のイスと机は見ていて壮観です。

スナップショットコメント



 午前中は教頭、学年主任の講話に続いて、教務と生活指導のアセンブリーを行いました。教務部長からは授業の受け方や単位習得、学習習慣の確立の大切さ等について、生活指導部長からは身だしなみや遅刻、交通ルールの遵守やSNS使用についての注意が行われました。
 午後からは、桐蔭生必携の「桐蔭の学び」ファイルを用いて各教科の学び編です。キャリア桐の葉、国語、社会、保健体育、数学、理科、英語の各教科の代表の先生方がそれぞれの教科について、「なぜ学ぶのか」、「何のために学ぶのか」、「将来にどうのように役立つのか」といったキャリア教育の視点から様々に趣向を凝らした講話を行いました。
 しめくくりは校歌歌唱指導。はじめての歌唱チャレンジでしたが、歌詞の言葉もしっかりと理解し、AB組のリードのもとスムーズに習得できていました。
 桐蔭生活二日目の「学び入門」、長時間でしたが全員がしっかりと「桐蔭の学び」をスタートさせました。

12月12日 研究開発3年次発表会が行われました

平成25年度より文部科学省・研究開発学校の指定を受けてキャリア教育に取り組んできました。その成果や課題について広く知ってもらう場として、12月12日(土)、本校体育館を会場にして3年次研究発表会を開催しました。

 遠くは沖縄県や宮崎県をはじめとする県外や県内から、また校種も小中学校、高等学校に加えて教育関係機関まで、さらに本校の保護者も含めて114名の方々が参加してくれました。

 12時30分、校長・岸田正幸の挨拶に始まり、桐蔭中学校1、2年生、桐蔭高等学校1、2年生の授業を参観していただきました。中学校1年生では、翌週の職業人インタビューに向けた準備の授業、中学校2年生では、11月末に行われた京都大学訪問のレポートを情報教室のパソコンを使ってまとめる授業を行いました。高等学校1年生は、15年後の「私」を描いたポスターを使った体育館でのポスターセッション、高等学校2年生は、ディベート学習でその準備段階におけるクラス内練習試合を行いました。


ポスターセッション(高1)ポスターセッション(高1)


ディベート(高2)


14時10分からは、教頭・歌保晴が「桐蔭キャリア教育の取組経過とその課題」について研究発表を行い、その後、今回ご出席いただいた鹿嶋研之助(千葉商科大学教授・元文部科学省教科調査官)、藤田晃之(筑波大学教授・前文部科学省教科調査官)、石川陽(キャリア教育コーディネーターネットワーク協議会認定エグゼクティブコーディネーター)の三氏によるこれまでの取組に対する指導助言が行われました。



研究発表
パネルディスカッション

 続いて15時30分からは、三氏にパネリストになってもらい、校長岸田がコーディネーターを務め、パネルディスカッションを行いました。そこでは、聞く側が退屈しないよう、1つのテーマを一人3分程度、計10分程度で議論しました。主なテーマとしては、

○ 高等学校、特に普通科におけるキャリア教育として求められるもの

○ 学力向上、特に学習意欲の向上とキャリア教育の関係について

○ 評価の観点のあり方

○ 本校においてキャリア教育を進めていくにあたってのアドバイス

などで、各パネリストからの有意義な話が展開される中、17時にすべての行事が無事終了いたしました。

 帰り際に提出していただいたアンケートでも、今回の研究発表会に対して好評をいただいた感想が寄せられ、来年度の最終年次発表に向けて大きな励みとなりました。

最後に、今回わざわざお越しいただき、貴重なご意見等をいただいたことにお礼を申し上げたいと思います。

文部科学省研究開発学校 3年次研究発表会

研究発表会の案内はこちら

参加申込書はこちら

本校の目指すキャリア教育

 本校では、平成25年4月から文部科学省の指定を受け、「キャリア教育」の研究開発に取り組んでいます。本校の目指すキャリア教育の概要は、以下に示す通りです。


【桐蔭におけるキャリア教育とは】


 本校では、「桐蔭は、自ら人生を切り拓く人を育てます」を目指す教育の姿と位置付け、それを実現るためのキャリア教育とは何か、どのようなカリキュラムが必要かといったことをテーマにした研究と実践に取り組んでいます。

 なぜ、桐蔭においてキャリア教育が必要なのか。それは、グローバル化が進展する国際社会にあって、日本社会の一員として使命感をもって貢献できる力、情報を収集しそれを活用できる力、他者と調整しながら目標を達成できる力、深く物事を探求して考えることのできる知力など、社会のリーダーとなるべき資質をしっかりと身につけた人材が求められている。桐蔭は、そうしたリーダーを育成する責務があると考えているからです。

 桐蔭におけるキャリア教育とは、そうしたリーダーとなるべき資質、現代社会が求める総合的な人間力を、桐蔭でのすべての学びの中で育てようというものです。

 


【キャリア教育の内容と特色】


 桐蔭では、キャリア教育を進めるために、「キャリア桐の葉」という新しい教科を設置しています。この教科カリキュラム編成にあたっては、二つの視点を大事にしています。それは「省察的気づき」を促すという視点と、「自らの考えを言語化」するという視点であり、この二つの活動を系統的に組み入れていくことにしています。

 なぜなら、桐蔭のキャリア教育は、いわば人間的な成長を促す行為であり、そうした成長を促すためには現在の自分を振り返り考えるということが必要であるととらえているからです。

 そして、もう一つの言語化は、リーダーとして生きていくためのスキルとして最も必要な資質であると考えているからです。


桐蔭のキャリア教育を紹介します



  • 桐蔭のキャリア教育の考え方や取組を紹介するために、キャリア通信を発行しています。

   キャリア通信はここから


  • 人はなぜ学ぶのか。学校での学びが人生にどのように役に立っていくのか。そして、日々の学習をどのように取り組んでいけばいいのか等、また、科目ごとの学び方や年間指導計画、さらには推薦図書まで盛り込み、全教科をキャリアの視点で見直した「桐蔭の学び」という冊子を作成しました。桐蔭のキャリア教育は、この「桐蔭の学び」を活用するところからはじまります。

  桐蔭の学びはここから


  • 「桐蔭リーダー塾」、「ジョブシャドウイング」、「15年後の私のポスターセッション」など、平成26年度1年間かけて取り組んできたキャリア教育の概要を紹介します。

  1年間のキャリア教育はここから


  • 桐蔭のキャリア教育の中核となるのは、「キャリア桐の葉Ⅰ~Ⅵ」という特別教科です。このうち、高校1年生で実施した「キャリア桐の葉Ⅳ」の内容を紹介します。

  キャリア桐の葉はここから




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